ONE PIECE 巻八  ”死なねェよ”


第63話 ”死なねェよ”

クリーク、ギンをカス呼ばわりします。
苦しむギンへ酷い言葉を平気で投げかけます。
そんなギンを抱きとめているサンジくんがちょっとステキ(笑)。
店から出てきたパティとカルネに、サンジは解毒剤を用意させます。
ゼフはマスクも当てろ、と助言。
「絶対死ぬなよギン・・・!!」
ルフィ、ギンを振り返りもせずに言います。
「あんな奴になんか殺されるな!!!
 意地で生きろ!!わかったな!!?
 あいつはおれがブッ飛ばしてやるから」
クリークを睨みつけながら言うルフィですが、
「よせ・・!!あんたじゃ・・あ あの男に勝てない・・・」
それでもギンはクリークの強さを信じているのです。
真正面から挑もうとするルフィを止めるサンジですが・・・

「死なねェよ」
・・・・・・男前。クリークへ向かってダッシュ。
「『ヒレ』から先はてめェの墓場だ!!!」
折れたマストの上を走って向かってくるルフィへ向けて撃つクリーク。
「おれの墓場!?」
砲弾で海面が跳ね上がり、視界が遮られます。
その隙に槍発射。
肩と、太腿に槍をくらいます。
しかしルフィはその足を止めません。
波を破ってクリークの元へ。
油断してたクリーク、2発目の準備をしますが、
ルフィは足で海面を蹴り、目には目を、で目くらましを。
腕を伸ばしてクリークを殴ろうとしますが、
クリークは「剣山マント」をまといます。
「汚ねェ・・・!!何だあの針だらけのマントは!!!」
「あんなの素手じゃ触れもしねェじゃねェか!!」
サンジやコックがうろたえるなか、
「ゴムゴムの・・・銃弾(ブレット)っ!!!!」
針マントの上から・・・ルフィのパンチがクリークにめり込みます。
見てる人間の方が手ェ痛そうにしてます。
倒れるクリーク。どよめく海賊。
「ここははたして おれの墓場か・・・・お前の墓場か・・・・」
手からは血をボタボタとたらし、肩に刺さった槍を引き抜きながらのルフィのセリフ。
「おれの墓場か・・・お前の墓場か・・・・!!・・・・・だろ!!!
 たかが槍とか針のマントくらいでおれの墓場って決めるな・・・!!
 ここはおれの死に場所じゃねェ!!!」
ぐはー!男前船長!!!
でも顔は結構アセってます。痛かったらしい。

「無茶苦茶だぜあの野郎」
「あいつをよく見とけサンジ・・・
 たまにいるんだ 標的を決めたら死ぬまで戦うことをやめねェバカが・・・」
「戦うことを・・・」
「ああいうのを敵に回すと厄介なモンだぜ・・・」
何かゼフの話を真面目に聞いてるサンジくんがかわいいです。
「この勝負勝つにせよ負けるにせよ
 おれはああいう奴が好きだがね・・・」

ちょびっとアセる海賊、応援するコック、静かに見つめるサンジ。
「ここがてめェの・・・・・死に場所じゃなけりゃ
 一体・・・・誰の死に場所だァアア!!!」
殺気をビリビリ出しながら立ち上がったクリーク、ルフィに盾をぶち当てます。
そのまま砲弾発射しますが、その前に上に跳んでたルフィ。
「お前のだよ!!!」
踵(?)落とし!!!


第64話 ”大戦槍”

再び倒れるクリーク。
無敵のクリークの倒れる姿に慌てる海賊たち。
「あいつは何なんだァ!!!!」
にっ・・・と不敵な笑いのルフィ。
クリークの”最強”に不安を抱きだす海賊たち。
「くだらねェこと言ってんじゃねェ!!!!」
両手の盾を合わせて、立ち上がるクリーク。
合わさった盾は形を変え、”大戦槍”となります。クリーク最強の武器。
それは打ち込めば爆発する槍。
振り下ろすクリーク。爆風で海へ吹き飛ばされるルフィですが、腕伸ばして何とか落下を免れます。
着地したルフィ、膝から力が抜けてきてます。
血を流しすぎです。長期戦になれば不利です。
それでなくても足場は沈みかけた船の残骸。
力の出ないルフィに向けて槍を振り回すクリーク。
海賊曰く、この大槍は1tはあるもの。
この怪力がクリークが最強たる所以。
・・・・・あれ?これ盾じゃなかった。「肩あて」だって。・・・・そっか・・・・。

とりあえず槍をかわすルフィですが、直撃のピンチ。
でも柄の部分に捕まって何とかセーフ。
ルフィごと床に叩きつけようとするクリークですが、これまた直前に離脱。
飛んだルフィめがけて槍を突くクリークですが、ルフィ、正面で受け止めます。
そして爆発。
「もういっちょ・・・・」
そしてまた爆発。
吹っ飛ぶルフィですが・・・・槍の先端が折れました。
「5発パンチ入れてやった・・・・・!!覚悟しろよ!!!」
爆発覚悟でパンチ入れてました。
ついでに広い足場の上に上手く移動してました。
「この広さならお前をブッ飛ばせる!!!」


第65話 ”覚悟”

槍の先端が折れたらただの棒つき爆弾だ、と言うルフィですが。
それでもクリークは自分の武力を疑いません。
重症の体に2発も爆発を受けた男に何言われようが強がりにしか聞こえないのです。
サンジくんもルフィの体を心配してます。
「くそ・・・あれだけの装備つけられてちゃいくら何でも・・・・!!」
「・・・・・全身に何百の武器を仕込んでても
 腹にくくった”一本の槍”にゃ敵わねェこともある・・・・」
ところでゼフとサンジ、2人並んで観戦してるのが何か好きだ。
「生きるか死ぬかの海賊の戦場じゃあ 一瞬でも死に臆した奴はモロくくずれる」
「何の話だよ」
「少なくともあの小僧に ためらいはない」
ゼフ、さすが年の功、ステキな事言うね。
「生きるための装備か・・・死を恐れぬ”信念”か・・・・」
「信念・・・・・!!?」
ゼフの言葉にサンジくんもある意味目から鱗。

再び槍を振り上げるクリーク。
船の残骸をいろいろ投げて応戦ルフィ。
しかし火炎放射で難なくかわすクリーク。
ゴムゴムの銃乱打(ガトリング)、銃弾(ブレット)、続けて打ち込みますが、
クリークの全身鎧の前ではダメージを与えられません。
逆にルフィの肩の傷から血が噴き出ます。
己の鎧に自信たっぷりのクリーク。
「・・・もうちょっとだと思うんだよなーーー・・・・」

「”最強の装備”と”最強の力(パワー)”こそ最高の『武力』だとわかったか!!
 そして力ある者に逆らった奴は死ぬのさ カナヅチ小僧」
マストの上に登って、上から爆弾をばらまくクリーク。
足場もろとも吹っ飛ばす気です。
「強ェ奴が生き残るんだ!!!」
「じゃあおれだろう・・・・・!!」
マストを登るルフィ。
向かってくるルフィに槍爆弾をかますクリークですが、ルフィは止まりません。
ゴムゴムのバズーカをかましますが、爆発の衝撃はさすがにルフィに大きなダメージ与えてます。
「効かねェな!!しょせん貴様の力はこれが限界だ!!!
 だがこの最強の鎧にヒビを入れたことはほめてやるよ!!!」
足場爆発。
叫ぶサンジ。静かに見つめるゼフ。

生きるための”装備”か・・・死を恐れぬ”信念”か・・・・・

まだ動くルフィ、マストから落ちていくクリークめがけて、その腕を振り下ろします。
「何!!?」
「ゴムゴムのバズーカッ!!!」
鎧は砕け散り、ルフィの攻撃はクリークに直撃。


第66話 ”噛み殺した槍”

鎧は粉々に。クリークは血を吐きながら落下していきます。
んが!!!
「うかれるな!!!」
「うわっ!!生きてた!!」
さすが、というか、しぶといですクリーク。
上空のルフィめがけて鉄の網を投げます。ルフィ捕獲。
このままカナヅチルフィとともに海へ落ちる気です。
「勝負の果てに笑うのは常におれだと決まってる!!!」
しかしルフィ、網の隙間から両手両足を出して・・・・
「あの野郎ォ!!まだ何かやる気か!!海は弱点のはずだぞ!!!
(ひるまねェ・・・!!一瞬も・・・!!何でそこまで・・・・!!)
周りで見てる海賊やサンジも、まだ何かしようとするルフィに驚きです。
足をぐるぐるからませて伸ばして、クリークの頭をはさみます。
(何なんだコイツは・・・無数の武器にも!!このおれの力にも!!)
「何でそこまで戦い抜くことができるんだ」
「え?」
「そう思ったか?」
ゼフ、サンジの胸中分かってます。
(何の迷いもなくなぜ向かって来れる!!おれは海賊艦隊提督首領・クリークだぞ)
「てめェら援護しろ!!!」
クリーク、そろそろ胸ん中でルフィにビビってきてます。
援護しろ、と言われ、ルフィに武器を向ける海賊たち。
「止めとけ オロすぜ」
脅すサンジ。凶悪面だ。

足のグルグルをほどきながら、クリークをヒレに向けてブチ込みます。
激しく回転するクリーク。
「ゴムゴムの大槌!!!!」
ヒレに撃墜。
叫ぶ海賊、喜ぶコック。
にっ・・と笑いながらフラフラと海へ落下していくルフィ。
「・・・・クリークのかき集めた艦隊も武力
 百の武器も毒も武力なら
 あの小僧の”槍”も同じ武力ってわけだ」
「信念・・・・」
サンジにいろいろ教えてくれるゼフはいいじーちゃんだなマジで。
「首領しっかりして下さい!!」
「チキショー何で首領が何でドンがーーーッ!!」
クリークを囲んで泣き叫ぶ海賊たち。意外に慕われてるクリーク。まぁ船長はそんなモンか。
「くだらねェ理由で・・・・その槍を噛み殺してるバカを おれは知ってるがね・・・・・」
意味深な言葉を残してサンジの傍から離れるゼフ。
能力者は泳げないから早く助けろ、と言うゼフ。
「それを早く言えよクソジジイ!!!」
ちゃんと上着と靴を脱いで海に飛び込むサンジ。
沈んでいくルフィの顔はセクシーだ。ね。

2階で、何とか一命をとりとめたらしいギンは、クリークの敗北を聞きます。
「唯一人・・おれの憧れた男だ・・・!!!
 ・・・最強だと・・・信じてた・・・・・!!」

ルフィを担いで海面へ出てきたサンジ。
(どいつもこいつも・・・・・!!)
サンジが思い出すのは、ゾロが引かなかった事や、ルフィが「ここは死に場所じゃない」と宣言したこと。
そして、野望を捨てるのは簡単だと叫んだ自分。
ヒレの上では、クリークが意識朦朧のまま、狂ったように叫んでいます。
「おれは勝ぢ・・・ガ・・・・勝ぢ・・・続ガ・・・ア!!!」
そんなクリークの腹に拳を打ち込んだのは、ギン。
「首領・クリーク・・・おれ達は敗けました
 潔く退いて ゼロから出直しましょう」


第67話 ”soup”

「サンジさん・・・・その人が目ェ覚ましたら言っといてくれるかい
 『グランドラインでまた会おう』ってよ」
ギンはまだ海賊をやるつもりです。
クリークを肩に担いだギンですが、血を吐きます。
「もしかしたら・・・おれはもうあと数時間の命かも知れねェな・・・」
それでもギンは覚悟を決めたのです。
自分の意志で、好きな様にやろうと。
今までの彼はクリークへの忠義を第一としていました。
しかしそれはクリークの名を盾に逃げていただけなのです。
「覚悟を決めりゃあ 敵が恐ェだのてめェが傷つかねェ方法だの
 くだらねェこと考えなくて済むことをその人に教えて貰ったよ・・・」
・・・?もとよりそういうこと考えてなさそうだけどなギンって。
それとも、クリークの命令どおりに敵を殺しながら、こういうことを考えてたんでしょうか。恐い、と。
サンジ、パティとカルネに買出し用の船を出すよう命令。
反対する2人ですが・・・
「いいから出せ!!!!」
「わかったよおー」
「どなるなよー出すよー」
しくしく泣きながら言うこと聞く2人がかわいいです。
オーナー直伝の蹴りもってるサンジには逆らえませんわ。

さて、ルフィ、ベッドの上で目を覚まします。
「帽子っ!!!」
顔中体中絆創膏だらけ。
「悪ィなホータイ切らしてんだ今」
「いらねェよ」
「そうか」
ギンの伝言を伝えるサンジ。
「へーーーっお前にか?」
「てめェにだよ!!!」
ところでルフィ、約束どおり雑用終わりです。
サンジの勧誘再開しますが・・・・
「ここでコックを続けるよ クソジジイにおれの腕を認めさせるまで・・・」
そういうサンジの顔を見て、
「わかった諦める」
ガックリするルフィですが、手はしっかり首根っこ捕まえてます。
だけど、いつかグランドラインに行く、というサンジです。
「お前さ・・・オールブルーって知ってるか?」
・・・・サンジくん!!!ものっすごいいい顔よ!?
「いや」
「何だ知らねェのかよ 奇跡の海の話さ その海にはよ・・・」
楽しそーーーーーにルフィと話すサンジのその様子を、上から見つめるゼフ。

さて、店員そろってまかないのお時間です。
ルフィとサンジも集まりますが、2人の席がありません。
2人が入ってきても皆無視です。
イスはねェ、床で食え、と言う連中らを置いといて、とりあえず床で食う2人。
「おい今朝のスープの仕込みは誰がやったんだ」
パティの言葉に嬉しそうに手をあげるサンジ。
「・・・おう!おれだおれ!!うめェだろ!?今日のは特別にうまく・・・」
「こんなクソマズイもん飲めねェよ!!!ブタのエサかこりゃあ!!?」
スープを皿ごと床へ叩きつけるパティ。
キレるサンジ。頬一杯に食いながら見るルフィ。
「悪ィが今日のは自信作だ てめェの舌がどうにか・・・
途端に周りのコックたちもマズイマズイとスープを床にこぼしだします。
「てめェら一体何のマネだ!!!!」
ゼフまでもがスープを叩きつけます。
てめェの作ったスープと何が違うか言ってみろ、と詰め寄るサンジですが・・・・
「うぬぼれんな!!!」
ゼフ、殴りました。蹴りではなく。
「てめェがおれに料理を語るのは百年早ェぞチビナス!!!」
クソ!!!と部屋を出て行くサンジ。
「・・・・このスープメチャクチャうめェのにっ!!」
グビグビとスープを飲み干すルフィ。
「−−−んなことわかってるよ」
「あー恐かった あいつマジでキレんだもんよー」
「サンジの料理の腕はここにいる全員が認めてる」
みんな演技だったのです。
「なァ・・・小僧・・・・あのチビナスを一緒に連れてってやってくれねェか
 ・・・・・グランドラインはよ・・・あいつの夢なんだ」
ドアの外に座り込んでたサンジ。ゼフの言葉が聞こえてしまいました。
そして、コックたちがスープをどんどんおかわりしていくのも。
愛されてるよなサンジ。アイドルだよ。
コイツ絶対メリー号でホームシックになってるよな1回くらい。


第68話 ”4人目”

「いやだ」
ルフィの言葉に一同びっくり。ずどーーん。
「あいつはここでコックを続けたいって言ってるんだ
 おっさん達に言われてもおれは連れてけねェよ」
ちゃんとサンジの言い分聞いてるイイ子なルフィ。
「あいつの口から直接聞くまで納得できねェってわけか」
「わけだ  おかわり」
ドアの外では、煙草吸いながら室内の会話を聞くサンジ。
そこへ・・・・・海から不審者!!
パンサメ(パンダのようなサメ)に半身食われたヨサク、サンジにのしかかってます。・・・あら(笑)。
「ああ・・ルフィのアニキ・・・!!」
「何でお前一人なんだ!?あいつらは!?ナミは!?」

とりあえず毛布にくるまったヨサク(下半身は無事あります)。
船の針路からナミの目的地は大体つかめたとのこと。
しかしその目的地はもしかしたらとんでもない場所・・・。
とにかくルフィの力が必要、てことで迎えにきたようです。
ところでイスに座ったヨサクのまん前に胡坐かいて座ってるルフィは何かカワイイ。
「よし!なんかわかんねェけどわかった!!行こう!!」
そこへサンジ。
「おれもいくよ 連れてけ」
「・・・」
「つきあおうじゃねェか”海賊王への航路(みち)”
 バカげた夢はお互い様だ おれはおれの目的の為にだ
 お前の船の”コック”おれが引き受ける いいのか?悪ィのか?
「いいさ!!!やったーーーーーーーっ!!」
ヨサクと小躍りして喜ぶルフィ。ヨサクも自分の船じゃないのに、いい奴だな。

「悪かったなヘタクソな演技までさせちまって」
「てめエ知ってたのか!!」
「筒抜けだよてめェらバカだから」
そうまでしておれを追い出したいんだろ?と言うサンジ。
「そういうことだチビナス もともとおれはガキは嫌いなんだ
 くだらねェもん生かしちまったと後悔しねェ日はなかったぜクソガキ」
「は・・・・上等だよクソジジイ せいぜい余生楽しめよ」
こんな言い方ばっかりな2人。

さて、出航準備。
サンジの船に、厨房からは肉をいただきます。
ゼフは自分の部屋で、サンジはレストランで。同じことを思い出します。

『例えばだサンジ・・・!!どんな大悪党だろうと・・脱獄囚だろうと・・・
 食いたくて食いたくて・・・この店にたどり着いたクソ野郎がいたとしたら・・・
 おれ達がこの店で戦い続ける意味はあるんじゃねェだろうか』

『すげーなクソジジィ!!これが海上レストランか!!』
『そうさ 宝全部つぎ込んでも赤字だった これから忙しくなるぜ!!』
『大丈夫さおれがいるんだ!!』

『いつまでもチビナスなんて呼ぶんじゃなェよクソジジイ!!』
『わるかったなクソチビナス』

舌が狂う、といわれた煙草、大人になりたくて吸った。
作った料理にダメ出しされて、蹴飛ばされた。
ゼフを『落ちぶれ海賊』とバカにした客を半殺しにした。
うちのコックに手ェ出されるようなマネすんな、とゼフも客を蹴り飛ばした。(笑)

店から出て、船へと歩き出すサンジ。
取り囲むコック。
サンジの背後から武器持って殴りかかるパティ・カルネ。
でも返り討ち。
無言でコックたちの間を歩くサンジ。
「いいのか?・・あいさつ」
「いいんだ」
しかし、上から
「おいサンジ  カゼひくなよ」
ゼフのその言葉をきっかけに、サンジの目には涙が溢れます。
「オーナーゼフ!!!
 ・・・・長い間!!!くそお世話になりました!!!
 このご恩は一生・・・!!!忘れません!!!!」
泣きじゃくりながら、ゼフに土下座してあいさつするサンジ。
いいねぇこういう土下座。男前だよサンジくん。泣けるよ。
ゼフの目にも涙。
そしてパティやカルネは「さみしいぞ畜生ォオ!!!」と言いながら泣いてます。
それを聞いてさらに泣いちゃうサンジ。鼻水垂れ流し。
「・・・バカ野郎どもが・・・・・!!男は黙って別れるモンだぜ」
そう言いながらも目元を拭うゼフ。
「また逢おうぜ!!!!クソ野郎ども!!!!」
号泣サンジ、叫びます。
「いくぞ!!!出航!!!」
船長ルフィの声で、出発。


第69話 ”アーロンパーク”

さて、コックを仲間に引き入れたルフィの船は、穏やかな海を進んでいきます。
「うわあああああん・・・」
「おいいつまで泣いてんだ 元気出せよ」
「だっで感動じだんでやんず!!!あっぱれな別れっぷりでじだコックのアニギ・・・・・!!!」
サンジは泣いてると思いきや、ヨサクの号泣でした。
いいヤツだなヨサク・・・。

さールフィ。これで仲間がナミさん入れて5人です。
サンジくん、マジで5人で行く気かとあきれてます。
「仲間集めなら”グランドライン”でもできるさ!なんたって『楽園』だもんなー」
「『楽園』?『海賊の墓場』だろ!?」
「レストラン出る前にオーナーのおっさんが教えてくれたんだ
 ”グランドライン”を『楽園』と呼ぶ奴もいるんだと!!」
ルフィ、超笑顔。
サンジくん、ナミさんさえいれば楽園です。鼻の穴膨らませてエロ親父です。ぬふっとか言ってます。
「甘すぎるっすアニキ達!!!」
ヨサクが怒ってます。
「今回だってその辺の認識があればゾロのアニキ達もあっしと一緒に引き返して来たはず!!!
 ナミの姉貴が向かった場所がどんなに恐ろしい奴のもとかってことくらい理解できたはずなんです!!!」
「メシにすっか」
「そうしよう!!」
「そこになおれ!!!」
ヨサク、涙ながらに訴えます(笑)。
ここでヨサクのグランドライン講座。
グランドラインが『海賊の墓場』と呼ばれるのは、君臨する三大勢力のせい。
そのひとつが『王下”七武海”』。
世界政府公認の7人の海賊。
彼らは、未開の地や海賊をカモにして、その収穫の何割かを政府に収めることで
その行為を許されている海賊。
あの”鷹の目のミホーク”も七武海の一人。
そして、そのうちの1人、魚人海賊団の頭”ジンベエ”。
魚人に会ったことのないルフィ。
魚人よりも魚人島にいる人魚のほうに興味津々なサンジ。
ジンベエは七武海加盟と引き換えに、東の海に、ある海賊を放ちました。
「こういうのかな」
「お前そりゃキモい魚だよ」
ルフィ、やっぱり絵心ありません。サンジくんにはウケてます。
「あんた達に集中力はねェのか!!」
ルフィたちが今向かっているのは、「アーロンパーク」。そこをを支配するのが、ジンベエの放った海賊アーロン。
ジンベエと肩を並べた魚人の海賊。
個人の実力ならばクリークをしのぎます。
ところで、途中で引き返してきたヨサクなのに何故行き先が分かるのか?なぜなら・・。

ヨサクとジョニーがばらまいた賞金首リスト。
そのうちの1枚を、険しい顔で握りつぶすナミ。
ナミさんはアーロンの手配書をじっと見ていました。
そして、2人が「アーロンがまた暴れだした」てことを口にしたら・・・・彼女は宝持って逃げました。

「みろ!!これは!?」
「そりゃさっきの魚を立たせただけじゃねェか」
サンジくん、ナミさんもしかしたら人魚だったりしてーと妄想してます。
「・・・・・え?」
「ブッコロすぞてめェ!!」
ルフィ、キモい魚に髪の毛つけて『ナミ』。・・・そりゃ怒るよサンジくん。うちも怒るよ(笑)。
ヨサク、魚人の強さを全然理解してない2人に怒鳴りますが・・・
「とにかくメシにしようぜ 何が食いたい?」
「骨のついた肉のやつ!!!」
「あっしモヤシいため!!!」
「よし!!任せろ!!」
あぁ何かサンジくん頼もしい。
つーか、ヨサク、そんなもんばっかり食ってるから倒れるんだよ(笑)。ダイエット食じゃん。

所変わって東の海・北西部。
アーロンの海賊旗がはためく場所で・・・・・
海軍第16支部大佐・ネズミが何やら怪しげな金を受け取ってます。
「チチチチ・・・・君は実に世渡りがうまい・・・いつも悪いね・・・」
「シャハハハ!!何を今さら!!水くせェ!!いい世の中ってのは金がうまくめぐるもんさ!!」
海賊アーロン一味船長”ノコギリのアーロン”。彼はノコギリザメの魚人です。
鼻がね、ノコギリザメ。図体デカイ。
「おれは人間が嫌いだがてめェみてェな話のわかる奴と女は別だ」
む!俗物だなコイツ!!!女好きだと!?そのツラで!!(笑)。
さー、ネズミ大佐、本部に見つかる前に退散です。
本部にチクるような奴は殺してやるよ、というアーロンですが、大佐は帰ります。
船まで送ってくれるのは、一味の幹部・はっちゃんです。タコの魚人。タコ壺で送ってくれます。
「しかしおめェいつみても面白ぇ顔だな その顔でネズミってのは
 ジョーダンは顔だけにしろよっ!!!アッハッハッハ」
はっちゃん、なかなか開けっぴろげな魚人です(笑)。
タコ壺に乗って帰ってく大佐たちと部下。
(魚人どもめ ウス気味悪い連中だぜ・・・!!・・・だがいい金づるだ・・・)
うわー、リアルにヤな奴だコイツ。

アーロンパーク東口では・・・子供が叫んでます。
「おい!!お前っ!!そこどけよ!!アーロンを殺してやる!!」
父を殺された、というこの少年。
「どかねェとお前だって殺すぞ!!!本気だ!!!」
涙を浮かべて、包丁持って詰め寄ってる相手は、ナミ。
そんな少年を冷たく見下ろして・・・・棍で殴りつけます。
「アーロンはあんたみたいなガキにつき合う程ヒマじゃないのよ!!!」
何度も何度も殴ります。
「・・わかったら帰んなさい
 お金をあげるわ せいぜいこれで自分の身でも守るのね」
少年を踏みつけて、札束を落とすナミ。

アーロンに出迎えられるナミ。
「どうだった今回の収穫は!?」
「上々!・・・でもなんだか胸にポッカリ穴があいたみたい」
ナミさんの発言に大笑いアーロン。
「裏切りはてめェの十八番だろうがよ!!」
「そうだったかしら?」
「オウ同志達よ 仲間が帰った!!宴の準備だ!!!」
ナミさん、一味の幹部でした。
その左肩には、アーロン海賊旗を同じ刺青。。。。。。

ゾロ・ウソップ・ジョニー、アーロンパーク到着。
ビビるウソ・ジョニ。


第70話 ”男ウソップ大冒険”

表紙のゾロ、男前です。皆が刀持ってるんですよ時代劇風に。
んでゾロ、左腕に刺青。・・・・ナミさんみたいに・・・(ニヤリ)(笑)。
つーか、みんなかっこいいのに、ウソップ、はちべえみたい。団子咥えてるし・・・。うーむ。。。

「問題はこれからっす まずナミの姉貴がどこに船をつけたかを・・・」
「斬り込むか?」
キン・・・と刀を抜きつつ凄むゾロ。あぁん男前(笑)。
「ん何でそうなるんすか!!!」
「アホかてめェ!!!まだ何の手がかりもつかんでねェんだぞ!!!」
とりあえずゾロは縄で縛り付けて、メリー号を発見。
変なところに止まってます。ココヤシ村ってトコからもズレてます。
ほどけ!と叫ぶゾロですが・・・
「無理すんな 叫ぶだけで気絶しそうなくせに!!お前死にかけたんだぞ?」
そう言いながらも包帯グルグルのゾロの胸をバンバンするウソップ。
ゾロ悶絶。
「ここは一つおれにどーんと任しとけ
 あの女はおれが連れ戻してやるよ!!」
「アーロンパークじゃないとわかったら元気なんすね」
メリー号へ船を近づけます。
その間も大口叩くウソップ。
軽く流すジョニー。分かってきたな(笑)。
そして近づく船ですが・・・・桟橋(?)には魚人の姿。
「ぜんそくぜんしーん」
「へーい」
「何通り過ぎてんだよ!!」
「「シーーーーーーーーーーーーっ!!」」
「今見たか!?魚人がいたぞアーロンの一味だ見たろ!?
 恐ェんだよ悪ィかよコラ!!
「お前がキレんな」
逆切れウソップ。
「どうしますウソップのアニキ!」
「よし ナミは連れ戻せなかったということで・・・」
「おれの縄をほどけバカ!!」
あら、ゾロ必死ね。そんなにナミさんが・・・・ふふ・・・・・。
そのとき、さっきの魚人が泳いで近づいてきます。
「脱出!!!」
「御意っ」
「ちょっと待てお前らァ!!!」
海へと逃げる2人。
「せめて縄をほどいていけェ!!!」
怒るゾロのマリモ後頭部が愛しいです。
船に上がる魚人。
包帯だらけで縛り付けられてるゾロを見て、拷問受けた後島流しにあった、と勘違い。
アーロンさんのとこに連行。
「許せゾロ お前は実に勇敢だったとルフィには言っておく」
「なんて運の悪ィ人だ・・・アニキのことは忘れねェよ・・・・!!」
こんなこと言えるのも、ゾロの強さを信じてるからよね。
マジで言ってるんだったらシャレならんよな(笑)。
ひとまず陸にあがぅた2人の見たものは・・・家が全部ひっくり返って、荒れた町。
数週間前、アーロンが暴れた”ゴサの町”。
魚人たちは、生まれながらに人間の10倍の腕力をもつのです・・・。
突然、ダッシュで逃げ出すジョニー。
ウソップの後ろに・・・・デカい魚人の影。
ダッシュ、ウソップ。
「ふー 紙一重か・・・
 どうかご無事で!!ウソップのアニキ!! おれァここでヨサクとルフィのアニキを待つっす!!」

逃げ足には自信のあるウソップですが、先程ナミにボロクソやられた少年に足掛けにあってしまいます。
「殺してやる魚人っ!!!」
「魚人に手を出すなァ!!!」
危うく魚人に間違えられて殺されかけたウソップでしたが、少年にチョップをかました女性のおかげで紙一重。
「よく見な 確かにアーロンに似た顔だちだけど・・・人間だよ
 ギリギリで」
「ギリギリかァ!!」
少年はゴサの町のチャボ。
女はココヤシ村のノジコ。
ノジコ、美人さん(笑)。肩とか胸とか刺青だらけ。
追いついてきた魚人。こっちは本物。
ウソップ、女子供を置いて逃げるわけにはいきませぬ。男。
パチンコを繰り出そうとしますが、「魚人に手ェ出すなっての!!」
ノジコのトンカチで一撃。

ココヤシ村のはずれ。
ノジコの家のベッドで意識を取り戻すウソップ。
魚人はマいたとのこと。
ノジコはここでみかんを作ってるらしい。
ウソップ、魚人の手先か!?と疑いますが・・。
「魚人に手を出せば殺される」
少年はゴサの子。そんなことは分かってるはず。でも。
少年の父は殺された。町も壊された。
デカい怪物を連れたアーロンたちに、復讐をするのです。死んだって許さない、と。
アーロンパークで、魔女みたいな女に邪魔された、と悔し泣きする少年ですが・・・。
「じゃあ死ね」
噴出すウソップ。
「やるだけやってブッ殺されて楽んなってきな
 死ぬことを知っててまでやるのなら復讐上等!
 でもこれだけは覚えとくんだね!!・・・・あたしと
 そのアーロンパークの魔女があんたの邪魔をしたことで
 あんたは2度!!命拾いをしてる
 茶ァ飲んだら出てきな!!あたしは甘ったれた奴が嫌いなんだ!!!」
泣きそうになる少年。
ガキに言いすぎだ、というウソップですが。
「ガキだろうと何だろうと犬死にしたい奴には死なせてやりゃいいんだよ!!
 どうせ生きてく意地なんてそいつにはないわ!!!」
「何だとコラ!!!」
「あたしは・・・!!ずっと未来を見据えて・・・・
 死ぬより辛い生き方を選んだ子を知ってるわ・・・・・・・・!!
 だからコイツみたいに真っ先に死ぬこと考えるような奴が大嫌いなの!!!」
ノジコも何だか必死なんです。
泣き出す少年。
「おで・・・・・・・!!どうしたらいいですか・・・・
 ぐやしいの・・・がまんします・・・・・!!」
「・・・・お母さんは?」
「生きてばず」
「心配してるよ お母さんとこ帰んな」
ノジコの優しさ、感じるウソップです。

少年帰った後、ナミって女を捜してる、と自己紹介するウソップ。
ナミがアーロン一味だとノジコから聞きます。
さっきの「魔女」もナミだと。
「さらにびっくり!!ここはその魔女の育った家!ナミとあたしは義姉妹よ」

アーロンパーク。
「門を開けろォ!!あやしい奴を連れて来た!!!」
「ただモンじゃねェとも言っときな!!」
きゃーー!一コマでも男前!!(笑)。凶悪面!!


第71話 ”万物の霊長”

ナミがこの村の人間だと知ったウソップ。
「じゃあこの村を支配してるアーロン一味になぜナミが?あの女自分の村を裏切ったのか!?」
「まァそういうこと まさに魔女だろ?」
話を聞いたウソップ、ナミに騙されてたのか・・・と思います。
「おれの村を守る戦いにも協力してくれたし・・・船の上でもあんなに楽しそうに笑ってたのに・・・!!
 その腹ん中はおれ達を出し抜く算段を進めてたわけだ・・・!!!」
「・・・・・・へー・・・・楽しそうに・・・?あいつが・・・」
「もう頭きたぞナミの奴っ!!ああいう奴には精神的攻撃(スピリチュアルアタック)だ!!もうムシ!!ムシムシ!!」
「アーロン一味には手を出さないってことね」。。。(笑)
ウソップ曰く、自分的には船さえ戻ってくればいい。
その船ですが、ノジコの家の窓から見えてます。
位置としまして、この家から西にココヤシ村の中心、さらにその西にアーロンパーク。
そしてウソップ思い出します。仲間が一人捕まってる・・・。
「あんにゃろすでに死にかかってるからなー
 魚人挑発して殺されてなきゃいいか・・・」

「だから女を一人探してるっつってんだろ!!!半魚野郎!!!」
うわーー挑発してるぅー(笑)。
でもそんな極悪ヅラも男前!!!
後ろ手に両手両足縛られても、アーロン相手にデカイ口叩くゾロ。笑って流すアーロン。
「一度は許すが半魚ってのは二度と口にするな!!」
魚人は、海での呼吸能力を身につけた、”人間の進化系”。
「魚の能力分てめェらより上等な存在なのよ・・・!!
 『万物の霊長』は魚人だと頭にたたき込んどけ!!!」
魚人の偉さを説くアーロンの後ろから歩み寄るのは・・・ナミ。
「そのバカみたいな持論は聞き飽きたわ アーロン」
「!!?な・・・」
驚くゾロ。
「お前は別さナミ!我らがアーロン一味の誇る有能な”測量士”だ!
 実に正確ないい海図を作ってくれる!!」
「あんた達とは脳ミソの出来が違うの 当然よ!!」
「測量・・・!?・・・おいナミ!!!!!何でお前がコイツらと仲良くやってんだ・・・!!」
知り合いか、と聞くアーロンに、ただの獲物、と答えるナミ。
「途中まで追ってきてたのは知ってたけど まさかここへたどりつけるとはね・・・」
ゾロの目の前に歩み寄るナミ。
「これがてめェの本性か!?」
恐い顔ゾロ。
「・・・・・そうよ おどろいた?
 私はアーロン一味の幹部 もともと海賊なの」
「こいつは金のためなら親の死さえも忘れることのできる冷血な魔女のような女さ!!」
笑うアーロンの言葉に一瞬顔を強張らせるナミ。
その変化を見逃さないゾロ。
「なるほどね・・・まァおれはもともとコイツを信用してたわけじゃねェ
 たと殺人鬼だろうと別に驚きゃしねェよ
 おれは最初っからてめェがこういうロクでもねェ女だと見切ってた へへ・・・・・!!」
見栄はるためにこういう発言するキャラじゃないですやんゾロって。
てことはやっぱりゾロナミがらみの伏線というか証拠というか・・・!(笑)。
「フン・・だったら話が早いわ ダマされてたと理解できたら
 宝も航海術もあきらめて消えてくれる?目障りだから!!」
途端、ゾロが後ろの海に飛び込みました。
「え・・・・・」
言っときますが、両手両足縛られてます。ミホークにやられたばっかりです。死にかけです。
「どうしたんだ!?何であいつ急に飛び込んだんだ!?」
「何か面白ェこと言ったのか!?」
「いや別にズっこけた訳じゃねェだろうよ」
「逃げたんだ!!」
「違うだろ 両手両足しばった人間が泳げるかよ」
「じゃ自殺か」
海面に見える気泡。
ほっとけ、というアーロン。
「あのバカ・・・」
靴を脱いで海に飛び込むナミ。
しばらくして、上がってくるナミとゾロ。
「何のつもりよ・・・・」
「てめェこそ何のつもりだ
 人一人も見殺しにできねェような小物が・・・粋がってんじゃねェぞ!!!」
「!」
ルフィにも似たようなこと言われてたねー。
「・・・・・さっさと助けやがれバカ 死ぬかと思ったぜ・・・」
「フザけんな!!!」
ゾロの背中を踏みつけるナミ。
「これ以上私に関わると 死ぬわよ」
「どうだか・・・・」
ゾロの首を掴んで凄むナミ。
「・・・・・たいそうな包帯ね」
「服の替えがなくてよ・・・!!かわりだ」
ゾロの腹に拳を打ち込むナミ。
悶絶ゾロ。
「おいナミ あいつどうする」
「ブチ込んどいて!私が始末するわ」
この一連のシーン、ゾロナミ派にはもう大変ですよ。
バイブルと言われてますよ(笑)。

魚人の一人が、鼻の長い奴を取り逃がした、とアーロンに報告。
(・・・ウソップか 何だ結局見つかりやがったのか・・・)
(・・・・・!)
ナミのこの「どいつもこいつもほんまシャレならんわ!」て顔。心中複雑ね。
ココヤシ村に逃げ込んだらしい、てことで、村に出向きます。

ココヤシ村。
「・・・・何の用だ」
「”奉具”まだ収めたばかりじゃないか!」
アーロンが来る、と聞いてざわめく村人。
「たぶん私の・・武器が見つかった一件だろう みんな家へ入ってくれ」
「ゲンさん・・・・」
そしてアーロン到着。
「てめェだったのか 3日前剣を所持してた野郎ってのは」
「あァそうだ あんたの支配下じゃコレクションも認められんのか」
そう言うのは、全身縫い痕だらけの村の駐在・ゲンゾウ。帽子に何故か風車。
「あァ困るね 武器は邪念と暴力しか生まねェ!!平和を害する一番の原因になる」
その様子を家の影から見てたのはウソップ。
アーロンの体のデカさにビックリです。

アーロンの支配下には20の町村。
大港町のゴサは反乱した町として、他の町村への見せしめに消された。
その「反乱」とは、「奉貢が払えなかった」こと。
「ホーグ?何のことだ?」
「貢ぎ金さ あたし達は毎月毎月あいつらから自分の命を金で買ってるの
 大人も子供もみんなね
 そして・・村で一人でも”奉貢”を払えない奴がいたら・・・!!
 たった一人でもいたら ”ゴサ”の様につぶされる・・・!!」
”種族主義”のアーロンは、人間を殺すことを何とも思っちゃいない。
「いいか 下等な人間は!!何も考えずただせっせと働き金を収めてりゃいい!!!
 おれには莫大な資金が要るのさ!!
 てめェらの”奉貢”はやがてこの東の海を統べる『アーロン帝国』の礎となるんだ!!!」
顔がコワイよアーロン!!恐すぎるよ!!

アーロンパーク。
ゾロの入れられてた牢屋みたいなトコ。
ナミはゾロのロープを切り、刀を置いて、
「さっさと逃げて!!」
「ん?」
「アーロンが帰らないうちに」
このゾロ、何で逃げろなんていうのか分からん、みたいな顔してます。
一緒に逃げるか、あいつらぶちのめすか、しか考えてなかったんでしょーねー。
だってあんなこと言ってたけど、結局ロープ切りに来たんやしねナミ。
この「ん?」の顔も男前(もういいから)。
この1コマ(2コマ?)と、先程の怪しげなやりとり、
ゾロナミ人間の絵描き・物書きの妄想はもう大変なことになってます(笑)。
どー考えてもゾロナミだよ。うん。
そして「ゾロナミ」という単語があたかも常識かのように考えている自分にふと気づく(笑)。
あーーー原作でゾロナミにしてくんねーかなー。尾田ー(笑)。


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