ONE PIECE 巻五  ”誰が為に鐘は鳴る”


第36話 ”追え!!”

ちびっこ3人+カヤ、森を走ります。
ジャンゴのチャクラム、一帯の木を一瞬で切り倒します。
「なんならこの林・・!!丸坊主にしちまってもいいんだぜェ!?」

「3年も同じ屋敷に居て情のかけらもねェのかよ!!!」
「死んで初めて感謝の一つもしよう・・・」
「救えねェ悪党だ」
「救うつもりはないけどな!!」
ルフィも鼻息荒げてヤル気です。
ウソップ、4人の元へ急ぐために、体に鞭打って坂を駆け上がろうとします。
それを止めようとするブチですが・・・・
ゾロ!!!!ブチをかっこよく地面に倒して圧し掛かります。
何だよその刀さばきはっっ!!!!!
「てめェはもう十分暴れたろ・・・!!
 活かしといてやるから黙って寝てろ!!」
その脇で、ウソップ、倒れます。
そりゃそうです。頭を岩で殴られただけではっきり言って常態では動けません。
「まァまァそこで倒れてた方が安全だろうよ
 貴様がジャンゴに追いついた所で所詮敵わねェ相手だ」
「敵わなくたって・・・守るんだ・・・・・・!!
 あいつらはおれが守る!!!!」
男泣きウソップ、なんて男前なセリフでしょうか。
ウソップの心意気、ルフィも受け止めます。
「ウソップ・・・・・・」
ゾロも感銘を受けました。でもその隙にブチの反撃にあってしまいます。
「おれはウソップ海賊団のキャプテンで・・・おれは勇敢なる海の戦士だ!!!
 村の者(モン)には指一本ふれさせねェ!!!」
変な格好で泣きながら叫ぶウソップを、クロネコ海賊団は笑い飛ばします。
そこへ大岩が。
「もっかいウソップを笑ったら  殺す」
ルフィ、男前。

ゾロとブチ、刀で押し合ってますが・・・・
「・・・・・おいブチネコ てめェにはよ
 もう二度も”邪魔するな”と 忠告してあるんだぜ・・・・!?」
そして・・・瞬殺。技の名前は言ってませんが。まぁ雑魚ですからね。
「ルフィ!おれはウソップ担いで催眠野郎を追う!
 問題あるか?」
「ない!急げ!!」
ゾロ・・・やっぱりちゃんとルフィにお伺いをたてるのね・・・船長一番なのね・・。
ゾロとウソップを止めようとするクロですが、ルフィの腕に邪魔されます。
「行け!!ゾロ ウソップ!!!」

ルフィ、伸びてパンチ食らわせようとしますが・・・クロ、消えます。
と思ったら背後に!!!間一髪で避けて・・”ゴムゴムの槍ッ!!!!”
でもやっぱりクロ消えます。
「戦う前に一つだけ聞いておこうか・・・
 他所者のお前がなぜこの村のことに首をつっこむ!!」
「・・・・・死なせたくない男がこの村にいるからだ!!!」(にっ)
ぎゃー!少年漫画の極意だよ!友愛だー!

ちなみにその頃のゾロ&ウソップ。どたばたばたばた。
「おい東だ東っ!!東って言ってるだろ!!」
「わかるかよ!!右とか左で言ってくれ!!」
「じゃあまわれ右っ!!」
「逆なのか!?」
・・・・ゾロ、かわいいわ。でもうちも東とか西とか言われても解らない人間なので、
ゾロの気持ち解ります。何処其処を右、とか言ってもらわないと解りません(笑)。

「簡単だな それでいいのか?お前の死ぬ理由は・・・」
「それでいい!!おれは死なねェけどな!!」

森、ジャンゴのチャクラムによって、どんどん切り開かれていきます。
カヤの体力も限界。熱を出して動けなくなりました。
そこへ・・・ジャンゴ。


第37話 海賊”百計のクロ”

ルフィ、伸びて伸びて伸びまくりますが、
クロはそんな伸びた腕に乗っちゃったりします。
「アクビがでるぜ・・」
しかもその腕を走ってきて、ルフィの顔面に強烈な蹴り。つま先めりこんでます。
興奮する部下たち。
「キャプテン・クロ万歳ーーーっ!!!」
んが!!
「その名前を呼ぶんじゃねェ!!!」
怒り出すクロ。

クロにとってこの計画は、”キャプテン・クロ”という名を完全に捨てるための計画、だそうです。
バカな部下たちを考慮して計画練ったり、
名を上げた自分を追ってくる海軍や賞金稼ぎの相手。
クロはそんな生活がウザくてしょうがない。疲れたそうです。
だから3年前、船を下りると決めた。
ちょうど攻めてきた海軍の船を一人で潰し、まだ息のあった海兵を利用します。
「いいツラしてやがる」
「命乞いはしねェ 殺すなら殺せ」
「・・・砕けたアゴでそれだけ吠えりゃ上等だ
 貴様にこの”百計のクロ”の首 くれてやる」
ジャンゴの催眠術で、部下の一人に”自分はキャプテン・クロ”と思い込ませ、
海兵には”自分はキャプテン・クロを捕まえた”と思い込ませます。
ちなみにこの海兵、モーガン大佐だそうですよ。

「後は今日この計画を成功させることでおれの目的は完全に達成される
 ”金”と”平穏”が手に入るのだ」
ふーん。 
そして向かってくるクロ。
ルフィ、岩を抱えて爪を受け、折ります。
「疲れただと?海で名を上げることが恐くて海賊がやれるか!!!!」
そしてそのまま殴りつける。
「野望(けいかく)のでかさならおれの方が上だ!!!」
笑みが不敵だ!!!!!!


第38話 ”海賊団”

片手の爪が折れて、残り5本です。
部下たち、クロを応援しますが、さっきは怒られたので今度は「クラさん」と呼びます。
「てめェらは黙ってろ・・・!!!
 後でちゃんと全員消してやるからよ・・・・・勿論ジャンゴの奴もな・・・・」
その言葉に部下たちも、ルフィも吃驚です。

カヤ、催眠にかからないためにずっと目をつぶってます。
ちびっこ、催眠かかってオネムです。
力ずくで開けようとするジャンゴに背後から襲うちびっ子3人。「コショー目つぶしっ!!」
さらに・・・股間をバットで・・・・・痛・・・・・。
催眠にかかった振りをしてたちびっこたち。再び隠れます。
震えながら(笑)立ち上がるジャンゴの頭上の木から、スコップ持って飛び掛ろうとするちびっこですが、
簡単に首根っこつかまれてしまいます。
叫ぶたまねぎの声を聞きつけたゾロ&ウソップ。急行です。
ジャンゴ、捕らえたたまねぎをそのまま木へ叩きつけます。
怒るほかちびっこ2人。

部下達、冗談でしょう、とクロに問いますが・・・・
「そもそもお前達をこの村から出す気はなかったよ
 困るんだ このおれの生存を知る輩に生きててもらっちゃあ」
まぁ・・当然っちゃ当然・・・・。一人くらい気づけよ部下。
「ばかかお前ら カッコ悪ィ海賊団だな」
ルフィの言葉を、クロは鼻で笑います。
海賊団なんざ所詮野犬のかき集め。自分の計画に従ってりゃいい。
部下を生かすも殺すも自分の采配次第。
自分の計画のために部下が死ぬのなんて、なんでもない。
「お前がキャプテンでたとえ何百人部下を従えようと ウソップには勝てねェ!!」
クロ、笑います。
「何が勝てねェのか言ってみろ!!!」
”抜き足”でルフィの背後へ。

「器だよ」

ちょっと腹立ったクロ。
「お前は本物の海賊を知らないんだ!!!」
クロの”抜き足”についてってますルフィ。
侮辱されたクロ、本物の海賊の恐さを教えてやる、と言って見せる技は・・・”杓死”。
部下達が慌てます。
「この位置はマズくないか!!?」
「おれ達までくらっちまう!!」
必死でクロに命だけは、と懇願する部下たち。
しかし、クロ、”杓死”発動。
静まり返る海岸。
しかし突然、ルフィから遠く離れた部下の一人が斬られます。
そして次々と斬られていく部下たち。部下だけでなく、壁も斬られていきます。
”杓死”とは、抜き足での無差別攻撃。
その速さゆえに、本人ですら何を斬っているのか分かっていない。疲れるまで止まらない。
悲鳴を上げて倒れていく部下たち。
その様子に、ルフィ、ブチギレです。

「お前は仲間を何だと思ってるんだァ!!!!」

あ、ナミさんはお宝捜索中ですv(笑)。


第39話 ”誰が為に鐘は鳴る”

ルフィも”杓死”で斬られます。
しかし、同時にクロを捕らえます。
「貴様のおかげで中途半端に死にきれねェかわいい部下(コマ)どもが苦しんでる」
悲痛な叫び声をあげる部下たち。
「お前みたいな海賊(おとこ)には 絶対におれはならねェ」
再び”杓死”体勢に入るクロの背後にルフィは圧し掛かります。

カヤ、ちびっこを助けるかわりに遺書を書く、と言います。
チャクラムを喉にあて、言うとおりにしてくれないなら遺書も書かずにここで死ぬ、と。
遺書を書き上げ、ジャンゴはカヤを殺す準備をし、カヤも心を決めます。

「いた!!!!
 止まれ止まれ いたいたいた!!!!」(ばんばんばんばん)
「いてェいてェ!!たたくな そこ斬られてんだぞ!!」
・・・いた、と、痛、を、かけてるんですかね。
カヤにチャクラムを向けるジャンゴを発見するゾロ&ウソップ。
「でも大ピンチだ!!ココで下ろ・・・!!」
「よしいってくる」
ゾロ、ウソップ落として、走っていきます。
急いで向かいますが、結構な距離が。
さっさと終わらせようとするジャンゴに・・・・・ちびっこ三人のスコップが・・・・その・・・ケツにね。
いやー、痛そうだ(笑)。
3人を蹴り飛ばすジャンゴ。
一足遅かったな、と言うジャンゴに、ゾロ、ニッと笑って「そうでもないぜ」。
そして、枝を切り落とします。
「そう!!その枝が邪魔だったんだ」
・・・・なんですか!早くもゾロとウソップ以心伝心ですか!?ぎゃーーー!!
そして、枝が無くなったことで、ターゲットロック。
「くらえ催眠術師!!」

クロの前面にひっつくルフィ。
殺されずにすみそうだ、と思った部下たちは、ルフィを応援しだします。
ムカついたルフィ、頭だけ背後に伸ばして(不気味)部下達に喝。
そしてそのまま伸ばした首を・・・・・。

「必殺”火薬星”!!!!」
「ゴムゴムの鐘っ!!!!」


第40話 ”ウソップ海賊団”

吹っ飛ぶクロ。”百計のクロ”が倒れました。
「てめェは一体・・・・何なんだ!!!?」
「モンキー・D・ルフィ!!!
 名前を捨てて海から逃げる様な海賊におれが敗けるか!!
 海賊が名前を捨てる時は死ぬ時で充分だ!!
 おれの名前を一生覚えてろ
 おれは 海賊王になる男だ!!!!」
・・・・・・ぎゃふん!!!!男前すぎだぜアンタ!!!!!
クロを部下たち向けて放り投げて、二度とくるな、と言い放つルフィ。
そして倒れます。
「おつかれ様っ」
腕で受け止めるナミさん。・・・・これって結構たくましいんじゃないの?ルフィ軽そうやけども。

さっきのお怒りルフィの理由を聞くナミさん。
「おれあつら嫌いだ あいつら間違ってる・・・!!」
シャンクスの海賊団で仲間の在り方を知ったルフィには、クロの考えは気に喰いません。

森では・・・・
ゾロ、刀を鞘に収め、本気てぬぐいを腕に巻きなおして、再び森の中へ。
背後には横たわるジャンゴ。
ウソップ、カヤ、ちびっ子3人は森の中で話し合い。
「今・・ここで起こったことを全部 秘密にできるか?」
村を救った英雄になれるのに?と問うちびっこ。
誤解を解かなきゃ、と言うカヤ。
でもウソップは、もう済んだことでわざわざ村人に恐怖を与えることはない、と。
全てを自分のウソにしてしまえば、村も今までと同じように安心した生活が送れる。
ウソップ・・・・アンタほんまに漢やね・・・・(ホロリ)。
強さとかそういうものでは多分私たち一般人に一番近いウソップですが、
こういう部分ではもう、全然かけ離れてすばらしいです。あぁ男前。
「カヤお前は  つらいか・・・?」
「・・・・・・いいえ」
何だこの熟年夫婦な会話は。
まぁカヤは確実にウソップに惚れてるね。惚れないわけがない。
唯一オフィシャルなカップリングだよ全く。

さて、この日ウソップの朝の雄たけびはありませんでした。
調子の狂う村人。
時計代わりにしてた人は寝坊しちゃうし、昨日怒りすぎたか・・・と反省しちゃう人も。
ちびっこ3人もちゃんと秘密にしてます。

あの坂道で、ルフィら3人に礼を言うウソップ。
「お前たちがいなかったら村は守りきれなかった」
「何言ってやがんだ お前が何もしなきゃおれは動かなかったぜ」
ゾロ、ニヤリ笑いです。きゃ。
「おれも」
「どうでもいいじゃないそんな事 宝が手に入ったんだしvv」
・・・ナミさん!!!不作とか言ってたくせに!

お屋敷にて、メリーの手当てをするカヤ。
メリー、しぶといな(笑)。
カヤ、メリーにお願い事です。

原っぱにて。
ウソップ海賊団集合。
ウソップ、一人で海へ出る、と報告です。
さわやかな笑顔で報告です。
固まるちびっ子。
「おれはこの村を出る!!理由は一つ!!
 海賊旗がおれを呼んでいるからだ!!!」
・・・・親子やねぇ・・・・・。
アセるちびっこたち。ウソでしょう?と。いやだ、と。
しかしウソップ、背を向けて思い出話を始めてしまいます。
この場所は彼らが初めて出会った場所。そしてウソップ海賊団結成の場所。
いろいろありました。
ウソップの脳裏をよぎる楽しい思い出。
「お前らの野望は何だ!!!」
「酒場を経営することです!!!」
「大工の棟梁になることです!!」
「小説家になることです!!」

「それぞれ野望の火をたやすことなく 己の道をつき進むことをここに誓え!!!」
今まで耐えてましたが、たまらず涙がにじむウソップ。
「今日限りをもって ウソップ海賊団を!!!解散する!!!!」
4人とももう号泣です。
見開き使って宣言して号泣です。
ちびっ子の夢は海賊じゃないんです。だから解散なんです。
しかしウソップ、いいこと言うね。立派だね。
いいキャプテンを持ったねちびっ子。


第41話 ”海へ”

「ふーっとれた!」
「バカだな のどを鍛えねェから魚の骨なんかひっかかるんだ」
「あんたらに言っとくけどね フツー魚を食べたらこういう形跡が残るもんなのよ」
うん、ゾロのお皿はキレイです。つーかどうやって鍛えろと。どうやって鍛えたのか。
メシ食って出発しよかー、という3人の前に、カヤが現われます。
そうです、船です。
「くれるのか!?船っ!!」

ウソップ宅。
異常な大きさのリュックに荷造りです。
しかし玄関から出ません。そりゃあんな化け物じみた丸さのモン、出そうってのがおかしいよ。
つーかそれを背負えるアンタも結構スゴイよ。
結局玄関ぶち壊して転がり落ちるウソップ。
再び血まみれです。
とりあえずせっせと転がった荷物を再びリュックへ。

海岸。
立派なキャラヴェル(←”15世紀に作られた帆船の1つの名称”らしい)です。
メリーさんデザインの「ゴーイング・メリー号」。
船の説明はもちろんナミさんが請け負います。
「航海に要りそうなものは全て積んでおきましたから」
「ありがとう!ふんだりけったりだな!!」
「至れり尽くせりだアホ」
・・・ゾロ・・・!!博識!!!(そうか?(笑))。ルフィも言葉は知ってるけど使い方理解してないっぽいな。
そこへウソップ、リュックごと坂道を転がってきます。
船直撃コースなので、ルフィ&ゾロ、足で顔面を止めます。
「・・・!!わ・・・わりいな・・・」
「「おう」」

海へ出るウソップ、カヤとお別れです。
「今度この村に来る時はよ
 ウソよりずっとウソみてェな冒険譚を聞かせてやるよ!!」
「うん 楽しみにしてます」
む、彼女との別れのわりには爽やかじゃねぇか。若いなコノ。
ルフィたちへも別れを言うウソップですが、ルフィになんで?と言われてしまいました。
「愛想のねェ野郎だな・・・
 これから同じ海賊やるってんだからそのうち海で会ったり・・・」
「何言ってんだよ 早く乗れよ」
ゾロの言葉にウソップ「え?」と固まります。
「おれ達もう仲間だろ」
・・・・・・・っかーーーーー!!!!!!
ルフィ&ゾロの以心伝心ぶりもすごいけど、
ルフィたちがウソップとも以心伝心してると思ってるところがまた!!!くはー!
ウソップの意見聞くまでもなく、もう仲間だと!ウソップもそう思ってると!!
ウソップもね、ちょっとは期待してたと思うのよ。期待っつーか、希望っつーか。
本当にちょっとだけ。別れの時に頭には浮かばないくらいのちょっと。
でも繋がってたよ!!!!!もう仲間だよ!!!!!!
よかったねウソップ!!片想いじゃなかったよ!!!!
ルフィ、見る目あるから!!!!

「キャ・・・!!キャプテンはおれだろうな!!!」
「ばかいえ!!おれが船長だ!!!」

出航するウソップを影から見送りながら、何かを決意するちびっ子3人。

カヤ、メリーに気持ちを告白。
本当は彼を引き止めたかった。
メリーは、カヤに村の人から聞いたウソップの過去を話します。
ウソップの父親が海へ出てまもなく、ウソップは母親も亡くしていたのです。
彼女の死の前日、病気で衰弱した母親を元気付けるためにウソップは・・・・
『海賊が来たぞーーっ』
父が自分達を迎えに来た、と。
母が元気になれば航海に連れてってくれるよ、と
でも彼女は知っています。夫は戻ってこないことを。
それでも夫を誇りに思っているし、ウソップにも父さんの様な勇敢な男になれ、と言います。
まるで最期のような母の言葉を聞いて、ウソップはまたウソをつきます。
どんな病気でもなおしてしまう薬があるんだよ。
それでも母は、夢のみすぎだと言って、自分の死後の事を話そうとします。
『死んだ時の話なんて聞きたくないよ!!
 夢ならみるよ・・・!!!・・・・だっておれは海賊の息子だから・・・・・!!!!』
母親の死後も、ウソップは叫びます。海賊が来た、と。
村人は、ウソップのその叫びには、いつか父親が迎えに来てくれるのでは、
という願いがこめられているのでは、と思います。

「あなたはこれからもっと強くなる必要がありますね
 今日までの彼の行為に応えるためには・・・」
「うん・・・」

「メリー 私ね・・  医者になる」
「ほう・・それは立派な目標ができましたね」

ゴーイング・メリー号では、新しい船と仲間に、乾盃。
ちびっこ3人は、ウソップを継いで、「海賊がきたぞーーっ!!」
今日も村は平和です。


第42話 ”ヨサクとジョニー”

ジョリーロジャー(海賊旗)・ルフィ画。
・・・・・。
「コイツには・・・つまり絵心ってもんがねェんだな」
「ううん・・・もしかしてこれって芸術なんじゃないかしら」
「海賊旗は”死の象徴”のハズだろ・・・・ ・・・まァある意味恐怖だけどよ」
ヘタクソなルフィに代わって、ウソップ画。
「「マーク変わってんじゃねェか」」
ルフィ・ゾロのダブルツッコミです。
冗談はさておき、真面目に描きました。
上手です。
ウソップ、芸術にも長けてます。
帆にも描いて、海賊船完成。
皆ペンキまみれでお疲れです。
わー、ゾロも頑張ったんだー。カワイー(アホ)。
そこへ突然砲撃音。
ルフィ、大砲がついてたので練習です。
ウソップ参上。狙いは先にある大岩。
さっきの飛距離を参考に角度を変えて・・・・・命中!
ルフィ感心!!!本人も吃驚!!!そして早速自慢!

「お前はさ”狙撃主”に決まりだな!」
・・・・・大砲撃ってなかったら、何の担当になってたんだろう・・・・・。
まぁどっちにしろパチンコ上手いから狙撃主だろうけど・・・・。
キッチンにて、今後の仲間について。
ちなみにゾロは床座り。おっさんか!!!
でね!ルフィとウソップ同じ側に座ってるでしょ!?やっぱ女1男2ならこうでしょ?
てことは!!ウソップの村でゾロとナミが隣同士になってたのはやはりゾロナミの表れですか!?
妄想しすぎだと言われても、構わない!!!!!
えーと、本題戻りまして、今後の仲間。
皆が思うのは”コック”。
しかしルフィの希望は”音楽家”。
彼の中では海賊とは歌うもの、だそうですよ。
そんな和気藹々の空気のなか・・・・・
「出て来い海賊どもォーっ!!!てめェら全員ブッ殺してやる!!!!」
何者かが船で暴れてます。
所構わず蹴り飛ばすわ、ルフィに斬りかかるわ。
「相手何人だ」
「一人・・・かな」
「じゃあいつに任せとけ」
・・・・・信頼!!!!!!!
ついでに窓にへばりついてるウソップの鼻が真横に曲がってるのがポイント。
「こちとら名のある海賊の首をいくつも落としてきてる
 名もねェ海賊風情が・・・・!!
 おれの相棒を殺す気かァ!!!」
ルフィに斬りかかりますが・・・・・撃沈。
「か・・・・・!!紙一重か・・・・・」

「ん?お前・・・!ジョニーじゃねェか・・!!」
「え・・・ゾ・・・ゾロのアニキ!!!?」
「どうした!ヨサクは一緒じゃねェのか」
「それが・・・!!」
ゾロの知り合いですか。

ヨサクと呼ばれた男、死にかけてます。
突然青ざめて気絶を繰りかえし、歯も抜け落ち、古傷が開いて血が吹き出る。
休んでいた岩山には砲弾が飛び込んでくる。
それを聞いたルフィ&ウソップ。
「ご・・・ごめんなさい」
「済んだことだ 気にしねェでくれ・・・謝ってすむなら警察はいらねェ」
ズキーーン!ルフィ&ウソップ、涙です。
相棒の死を恐れて涙するジョニー、それを神妙に見るゾロ。
しかーし!ナミさん「バッカじゃないの!!?」です。
「何だとナミてめェ!!」
「あんたおれの相棒の死を愚弄するとただじゃおかんぞ・・・」
ナミさん、知ってます。
これは”壊血病”。あれだよ、ビタミン不足だよ。
「手遅れでなきゃほんの数日で治るわ」
「本当ですか姐さん!!」
「その呼び方やめてよ」
ビバ、ナミさん。
「お前すげーな 医者みてェだよ」
「おれはよ お前はやる女だと思ってたよ」
「船旅するならこれくらい知ってろ!!あんたたちほんといつか死ぬわよ!!」
ウソップは知識としては知ってたと思うけど、ああいう状況で”壊血病だ!”と判断するチカラはなかったんだろね。

復活したヨサク(「そんなに早く治るかっ!!!」)とジョニー。
ヨサク、下がトランクスにしか見えないんですけど。どうなんですか。短パンなんですか。
ジョニー、顔に『海』の刺青。結構好きな顔です。まぁサングラスしてるんで目ェ見えないけど。
調子乗ったヨサク、また血ぃ吐いて倒れます。
「いいから黙って休んでろ!!」

そんでもって、この事態から学習。
長い船旅の落とし穴。
「海のコックを探そう!!!」
そういうルフィたちに、
「アニキアニキ!」(はい!はい!)
「何だよジョニー」
ジョニー、挙手で発言権をゾロに求めます。カワイイじゃねぇかチクショー。(ジョニー好き)
ジョニー曰く、ここから2・3日の距離に海上レストランがあるとか。
そこには、ゾロの探す相手、『鷹の目の男』も現われたことがあるとか。

さぁ、レッツ海上レストレン!!


第43話 ”サンジ登場”

さてさて、海上レストラン”バラティエ”到着です。
・・・・魚をイメージしたような・・そんな感じの・・・。
「でっけー魚っ!!」
「うわーーっ」
「ファンキーだなおい!!」
ルフィはこういう好きそうだよね。
ナミさんはとりあえずデカサに驚いたのか・・?
ウソップはアーティスト面での驚きでしょうか。
さて、そんなメリー号の隣に、海軍の船が。
出てきたのは海軍本部大尉”鉄拳のフルボディ”。
「船長はどいつだ 名乗ってみろ」
「おれはルフィ 海賊旗はおととい作ったばかりだ!
「お・・お・・おとといきやがれっ!!」
「うっはっは それいけるぜ相棒っ!!」
「おれがウソップだ」(くわっ)
いや、ウマイねジョニー。
しかしみんな海軍相手に呑気ですなぁ。
フルボディ、ヨサクとジョニーに見覚えが。
小物狙いの賞金稼ぎ。
喧嘩売られたヨサジョ(略すな自分!!!)、向かっていきますが・・・
「か・・か・・紙一重か・・・・・」
ぼこぼこです。
「お前らやっぱすげェ弱いんじゃねェのか?」
ルフィの発言もごもっとも。
「何やってんだよお前ら」
ゾロ、これは『弱いくせに海軍に向かってくなよ』なのか
『あんなの相手に何負けてんだよ』なのか。
フルボディ、レディに呼ばれて消えていきます。
彼は今休暇中なのでルフィたちに手ェ出す気はありません。

ナミさん、ヨサジョ(だから略すな)たちの落とした賞金首の手配リストを見つけます。
ヨサジョはコレで商売相手(狩る相手)を見つけてます。
そのうちの1枚を握り締めるナミさん。

そーこーへ!
フルボディの船の砲口がメリー号に!!!!
うそつき!!
発射しましたが、我らが船長、ゴムゴムの風船ではじき返します。
ウソ・ヨサ・ジョは吃驚です。
ゾロ・ナミは一回見てますからね。
んが。返した先は・・・・バラティエでした。
泣きながら倒れるルフィ。アホ。
「バカ」とツッコむのはもちろんゾロ(多分)。丸い後ろ頭が愛しいです。

バラティエ内、店内の客はフルボディ大尉にメロメロ(古)です。
美女とワインをかわすフルボディ、ソムリエ風にワインの銘柄を当ててみせます。
盛り上がる客。
「クソ違いますお客様」
煙草咥えて現われた副料理長・サンジ。
ウェイターが何故か全員逃げ出してるこのレストランで副料理長自らスープもってきてます。
自信たっぷりで間違えたフルボディ、まわりの客からは失笑です。
さっき自分の言ったワインを予約してたはずなのに。フルボディ赤っ恥。
「くわしいの?」
「え?」
「ワイン」
「ああ・・まあな 今日は少し舌がにぶってるらしいが・・・」
何だかこの美女、大人じゃありません?気に入った。

えーと、砲弾ぶち込まれたバラティエ、オーナー兼料理長・ゼフがケガしちゃいました。
そこへ連れてこられた犯人ルフィ、
「ぎゃあーーーーーーっ足がフッ飛んでるゥ!!!」
泣いてます。
ゼフは片足が義足です。

「なんだもとからか・・・
「だが全身打撲だ・・・・!!」
何で砲弾ぶち込まれて全身打撲なんだ。衝撃か。
「金がねェんじゃ働くしかねェよな・・・」
「そうだな ちゃんと償うよ」
『償う』なんて言葉知ってるのねルフィ。
出された条件は『1年間の雑用ただ働き』。

メリー号ではゾロが今のルフィの状態をズバリ言い当ててます。・・さすが・・。
メシくいがてら様子を見に行くことに。

再び店内、フルボディ、さっきの腹いせにサンジを呼んで、
スープに虫が入ってる、といちゃもんつけます。
呼ばれたサンジは美女口説いてます。
美女、まんざらでもありません。
・・・・サンジ、一応男前の部類なのか。。。。
えー?だって眉毛渦まいてんだよ?・・・でもまぁ金髪碧眼らしいんで(同人世界)。
この虫は何だ!と怒るフルボディに対し、
「すいません・・・お客さん・・・・わかりません
 昆虫にはあまり詳しくないもので」
むっ!口が達者だ!!ユーモアが!!
他の客にも美女にもウケました。
怒ったフルボディ、机を叩き折ります。
息を呑む客。
「・・・・・・ちょっとあの虫を取り除けば
 飲めたんじゃねェのか?このスープは・・・・!!」
サンジの態度に『こっちは金を払う客だぞ!!』と食って掛かるフルボディ。
美女、許してあげて、と止めに入ります。
「金ってのは・・・腹のたしになるのかい?」
ナミさん聞いたらかなり言い返しそうな発言です(笑)。

静まり返る店内。
血まみれのフルボディの顎を掴むサンジ。
「海でコックに逆らうことは自殺に等しい行為だってことをよく覚えとけ・・・
 食いモンを粗末にすんじゃねェよ・・」
顔が凶悪だよサンジくん!!


第44話 ”三人のコック”

ただ働き期間を一週間に値切るルフィ。
超ーーーー長いコック帽でルフィをばふばふしながら反対するゼフ。
彼なりの交渉術、再びです。
「よし決めた!1週間で許して貰うとおれが決めた!!」
「決めんなボケナス ”料理長キィーーック”!!」
義足キック。
それならば、とゼフの妥協案。
「足一本!!置いてけや!!!」
のこぎり片手に、マジです。
「いやに・・・決まってんだろ ばかじゃねェのおっさん」バギーじゃあるまいし。
「・・・・・・・・・・いやだいやだで渡っていけるシャバだと思うな若僧」
料理長ドローーップ!!!!
そのまま床突き抜けて共に落下。
しかしゼフ、発言がカタギじゃねぇよな。

トイレ。
コックのパティが鼻毛抜きながら接客の練習。
「『いらっしゃいませイカ野郎』!!」
「『おとといきて下さい』」
「『ヘボイもおそれ入ります』」
「『一万ベリー入りますザマありません』」
お客様は神様だ!!!
さて、店内へ参りますか。お客様は神様お客様は神様お客様は・・・
「お・・お客様ァーっ!!!?」
サンジ、お客様をボコってました。
「大切な『お客様』を傷つけるとはどういうことだ!!!」
「客がどうした コイツは今大切な『食い物』を粗末にした上にコックを侮辱しやがった!!
 だから思い知らせてやってんのさ」
こんな店潰してやる、とまたいきがってるフルボディ、
「潰すのかこの店を
 じゃあここで息の根止めとかなきゃなァ」
コック3人がかりでサンジ止めますが、サンジくんキレてます。
「頭に血が上るんだよ!!てめェみてェなつけ上がったカン違い野郎を見るとよォ!!!
 お前がどれ程偉いんだ・・・!!!」
フルボディ、ビビりまくりです。
そこへ上からルフィとゼフが降ってきます。
「てめェのせいだ小僧!!」
「おっさんが壊したんだろ!!」
コック、オーナーにサンジを止めるようお願い。
「貴様また店で暴れてやがんのか・・・」
「うるせェなクソジジイ・・・」
サンジくん、よく暴れてるようですね。
そして義足で蹴り飛ばすゼフ。
「てめェもさっさと出ていかねェか!!!」
フルボディも蹴り飛ばす。
海賊のようにガラ悪いレストラン(フルボディ・談)。

そこへ海軍の部下、登場。
船の檻から、東の海で最強と言われるクリーク海賊団の手下を逃がしてしまいました。
7人がかりでやっと捕まえたのに。
3日前捕まえたときから餓死寸前で、今も動けるはずはないのに。
謝る部下ですが・・背後から撃たれました。
「『お客様』1名入りました」

メシもってこい、という海賊の手下。
「『いらっしゃいませイカ野郎』」
パテイ、笑顔(キモイけど)で接客です。
代金はお持ちで?というパテイに銃を突きつけますが・・・
「代金払えねェんなら 客じゃねェじゃねェか!!」
イスごと手下を殴りつけます。
ぎゅるるる・・と腹の鳴る手下ですが、客じゃねェ奴は消えろ、と
パティは何度も蹴り付けます。
その様子を黙って見つめるサンジ。とルフィ。
店の外に放り出された手下。店内ではパティへ拍手が。

腹を鳴らして倒れてる手下の元に、食いモンを置くサンジ。
おそらくチャーハン?とお水。
「食え」
夢中でかっ込む手下。
「面目ねェ・・・!!
 こんなうめェメシ食ったのは・・・おれははじめてだ・・!!」
泣きながら食う手下。
「・・・!!面目ねェ 面目ねェ!!
 死ぬかと思った・・・!!もうダメかと思った・・・・・・・!!!」
「クソうめェだろ」
満足げなサンジくんです。
その様子を見ながらルフィ、決めました。
「いいーコック みつけたぞ!」(にいっ)
彼なりの交渉術、再び、でしょうかね。


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