ONE PIECE 巻六  ”誓い”


第45話 ”嵐前”

ルフィが海賊だと知ったサンジと手下。
何でまた店に砲弾なんて、と聞くと
「あれはな事故なんだ 正当防衛の流れ弾だ」
「何だそりゃ」
確かに。
サンジ、店に妙なことしないように、と釘を刺します。
ここのオーナーは元は名のある海賊団のコック。
彼にとってこのレストランは『宝』みたいなもんらしいです。
そんな彼の元に集まるコックは皆海賊ばりにガラの悪いヤツらです。
海賊とコックの乱闘なんて日常茶飯事です。
おかげでウェイターのバイトは皆逃げました。だからサンジも接客してます。
とりあえずルフィはサンジを誘います。
「それは断る
 おれはこの店で働かなきゃいけねェ『理由』があるんだ」
「いやだ!!!断る!!!」
出るよ、彼なりの交渉術が!
「な・・・何がだ」
「お前が断ることをおれは断る!!お前はいいコックだから一緒に海賊やろう!!」
彼の勧誘基準は自分判定でいいやつか悪いやつか、らしいね。
「オイオイおれの言い分を聞けよ・・・」
サンジも呆れます。
「理由って何だ?」
「お前に言う必要はねェ」
「今聞けって言っただろ!!」
む!ルフィ、ツッコミですかソレは?
「おれが言ってんのはおれの意見を聞き入れろってことだ!!
 三枚にオロすぞこのクソ麦わら野郎!!」
「何だと麦わらをバカにするとブッ飛ばすぞこの野郎!!」
何だかほほえましいです。
麦わら野郎、だけならきっとルフィは喜びます。
クソをつけられちゃ怒ります。
ところで忘れられてる手下・ギン、律儀に自己紹介した後、ルフィに海賊としての目的を聞きます。
「おれはワンピースを目指してる ”グランドライン”へ入るんだ!!」
人数揃ってねェんだろ?と聞くと、
「今こいつで5人目だ!」
「何でおれが入んだよ!!」
「あんた悪い奴じゃなさそうだから忠告しとくが・・・」
・・・ギン、あんたが『悪い奴じゃなさそう』云々を言うのかい。あんたも海賊だろが。
ギンはルフィにグランドラインはやめとけ、と忠告
ビビってます。

さて、厨房。
さながら戦場です。
さっきギンをボコったパティ、魚をオロしながらコック仲間に心配されてます。
ギンは首領(ドン)・クリークの一味です。
クリークはこの辺の海で最強最悪の、50隻の海賊船を総括する男です。
クリーク一味が仕返しにくることを危惧するコックさんですが、
パティは大きくでます。
「海上レストラン『バラティエ』名物、闘うコックさんの名が泣くぜ!!!」
怖きゃやめちまえ、というパティと喧嘩になるコック。
そこへオーナー・ゼフの鶴の一声で皆仕事に戻ります。
・・・カリスマ!(笑)。

ギン、レストランを後にします。
「本当にありがとう あんたは命の恩人だよ・・・
 あのメシは最高にうまかった
 また食いに来ていいか?」
えらい爽やかな笑顔です、ギン。
いつでも来い、と応えるサンジ。
雑用ルフィを探しに来たゼフがそこへ。
ギン、自分のせいでサンジが怒られる、と心配します。
しかしこの歳で『怒られる』て・・・(笑)。
そんなギンの目の前で、ゼフも見ている前で、
「怒られる理由と証拠がねェ」
皿を割り、食器を全部海へ捨てて、サンジは堂々としてます。
・・海、汚しちゃあかんよ!!
土下座しながらレストランを離れるギン。
こういう土下座が素直にできるなんて、男前だねぇ、ギン。

ルフィ、やっと厨房へ。
「おれはルフィ!!今からおれが雑用だっ!!! どうぞよろしく!!」
お馴染みの挨拶です。
大忙しの厨房内で椅子を傾けてくつろぐルフィ。
「やることねェんなら皿でも洗ってろ雑用!!!」
「よしきた」
コックさんたち、サンジの話をしだします。
店一番の古株ってだけで副料理長だ、とか
オーナーと仲悪いのにこの店にずっといるのは料理長の座を狙ってるからだ、とか。
そんな話を静かに聞いてるルフィですが・・・
ジャブジャブ パリン ジャブジャブ パリン ジャブ パリン ガヂッ
ジャブジャブ パリーン ジャブジャブジャブ パリン!パキッ・・
「おい雑用っ!!てめェはさっきから一体何枚皿割ってんだ!!」
「あ わりい 数えんの忘れてた」
「それを謝んのかっ!!」
皿洗いを止められたルフィ、そうじしてろと言われますが、
任せろと言いつつ早速メインディッシュをつまみぐい。
「よしこの鍋をそうじするか」 じゅうう・・・ 「熱ぢい」 ガシャァン!!
・・・・厨房追い出されて、注文取りへ・・・。
「疲れるなー雑用は コビーの奴も大変だったんだろうなー」
コビー覚えてるんだー。思い出してくれてるんだー。
まぁせいぜい1・2週間だもんな、多分。

さー、店内へ行きますと、席についてるゾロナミウソ。
「よっ雑用」
「一年も働くんだってなァ」
「船の旗描き直していいか?」
わぁ、ゾロが冗談言ってるぅ!
うまいモン食ってる3人にお怒りなルフィくん。
騒がしい4人を、他人の女口説きながらも見つけるサンジ。何かに気づきます。。
怒ったルフィ、鼻ほじって、それをこっそりゾロのコップの中に・・・。
それを見たウソナミ。笑いをこらえます。
「別におれたちの勝手だよな
 まァでも確かにここの料理はうめェよ
 お前にゃ悪イと思ってるが」
そう言いながらゾロ、コップの水を口元へ・・・・・。必死で耐えるウソップ(笑)。
「これはてめェが飲め!!!」
「うぶっ!!!」ゴクン!
ゾロ、ルフィの口の中へ流し込みます。
「な・・!!何てことするんだお前はァ」
「てめェが何てことするんだ!!!」
「腹いてーっ!」
悶えるルフィ、立ち上がって怒ってるゾロ、笑いすぎておなか痛くなってるウソナミ。
そこへサンジくん、ハートを飛ばしながら、くっっっさい愛の言葉を紡ぎながら(笑)登場。
「僕は君となら海賊にでも悪魔にでも成り下がる覚悟が今できたv
 しかしなんという悲劇か!!僕らには大きな障害が!!」
目もハートです。
そこへゼフも登場。
「いい機会だ 海賊になっちまえ
 お前はもうこの店には要らねェよ」

一味の元へ戻ったギン。
本船に何かがあった模様。目に涙を浮かべてます。
「首領・クリーク
 案内します 海上レストラン『バラティエ』へ」


第46話 ”招かれざる客”

サンジをぼろくそに扱き下ろすゼフ。
ゼフの胸倉つかんでサンジはここで料理をすると叫びます。
しかしゼフに、机に叩きつけられてしまいます。
でもゾロナミウソ、各々の両手にちゃんと料理は避難。
ゾロは頭の上にも避難。
「てめェがおれを追い出そうとしてもな!!!
 おれはこの店でずっとコックを続けるぞ!!!
 てめェが死ぬまでな!!!」
あと100年生きる、と言い残してゼフは去ります。
「あーよかった許しが出たな これで海賊に」
「なるか!!」
ルフィは呑気です。

暴れちゃったお詫びに、サンジくん、ナミさんにフルーツと食後酒をサービス。
うーん、鼻の穴ふくらんでますよ。
男前台無しですよ。顔がエロイですよ。
ウソップ、おれ達にも!とラブコック(ウソップ命名)に訴えます。
ゾロは湯飲みのお茶すすってます。レストラン、何出してんだ。
「てめェらにゃ粗茶出してやってんだろうが 礼でも言えタコ野郎!!」
「お!?やんのかコラ手加減はしねェぞ!!やっちまえゾロ!!」
「てめェでやれよ・・」
呆れるゾロ。フルーツ堪能中ナミ。ナミのおこぼれを雛鳥の如く待つルフィ。
皿も下げないサンジにお怒りのウソップです。
キノコ残ってるので下げないサンジくん。
ウソップはキノコにあたったことがあるのでキノコはキライです。
残さず食え長っパナ!!(サンジ命名)と向き合う2人。
ウソの鼻がみょーんとサンジの顔に当たって上向いてます。
うーん、ウソサンの始まりでしょうか(違)。サンウソか?いやウソップは攻だろ(個人的見解)(爆)。
ナミさんに言われてあっさり引き下がるサンジくん。
ナミさん、サンジくんの頬を両手で挟んで耳元でささやきます(笑)。
「ここのお料理私には少し高いみたい」
ハイ、あっさり無料。お礼の抱擁。
「あーv」サンジ、昇天(笑)。
「魔女かてめェは・・・!!」
「あなた達もじゅうぶん気をつけるのよv」
ダメだよ、剣豪はもう魔女の虜だから(笑)。
サンジくんはナミさんの抱擁を噛み締めながら去って行きます。
でも他の女にも色目を使います。ビバ、女好き。
「あ お茶がうめェ」
くつろぐルフィへサンジの踵落とし。
「店に客が入ったらおしぼりだ」
「御意」
このコマで2人を挟んで見守る後ろ姿がゾロとナミなんです。ゾロナミ。ゾロナミ。
それだけで顔が緩みます(笑)。
ゾロの後ろ頭が相変わらず愛しいです。

そして2日後。
クリークの船がやってきました。
あんだけデカイこと言ってたパティもビビってます。
メリー号ではウソ・ヨサ・ジョニがビビってます。
ゾロは平然です。
ルフィは恩返しだと思ってます。
ゼフは「・・・?」です。
そりゃそうです。クリークの船はボロボロでした。
クソデカイけどボロボロです。
店内に入ってきたのは、息も絶え絶えなクリークと、彼を支えるギンでした。
「・・・たのむ 水と食料を・・!!」
クリーク、倒れます。ギンも助けてくれと必死な様子です。
それを笑い飛ばすパティ。
今度は金もあるから俺たちは客だ!と訴えるギンですが、
さらっとムシして、海軍に連絡しろと言うパティ。
客や他のコックも同感です。助けようとはしません。
土下座して、頭を下げて助けを請うクリーク。
そんな姿にギンは涙を浮かべてやめさせようとします。
何でもしますから・・・という弱弱しいクリーク。泣くギン。ちょっと同情しそうな雰囲気になってます。
そこへサンジ登場。
パティの横っ面蹴飛ばして、作った料理をギンに渡します。
周りの人間は大騒ぎ。
東の海の覇者・クリークはこう呼ばれてます。
”ダマし討ちのクリーク”。
最初は海兵に成りすまし、そのまま船を乗っ取り。
海軍旗を掲げて港に入って町を襲う。
白旗振ってから敵船に襲い掛かる。
手段を選ばない男です。
そしてその名の通り、腹満たされて元気になったクリーク、サンジにラリアットかまします。
ギンを含めた全員吃驚です。
店に手を出さないという条件でここへ案内したギン、
しかも自分達の命の恩人である人間への非道い仕打ちに、クリークへ抗議しますが・・・
すっかり生き返っちゃったクリークにボキッと肩ヤラれちゃいます。

「いいレストランだ この船をもらう」


第47話 海賊艦隊提督”首領・クリーク”

さー大変です。客達はこぞって船に逃げます。
騒ぎで目覚めるパティ、肩を押さえつつも約束が・・・と唸るギン、ギンを心配するルフィ。
パティ、起きたら吃驚です。そりゃそうです。
ヘタレだったクリークが復活してなおかつ自分らの船もらうとかほざいてるんですから。
クリーク、自分の部下100人のための食料をまずは用意しろ、と命令します。
サンジに謝るギン。
サンジを責めるパティ。
でもサンジは厨房へと向かいます。
100人分のメシを用意するために。
我慢ならんコック仲間。サンジを囲んで銃を向けます。
サンジは両手を広げて止めたきゃ撃て、と。
相手が悪党だろうが、食ったあとに何が起ころうが、
「食いてェ奴には食わせてやる!!!
 コックってのは それでいいんじゃねェのか!!!」
そう言うサンジを後ろから殴りつけるパティ。
自分とサンジとどっちが正しいとかは解らんが、今回の事態はサンジの『ミス』だ、と。
パティ、店を守るために・・・・
「食後に一つ 鉄(くろがね)のデザートを食って行け!!!
 食あたり砲弾(ミートボール)っ!!!!」
普通に店内に武器が隠してあります。さすが海上レストラン。ネーミングセンスは置いといて。
さぁ、砲弾がクリークに直撃です。
皆やっつけたと思います・・・・んが!
「クソマズいデザート出しやがって」
クリーク、鋼の鎧を纏ってました。
闘うコックさん、一斉に飛び掛りますが・・・・
クリークの体中から飛び出した弾丸で皆やられちゃいました。
鋼の腕、ウーツ鋼の体、ダイヤの拳・・・全身に仕込んだ武器と、
50隻の大艦隊に五千人の兵力がクリークの強さ。
誰もおれに逆らうな、と叫ぶクリークの前に、ゼフが現われます。
食料を差し出して、船へ運べ、と。
クリーク、ゼフに見覚えがあるようです。
海賊が復活したら洒落ならん、とコックたちはオーナーを止めますが、
「その戦意があればの話だ・・・
 なァ”グランドライン”の落ち武者よ・・・」

「貴様は・・・”赫足のゼフ”」


第48話 ”その航路、やめときな”

「生きていたのか お前があの”赫足のゼフ”
 コックにして船長を務めたという伝説の海賊」
赫足のゼフ、戦闘において一切手を使わなかった蹴り技の達人。
岩盤を砕き、鋼鉄にすら足型を残す。
敵を蹴り倒したその足は返り血を浴びて赤く染まる。
噂では海難事故でその足を失い、それは彼が戦闘不能に陥ったことを意味する。
クリークの話を黙って聞いてるサンジくん。
ゼフは、両手があれば料理ができる、と言います。
クリーク、ゼフに航海日誌をよこせ!と言います。
”赫足のゼフ”はかつてグランドラインに入り無傷で帰ってきた海賊。
その1年間の航海日誌をよこせ、と。
クリークは、自分がグランドラインから落ちたのは、情報が足りなかったからだと言います。
力も兵力も野心もあった。ただ情報が。
航海日誌を手に入れて、再びグランドラインに入り、”ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)”を手に入れる。
「ちょっと待て!!海賊王になるのはおれだ」
雑用ルフィ登場。引っ込んでろ、とコックさんに言われますが
「引けないね ここだけは!!」
むう、男だね。
睨み合うルフィとクリーク、その端で弱音発言してる影。とそれを黙らせる影。
「戦闘かよルフィ 手をかそうか」
ゾロウソ、またもやテーブルについてました。
「いたのかお前ら いいよ座ってて」
仲間の少なさにクリーク大笑いですが
「何言ってんだ あと2人いる!!」
「おいお前 それおれを入れただろ」
すかさず突っ込むサンジくんです。
生意気抜かすルフィに、クリークお怒りです。
兵力五千の艦隊がたった七日で壊滅する海。
ふざけんのも大概にせぇよコラ、みたいな。
クリーク、とりあえず食料持って部下達のところへ。
目的は船と航海日誌。死にたくないなら今のうちに逃げとけ、言い残して。

サンジに平謝りなギン。
謝ることはない、と言ったのはゼフでした。
コックがそれぞれ思うままに動いただけのこと。
サンジの肩を持つようなオーナーの発言にコックたちは騒ぎます。
「黙れボケナス共!!!」
ゼフ、一蹴。
「てめェらは一度でも死ぬ程の空腹を味わったことがあるのか
 広すぎるこの海の上で食料や水を失うことがどれ程の恐怖か
 どれ程つらいことかを知ってるのか!!」
意味深なゼフの発言にコックさんたちも動揺です。
さっさと裏口から店を出ろ、とゼフは言いますが
そこは闘うコックさん、やられっぱなしで逃げるわけには行きません。
逃げたほうがいいと言うギンにサンジは言います。
「腹を空かせた奴にメシを食わせるまではコックとしてのおれの正義
 だけどな こっから先の相手は腹いっぱいの略奪者
 これからおれがてめェらの仲間をブチ殺そうとも文句は言わせねェ
 この店を乗っ取ろうってんなら たとえてめェでも容赦なくおれは殺す」
目がイってますサンジくん。サンジファンなら、・・・くはぁっっ!!なシーンですかね。

「な!なんかあいついいだろ?」
ゾロウソに同意を求めるルフィです。
逃げようと言うウソップですが、
クリークが本当にすごい奴ならいずれぶつかるんやから、とルフィは逃げる気さらさらありません。
ルフィ、ギンにグランドラインについて聞きます。
ギンはまだ頭の中で整理がつかない、と言います。

「突然現われた・・・たった一人の男に50隻の艦隊が壊滅させられたなんて・・・!!!!」
その一人の男に次々と沈められていく艦隊の船。
偶然やってきた嵐のおかげで本船は無事でした。
仲間の船は何隻無事なのかもわからない。
あれを現実だと思いたくない。思い出したくない。
「あの男の人をにらみ殺すかと思う程の
 鷹の目のようにするどい目を思い出したくねェんだ!!!!」
「何だと!!?」
鷹の目!!!!!!


第49話 ”嵐”

ギンの話を聞いたゼフは、”鷹の目の男”に間違いない、と言います。
そんな事ができるのは奴しかいない。
「おれの探してる男さ・・・」
ゾロは言います。ジョニー情報ではこの店にも来たらしいですが・・・
「”真っ赤な目の男”ならこの店に来たことあるけど」
ワインの飲みすぎで目ェ真っ赤に。
んでもって体に引火して爆発。
体に引火って・・・・・。
ジョニー、ガセネタでした。

何故鷹の目の男は艦隊を襲ったのか。
「昼寝の邪魔でもしたとかな・・・」
ゼフの発言にギンお怒りです。そんな理由で潰されてたまるか。
ゼフ曰く、グランドラインとはそういう場所。何が起こるかわからない。
ゾクゾクわくわくしてるルフィ。
そしてゾロ、その男がグランドラインにいることが発覚して、自分の目的も完全にしぼられました。
「ばかじゃねェのか お前ら真っ先に死ぬタイプだな」
サンジくん、そんな2人を見てつぶやきます。
「当たってるけどな・・・バカは余計だ・・・
 剣士として最強を目指すと決めた時から命なんてとうに捨ててる
 このおれをバカと呼んでいいのはそれを決めたおれだけだ」
・・・・・・・・!!!!!!!(卒倒)これ以上惚れさす気かコノヤロー!(バカ)
「あ おれもおれも」
「勿論おれも男として当然だ」
ゾロの男前な発言に乗っかるルフィ・ウソップ。
「お前はウソだろ」
ウソップを柄で小突くゾロ。・・・・いいなぁウソップ・・(笑)。愛溢れてるよね・・・(笑)。
「・・・・けっ ばかばかしい」
ゾロサンならば、とりあえずサンジはここでゾロに惹かれます(笑)。
意味深な笑いでその様子を見るゼフ。

さて、クリークの船では、飢えた海賊たちの腹が満たされて復活です。
「これでまた再びグランドラインをめざせるというわけだ・・・」
そんなクリークの発言に怖気づく部下たち。
一人撃たれて、結局みんなクリークに従います。
さぁ、雄たけびとともにレストランへ向かう海賊たち。迎え撃つコックさん。
ところが!!!!!!!!

クリークの船がまっぷたつ!!!!!!!
巨大ガレオン船が・・斬られました。

「まずいっ!表の船にナミもヨサクもジョニーも乗ったままだ!!」
ゾロ・・・ナミさんが一番最初に出るのねっ!(もういいから)
ルフィ、一目散に走って行きます。
ゼフは沈没に巻き込まれないように碇をあげるように指示。
外に出ると、ヨサクとジョニー、荒れる海にいました。海ん中に。
泣きながらアニキ(ゾロ)に助けを求めてます。
「ヨサク!!ジョニーッ!!無事か!!」
ゾロの愛の言葉です(笑)。
「船は!?船がないぞ!!ナミはどうした!?」
ナミさん、宝持って、メリー号に乗って、逃げちゃいました・・・。

ゼフ、荒れる海の上に小船を発見。
「あの男は・・・!!」


第50話 ”己々(おのおの)が道”

ナミさん、ヨサジョの持ってた賞金首リストを眺めてます。
ナミさんの見てた海賊は最近また暴れだした、2千万べりーの賞金首。
「こいつの強さときたら このおれ達でも紙一重で殺される可能性が紙一重であるからな」
ホザいてる(笑)ヨサジョをほっといて、ナミさん、ヨサジョの船からお宝運んできました。
そして着替えたいから、と2人に後ろ向かせます。
照れ照れな2人。ちょっとくらいなら見てもバチ当たんないよなとか言ってます。
ダメだよ。ゾロに殺されちゃうよ(妄想)。
ちょっとだけ、2秒だけ、とか相談してます。
・・・・2秒って、結構凝視じゃない?マジマジ見てるよね?
そんな2人をナミさん、突き落とします。
彼女は海賊専門の泥棒、この船だって例外じゃないわ、と笑顔で言います。
ヨサジョは賞金稼ぎだけど、まぁいただいときます。
「ルフィ達とは短いつきあいだったけど けっこう楽しかった
 じゃあね!あいつらに言っといて!縁があったらまた会いましょvって」
船番頼まれてたヨサジョ、自分らのお宝まで盗られて散々です。
そしたらクリークの船まで斬られて、もう大変です。
「くそっ!!あの女!!最近おとなしくしてると思ったら油断もスキもねェっ!!!」
最近おとなしく・・・・?何だかこの発言に、ここまでの過程でのいろんな妄想が繰り広げられそうです。
さて、ルフィは水平線にメリー号を見つけます。
ヨサジョの船はまだ残ってます。
「ゾロ!ウソップ!!」
「ほっとけよ あんな泥棒女追いかけて何になる」
名前呼ばれただけで分かりますか。そうですか。普通か?いやゾロルだろ。
「おれはあいつが航海士じゃなきゃいやだ!!!」
はいルナミ。
この発言でゾロウソはナミを追いかけます。ルフィはというと
「おれはだめだ まだこのレストランで何のケリもつけてねェから!」
む!男前な発言だぞ!
「気をつけろよ こっちの事態も尋常じゃねェんだ」
まーー、ゾロ、ナミさんの事情を知っているかのような口ぶり。ふふ・・・・(笑)。
そこへあの男が登場です。
クリークの艦隊を潰した”鷹の目の男”。
小船で悠々と椅子に腰掛けてます。
武器は一つ。背中にしょった剣一本。ゼフ曰く、
「そうさ・・・”鷹の目の男”とは大剣豪の名
 奴は世界中の剣士の頂点に立つ男だ」
大剣豪、鷹の目のミホーク。背中にデカイ剣、胸元にクロス。
クリークの手下が、自分達を襲った理由を聞くと・・・
「・・・・・・・ヒマつぶし」
怒った手下、発砲。
しかーーし!ミホーク、剣の先で弾をかわします。
「切っ先でそっと弾道をかえたんだ
 あんな優しい剣は見た事がねェ」
ゾロ登場です。
「”柔”なき剣に強さなどない」
最強だ、とつぶやくゾロ。
「おれはお前に会うために海へ出た!!」
「・・・何を目指す」
「最強
 ヒマなんだろ?勝負しようぜ」
本気てぬぐい巻いて、勝負を挑みます。
海賊たち、こいつが”ロロノア・ゾロ”だと気づきます。
クリークもサンジもその名を知ってます。
メリー号が見えなくなっちゃいそうで心配するウソップですが、
ヨサジョはゾロを見つめてます。ルフィももちろん見つめてます。
「哀れなり 弱き者よ
 いっぱしの剣士であれば剣を交えるまでもなく おれとぬしの力の差を見抜けよう
 このおれに刃をつき立てる勇気はおのれの心力か・・・はたまた無知なるゆえか」
「おれの野望ゆえ そして親友との約束の為だ」
ウソヨサジョ、固唾を呑んで見守ります。ルフィは無表情。

遠く離れた海の上、メリー号にてナミはつぶやきます。
「いー奴らだったなァ・・・・・
 今度会ったらまた仲間に入れてくれるかな・・・」
甲板で海を見ながら、己の肩を抱きながら泣き出すナミ。
「・・・・また逢えるかなあ・・・・・・・!!!
 ・・・・・・はやく自由になりたいよ ベルメールさん・・・・・・!!!」


第51話 ”ロロノア・ゾロ 海に散る”

やなタイトルだなオイ!(笑)。
「世界最強の剣士と・・・海賊狩りのゾロ・・・!!」

ミホーク、胸に下げてたロザリオはナイフでした。
レッド・ラインとグランド・ラインで4つに区分された海のうち、最弱の海、イースト・ブルー。
そこで多少名を上げた程度の相手にはこのナイフで十分だと。
「あいにくこれ以下の刃物は持ちあわせていないのだ」
「ヒトをバカにすんのもたいがいにしろ・・・!!」
ゾロ、ムカついてます。早速向かっていきます。
「井の中の吠えし蛙よ 世の広さを知るがいい」
ゾロ、鬼斬りをかまします。が!!!!!!
3刀の合わさる一点を、小さなナイフで止めるミホーク。動けないゾロ。
出せば100%敵が吹き飛ぶ大技。今までは。
「ゾロ・・・?」
ルフィも意外そうにビックリしてます。
(そんなわけねェよ・・・いくら何でもこんなに遠いわけねェ・・・!!!
 世界がこんなに遠いハズはねェ!!!)
雄たけびをあげてさらに激しく斬りかかるゾロ。その全てをナイフ1本でかわすミホーク。
そして倒されるゾロ。
(・・・この距離はねェだろう!!この遠さはねェだろう!!!)
刀を握り締め、再び斬りかかるゾロ。
「ウソだろう兄貴!!!本気を出してくれ!!!」
「アニキィ!!!」
必死なヨサジョ。
「なんと凶暴な剣か・・・・・」
(こんな玩具にあしらわれるために・・・おれは今日まで剣を振ってきたわけじゃない!!!)
「おれは勝つために・・・・!!!!」
くいなとの約束が脳裏をかすめます。
「この男に勝つためだけに!!!」
その強さから、名を聞いただけで逃げ出す海賊もいた。
ヨサジョはその強さに惚れこんでいる。
それなのに。
「何を背負う 強さの果てに何を望む
 弱き者よ・・・」
「アニキが弱ェだとこのバッテン野郎ォ!!!!」
「テメェ思い知らせてやる その人は・・・・」
「やめろ手ェ出すなヨサク!!ジョニー!!」
ゾロを弱いと言われてキレたヨサジョですが、それを止めるルフィ。
「ちゃんとガマンしろ・・・・!!!」
ルフィ、ふるふるしながら耐えてます。くぅ・・・!!アンタ漢だね!!!

何度倒されても向かっていくゾロ。
  『いいねえ世界一の剣豪!!海賊王の仲間ならそれくらいなってもらわないとおれが困る!!』
ルフィの言葉が頭をよぎる中、虎狩りを仕掛けるゾロ。
しかーし。
ついにミホークのナイフがゾロの胸に埋まります。
叫ぶヨサジョ。
ギリギリしながら鼻息荒く耐えてるルフィ。
胸から血を流し、口から血が溢れても、ゾロは退きません。
「このまま心臓を貫かれたいか なぜ退かん」
「さァね・・わからねェ・・・・ここを一歩でも退いちまったら
 何か大事な今までの誓いとか約束とか・・・いろんなモンがヘシ折れて
 もう二度とこの場所へ帰って来れねェような気がする」
「そう それが敗北だ」
ならばなおさら退けない、と言うゾロ。
死んでも退けない。死んだほうがマシだと。
あーーー顔が男前だコノヤロ!!!(笑)
(なんという強き心力・・・・・!!敗北より死をとるか)
ナイフを引き抜き、名乗ってみよ、と言うミホーク。
「ロロノア・ゾロ」
「憶えておく 久しく見ぬ”強き者”よ
 そして剣士たる礼儀をもって 世界最強のこの黒刀で沈めてやる」
船を割った刀剣を抜くミホーク。
ゾロはこれが最期の一撃だと覚悟します。世界一か、死か。
「三刀流奥義!!!
 三・千・世・界!!!!」
ミホークもちょこっとびっくりしたゾロの奥義。
しかし和道一文字以外の2本は折れてしまいます。
(・・・・・敗けた かなわねェ・・・・
 おれが敗けるなんて考えた事なかった・・・
 これが・・・世界最強の力か・・・・!!!)
和道を鞘に収めて、ミホークに向き直るゾロ。
「何を・・・」
「背中の傷は剣士の恥だ」
不敵に笑い、言うゾロ。
「見事」
そして・・・・ミホークはゾロを斬りました。

「ゾロォーーーーーー!!!」
涙を浮かべたルフィの悲痛な叫び。


第52話 ”誓い”

左肩から右脇腹にかけて、ざっくり斬られました。
血が噴出し、和道一文字も手から離れます。
(生き急ぐな・・・・・!!若き力よ・・・!!)

「うわあああああああ!!!!!!!!!!!」
ルフィ、涙を浮かべて叫びます。ウソップも、ヨサクもジョニーも。
(何でだ・・・!!!)
サンジくん、納得がいきません。
まわりの海賊も驚愕です。あの”海賊狩りのゾロ”がこうもあっさりやられてしまったので。
  『剣士として最強を目指すと決めたときから 命なんてとうに捨ててる』
サンジくん、パニックです。
相手は世界一で、結果なんて見えてるのに。
(死ぬくらいなら野望を捨てろよ!!)
「簡単だろ!!!野望捨てるくらい!!!」

海に落ちるゾロ。飛び込むヨサジョ。
「チキショオオーーーーーッ!!!」
ルフィ、伸びてミホークへ向かっていきます。
サンジもまわりの海賊も吃驚。悪魔の実の能力者やったんかーい。
「若き剣士の仲間か・・・貴様もまたよくぞ見届けた・・・・・!!!」
難なくルフィをかわすミホーク。
首がハマって、引っこ抜くルフィ。
「安心しろ あの男はまだ生かしてある」
「!」
ルフィ、鼻血たらして、半泣きです。カワイイです。
「ゾロ!!?」
ヨサジョがゾロを引き上げます。
「我が名ジュラキュール・ミホーク!!貴様が死ぬにはまだ早い
 己を知り 世界を知り!! 強くなれロロノア!!!」

「おれは先 幾年月でもこの最強の座にて貴様を待つ!!
 猛ける己が心力挿して この剣を超えてみよ!!!
 このおれを超えてみよロロノア!!!」

「・・・鷹の目のミホークにここまで言わせるとは・・・」
ゼフも感心。

「小僧 貴様は何を目指す」
「海賊王!」
険しき道、と言われても、
「知らねェよ!!これからなるんだから!!!」べーーーっ
ルフィ、ミホーク嫌いだよね。ゾロあんなにされちゃね。
「ウソップ ゾロは無事か!!?」
「無事じゃねェよ!!でも生きてる!!気ィ失ってるだけだ!!
「アニキい」
「アニギ返事してぐれえ〜〜〜っ!!!」
ウソップ、泣いてるヒマないほど必死。
ヨサジョは号泣。
そんな中、ゾロは和道一文字を真っ直ぐ掲げます。
「ゾロ?」
「・・・・・」
ルフィ、呆けてます。
ミホークは剣士として多分何か通じてます。
「・・ル・・・ルフィ・・・?・・聞・・コえ・・・るか?」
「ああ!!」
サンジくん、神妙に見てます。
「不安にさせたかよ・・・・・
 おれが・・・・・世界一の・・・剣豪くらいにならねェと
 ・・・お前が困るんだよな・・・・・!!!」
咳き込んで血を吐きながらもしゃべり続けるゾロ。
まだ呆けてるルフィ。
コックさんたちも言葉もなく見つめてます。
「おれは もう!!
 二度と敗けねェから!!!!」
ゾロ号泣。男泣き。でも鼻水は垂れてない(笑)。
「あいつに勝って大剣豪になる日まで 絶対にもう
 おれは敗けねェ!!!!」
笑みを浮かべるルフィ、ミホーク。
「文句あるか 海賊王!!」
「しししし!!ない!!!」
ルフィ、満面の笑みです。
ゾロの新たな誓いです。

いいチームだ、と言い残し、去ろうとするミホークですが、
クリークが食い下がります。
クリークも男ですから、自分の艦隊沈められて途中からは無視されて、
黙っちゃおれません。
銃をブッ放しますが、
「さすがだな 懲りぬ男よ・・・」
あっさりかわして去るミホーク。巻き添えくらうは手下たち。

「ウソップ!!行ってくれ!!」
すっかり忘れてたメリー号、ルフィの言葉で向かいます。
「おれとゾロは必ずナミを連れ戻す!!お前はしっかりコックを仲間に入れとけ!!
 5人ちゃんと揃ったら!!そんときゃ行こうぜグランドライン!!!」
麦わらをルフィに投げながら叫ぶウソップ。
ゾロの戦いを見て、何となく勇気つけてます。グランドライン行く気です。
そりゃね、あんな戦い見せられて男としての何かを奮い立たされないヤツはいねぇよ。
「ああ!!行こう!!!」
うう!何かこのやりとり凄くスキなんですけど!!!!何でだろ!!!

さーーー忘れられてたクリーク一味がやってきますよ。
「・・・・やっと来るぜ 疫病神がよ」
本当にね。
「おっさん!!あいつら追っ払ったら おれ雑用やめていいか?」
「・・・・!好きにしろ」


第53話 ”サバガシラ1号”

クリーク、海上レストランのマヌケな外観がお気に入り。魚の形してますから。
敵船に奇襲をかけるには、海軍を装うよりよっぽど効果的。
艦隊を組みなおし、またグランドラインを目指せる。
鷹の目の男のようなヤツに出くわすことを恐れる発言をした部下を
容赦なく撃つクリーク。
クリークは、ミホークが悪魔の実の能力者だと思ってます。
グランドラインには能力者がうじゃうじゃいます。
麦わら小僧もグランドラインでは単なるそのうちの一人。
しかし、ゼフは能力者でないにも関わらず、一年の航海を続けた。
その手段は航海日誌に記されてるハズ。
あわよくばワンピースの情報も。
クリークの考えを聞いて、俄然やる気の部下達。
それを見てルフィもやる気です。
雑用交換条件も了承されました。
パティ、カルネ(←コックさん)も戦闘態勢らしいです。
サンジ、コックの一人に「ヒレ開いてこい」と指示します。
「店ン中戦場にしちゃクソジジイがうるせェだろ」
「なんか言ったかクソガキ」
「オー うるせェっつったんだよっ」イーッ
何ですかサンジくんそのガキみたいな態度は。イーって。小学生ですか。
ゼフの前じゃ子供ですか。

さてルフィ。ゴムゴムの大鎌、で海賊一気に海に落とします。
クリークの船はもうほとんど沈んでるんで、ルフィは海に落ちないようにいろんなところにしがみついてます。
そんな中・・・・
「出動ーーーーーっ!!!」
パティとカルネ、”バラティエ海戦兵器!!「サバガシラ一号」”とやらを出動です。二号があるのか。
さぁ、ジャキジャキと動きながら出動です。
「かっこいいーーーーっ!!!」ほしーーっ
ルフィ、こういうの大好きです。
そしてレストランの頭部が動き出します。
キコキコキコと動き出します。漕いでます。足漕ぎです。
ゆっくりと海賊たちの方に向き直り・・・・
「加速!!加速!!加速しろォ!!!」
・・・・・・・・・・
「きたァーーーーっ!!!」
すげー加速です。急激です。
その口から砲弾発射。
そして・・・「ヒレ」が開きます。
海の中から足場が。
店内を傷つけないように、外側に足場ができました。
ますます欲しくなるクリークさん。
さー、海賊と海のコックさんの戦いですよ。
パティとカルネ、クリークに向けて砲弾を撃ち、向かっていきますが・・・・。
片手でその動きを止めるクリーク。
「おれは首領・クリーク 世界の海を制す男だ・・・!!」
「それはおれだっての!!」カチーン
ルフィ、ちゃっかり反応。
「てめェらの遊びにつきあってるヒマはねェ!!!」
サバガシラ一号(笑)を放り投げるクリーク。怪力。
「気合だけだなあいつら」
店に向かってきたサバガシラをサンジは・・・・蹴った!!!
「足・・・!?」
「へへ・・・」不敵。


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