ONE PIECE 巻四  ”三日月”


第27話 ”筋”

お嬢様、クラハドールへのプレゼントを用意してます。
明日は彼がこの屋敷にきてちょうど3年目。
いつもお世話になってる彼へのプレゼントです。
ウソップは、必死に村人を説得しようとしますが、
怒って向かってくる村人たち。ウソップ退散です。
海岸では、目を覚ましたルフィから5人が話を聞きます。

ウソップはカヤの元へ。
そしてクラハドールのことを話します。
あいつは海賊で、お前を殺そうとしてるとんでもない悪党だ、と。
でもカヤは信じることができません。
ウソップの言動は、さっきの事での仕返しとしか思えません。
「最低よ」
そこへ屋敷の警備のものが。
ウソップも必死です。警備員を殴ります。
カヤ、その様子に更にショック。
警備員、銃を取り出します。ウソップもパンチコを。
結局、警備員二人とも倒します。
最低、と言われてもカヤを助けるために「おれを信じろ」と言うウソップ。
村人が屋敷まで追っかけてきたので、ウソップ、カヤの手を掴んでムリヤリ逃がそうとします。
そんなウソップの頬を張るカヤ。
「とんでもない悪党は・・・あなたじゃないっ!!!」
カヤの傍にいた執事、銃を取り出し、「お嬢様から離れろ!」
涙を浮かべて逃げるウソップに、発砲。
左手に銃弾を受け、誰も信じてくれない事にショックを受けるウソップ。
暴行犯だ、と叫ぶ執事の言葉を受けて、「そこまでおちたかウソップ!!」
と村人はウソップを追いかけながら責めます。

日も暮れて、肩を落として歩くウソップ。
村を背に振り返り、涙を流すことしかできません。
そこへちびっこたち。
急いで涙を拭いて。左手を隠して。
海賊たちのことを皆に話さなきゃ!と言うちびっこの言葉に、ウソップは
「いつものウソに決まってんだろ!!
 あの執事の野郎ムカついたんで海賊にしたててやろうと思ったんだ!!」
ルフィは自分の耳で聞いてるんで、そんなウソップの言葉に「ん?」と思います。
ゾロ・ナミもルフィから話聞いてるんで不思議です。
でも純粋なちびっこ3人は、ルフィもグルだと思って、本当にウソだと信じてしまいます。
しかもウソップがそんな人を傷つけるようなウソをついたことで、
「おれちょっとキャプテンをけいべつするよ」
と言いながら家へと帰っていきます。

夜、あの海岸でルフィら3人にウソップは話します。
「でもみんなはウソだと思ってる!!
 明日もまたいつも通り平和な一日がくると思ってる・・・・・!!
 だからおれはこの海岸で海賊どもを迎え撃ち!!!この一件をウソにする!!!!
 それがウソつきとして!!おれの通すべき筋ってもんだ!!!!」
ウソップ、漢な発言です。
「腕に銃弾ブチ込まれようともよ・・・・・
 ホウキ持って追いかけ回されようともよ・・・!!ここはおれの育った村だ!!
 おれはこの村が大好きだ!!!
 みんなを守りたい・・・・・!!!
 こんな・・・わけもわからねェうちに・・・みんなを殺されてたまるかよ・・・!!!」
腕からはまだ血が流れています。
でもみんなを助けたい、と泣くウソップ。
「とんだお人好しだぜ 子分までつき離して一人出陣とは・・・!!」
「よし おれ達も加勢する」
ウソップの心意気に、3人も打たれました。


第28話 ”三日月”

どうして一緒に戦ってくれるのか、と言うウソップに、
「だって敵は大勢いるんだろ?」
「怖ェって顔に書いてあるぜ」
そう言われて、得意のウソで平気だ、と言いますが膝はガクガクです。
そんな姿を見られて、同情なら受けない、と言いますが、
「笑ってやしねェだろ?立派だと思うから手を貸すんだ」
「同情なんかで命賭けるか!」
ゾロとルフィの言葉にウソップ、感涙。

ウソップ曰く、海賊どもの攻めてくるこの海岸では村に入ってくるルートは坂道一本。
この坂道さえ死守すればいい。
「お前ら何ができる?」
「斬る」「のびる」「盗む」 「隠れる」
「「「お前は戦えよ!!」」」

屋敷へ戻ったクラハドール、執事からお嬢様の贈り物を受け取ります。
クラハドールはよく眼鏡のズレをなおしているので、新しい眼鏡をプレゼント。
優しいお嬢様の心遣いに涙する執事ですが、クラハドールは・・・・・
そのプレゼントを足で踏み潰します。
「もう芝居を続ける意味はあるまい
 あと数時間でどうせ”事故”は起こるのだから
 実に長かったよ3年間は・・・」
そうして執事を斬ります。

ジャンゴの船にて。
「あ 船長おはようございます」
「バカヤロウ”おはよう”ってのは朝日とともに言うのがおれのポリシーだ
 まだ月も落ちねェ真夜中だぜ」
「そ・・そりゃ失礼を!!」
「野郎ども!!おはよう」
ガーン!!
憎めないジャンゴの一声で、海賊出航です。

ウソップ、坂道に油撒いて、ツルツル上れないようにしてます。
「お前よくこんなチョコザイな事思いつくなー」
「そりゃそうだ!!おれはチョコザイさとパチンコの腕にかけては絶対の自信を持ってる!!!」
チョコザイて・・・・(笑)。

そして夜明け。ジャンゴの船、海岸に到着です。
・・・・ウソップたちの所は・・・・静かです。
北の方からは声が聞こえます。
「海岸間違えたのか!?もしかして!!」
ここからまっすぐ北へ向かって走れば3分でつきます。
北の海岸も同じような地形なので、そこでくいとめられりゃ村は安全です。
ナミさんたちの船も北にあります。お宝ピンチ!
ルフィ、ダッシュ。
ナミさんもダッ・・・・・・・ツルツルツルツル。
「おいナミ!!何やってんだ」
「助けて落ちるっ!!」
気づいてくれるのね剣豪。ルフィもウソップも行っちゃったけど、
貴方は気づいてあげるのねナミさんのピンチに。ゾロナミなのね。
そして・・・・・「あ ごめん」
ナミさん、ゾロ引っ張って、踏んづけて坂道から脱出。
哀れゾロは油坂道を滑り落ちていきます。
「わるいっ!宝が危ないの!!」(どーん)
「あの女殺す!!」
そんな事言って、剣豪。愛しちゃってるのにねぇ(妄想)。
ルフィは北へまっすぐ!
ウソップも!しかしルフィの姿は見えません。足が速いのか、はたまた・・。

そして坂を駆け上がる海賊たち。
んが!坂の上の誰かに攻撃を受けて倒れます。
「おれの名はキャプテン・ウソップ!!!
 お前らをず〜〜〜っとここで待っていた!!!
 た・・戦いの準備は万端だ!!!死にたくなきゃさっさと引き返せ!!!」

剣豪は油坂道とツルツル戦ってます。
「くっそーっどうすりゃいいんだ登れねェ!!!」
ルフィは村に出てしまいました。
「おっかしいなー北ってゆうから寒そうな方角に走ってきたのにっ!!


第29話 ”坂道”

ウソップ、ルフィがまだ来てないのでドキドキです。
でも男・ウソップ。負けません。
「今の内に引き返さねェと一億人のおれの部下どもがお前らをつぶすことになる!!!」
「何ィ!!?一億人!!?す・・・すげェ」
ジャンゴ船長しかダマされてません。
「げっ!!ばれたっ!!」
本気でだませると思ってましたウソップ。

「ジャンゴ船長大変です!!」
「そうか!!まずいな!!」
「いえマズくはありません!!」
ジャンゴ、憎めません。
そうそう、ナミさんのお宝、発見されてしまいました。
そこでウソップ、その宝をやるから帰れ、と。
「金でおれ達を買収するつもりか・・・!!」
「人の風上にもおけん奴だ!!」<*海賊>
凶悪面した部下のセリフが笑えます。
ジャンゴ、催眠術で道を開けさせようとします。
そこへ・・・・ナミさん登場!
ちなみにジャンゴ、道を開けてます。船長、道をあけてる場合じゃありません!(部下・談)
ナミさんのお宝、勝手にあげちゃそりゃナミさんに殴られても文句言えませんウソップ。
まぁ殴ったのは催眠術からウソップを救うためですが。・・うん。

「よし・・・ブチのめせ!!おれが援護する!!」
「な・・?何で私が!!」
ここでどっちが弱いかの争いです。
ウソップ足がガクガク。
ナミさんなみだぐんでる。
「ぜんぜんカラカラじゃねェか」
この二人のやりとり好きです。

こんな二人に構わず、海賊突進です。
そこでウソップ、まきびしを撒きます。

一方油坂道。
息もきれるゾロ、刀使って坂道登りきります。そして北を目指して。
ルフィ、まだ北を目指して走ってます。まっすぐ。
「・・・・・・・・・・・・北ってどっちだァ!!!」

まきびし効果てきめん。
そこにウソップのパチンコによる”鉛星”。
「やるじゃないっ!!その調子で頑張って!!
 私はひとまず休戦するから」
「まだ戦ってもいねェのにか!!?」(ガボーン!!」
ツッコミウソップ。
んが!!!
「まきびしが後ろにもっ!!」(しくしく)
「あほか!!お前!まいたんだろ!!」
あら、ボケナミさん!?
そこへ海賊が。岩斧みたいなんでウソップの頭殴りつけます。
血が。。大量です。死にますよ。
倒れこむウソップ。その横を悠然と進む海賊たち。
・・・しかし。ウソップ、殴った海賊の体を掴んで離しません。
海賊、まだまだ殴りつけます。
「お前らを通す訳には行かねェ・・・・!!!
 おれはいつも通りウソをついただけなんだから!!!
 村ではいつも通りの一日が始まるだけなんだから」
頭から血をボタボタと流しながら、ウソップ、漢です。
そんなウソップに斬りかかる海賊を、ナミさん、棍で殴り倒します。
更に向かってきた海賊の剣を受け止め、ナミさん壁に激突。
ちんたらやってる部下たちに、ジャンゴが渇。
キャプテン・クロの計画を乱すようなことがあれば
「おれ達は全員殺されちまうぞ!!!」
それを聞いて部下たち、猛ダッシュ。
止めるウソップも蹴飛ばされます。
「やめてくれ頼むからっ!!!みんなを殺さないでくれェえ!!!」
ウソップの悲痛な叫びのなか、海賊たちが吹っ飛んできます。
・・・・ルフィ、ゾロ、登場です。
「ナミてめェ!!!よくもおれを足蹴にしやがったな!!!」
「ウソップこの野郎!!!北ってどっちかちゃんと言っとけぇ!!」


第30話 ”GREAT!!!”

お屋敷。
待ちくたびれたクロ、お怒りです。

「お・・・お前らこんなに強かったのか・・・・!!」
「うん」
即答ルフィ、ステキ。
「あんた達おっそいのよ来んのが!!」
「てめェがおれを落とし入れたんだろうがよ!!」(カチーン)
ゾロ・ナミの喧嘩と、ルフィ・ウソップの”北”についての喧嘩。
その隙に、ジャンゴ船長、部下たちに催眠をかけます。
「ワン・ツー・ジャンゴでお前らは強くなる
 傷は完全回復し!!だんだんだんだん強くなる!!」
そして・・・・・・本当に強くなった!!!
殴れば崖がえぐれるほどに。ゾロも吃驚。
「お前ら坂の上に上がってろ ここはおれ達がやる」
きゃーゾロ、かっこいい。
ところでルフィ・・・・・催眠かかってます。
そして・・・・”ゴムゴムの銃乱打(ガトリング)”!!!!
ウソップ、ルフィの手がのびたのに吃驚です。
海賊殴り飛ばしたルフィ、そのまま坂を下り、ジャンゴの船へ。
船首をもぎとりました。バカ力。
そして・・・・・・
「ワン・ツー・ジャンゴで眠くなれっ!!」
すかーーっ。
そのままルフィ、船首の下敷きに。
ルフィの心配するウソップですが、
「大丈夫死にゃしねェよ お前は自分の出血の心配してろ」
ゾロ、とにかく何言ってもかっこいいね(偏愛)。
船内から声が。
船の番人”ニャーバン兄弟(ブラザーズ)”。

クロ、海岸へ。


第31話 ”真実”

ウソップが自分を殺しにくる夢を見て、飛び起きるカヤ。
起きてクラハドールの部屋へ行くと・・・
そこには血を流して倒れる執事・メリー。
メリー、意識を取り戻します。
そしてメリーの口からカヤは真実を知ります。
「我々は誰一人 彼の言葉を聞き入れようとしなかった!!
 何て皮肉なことでしょう・・・!!我々は本物の悪党をかばい・・・
 あの勇敢な若者を 村人のために決死の覚悟でかけ回る若者を追いたててしまったのです・・・!!」
泣きながら叫ぶメリー。
「わたし・・・!!!彼に何てことを・・・・・」
カヤもポロポロと涙をながし、ウソップの行動を思い出します。
そしてメリー、冷静に今すべきことをカヤに教えます。
クラハドールの狙いが屋敷と財産ならば、全てあげてしまいなさい、と。
クラハドールを止めることができるのはあなただけなのだ、と。
「私だって。。。!!逃げちゃいけない事態(とき)くらいわかるつもり!!
 クラハドールと話をつけに行くわ・・・!!」

弱い体に鞭打って、海岸へ向かうカヤ。ちびっ子3人がそれを見つけます。
海岸では、船からニャーバン兄弟シャムとブチ登場。
ジャンゴにたきつけられて泣きべそかきながらゾロに向かうシャム。
叫ぶ言葉もやけくそです。
ゾロもどうしていいか分かりません。
しかしゾロの正面に来た途端、シャム豹変。
爪で斬りかかります。
ゾロ、刀で受けます。
「よく受けたな!!おれは今ネコをかぶっていたのに!!!」
そのうえ、コイツ、ゾロの残りの2本の刀をネコババしました。


第32話 ”大凶”

刀を返せ、と言うゾロに対し、
「戦う前に この荷物・・・・邪魔だなこりゃ・・・・」
そう言って刀を投げ捨てるシャム。
ゾロ、青筋立ててます。
「他人(ひと)の刀(もの)は 大切に扱うもんだぜ!!」
シャムの腹を切り裂きます。
「強ェ!!!」ウソップも、ジャンゴ、ブチも吃驚。
んが!!!刀の元へ走るゾロの背にシャムがのしかかります。
「残念おれは ネコ背なのさ!!」
腹はスカスカだったそうです。
ゾロの背に乗って両腕を拘束したところに、ブチ登場。
”キャット・ザ・フンジャッタ!!!!”
要は、ジャンプして巨体を利用して潰す、ということです。
しかし、ギリで避けるゾロ。
避け方が妙にセクシーなのはご愛嬌。
「おい!しっかり抑えてろシャム!!」
「わりィわりィ あんにゃろ思ったよりバカ力でよ!!」
ええ、ゾロは強いのよ!!!!
でもそんなゾロでも、ブチのあんな技くらっちゃ「全身の骨がコナゴナになっちまう・・!!」だそうです。
「一刀流はあんまし得意じゃねェんだが」
チャキ、と刀を握りなおして、シャム&ブチの連続の早い爪さばきを受けます。
押されてるゾロを援護するため、ウソップは鉛星を撃ちます。
しかしゾロ、自らソレに当たりに行きます。
それによって2人の爪を胸に受けてしまいました。
「バカ野郎ウソップ!!死にてェのか!!」
「もしかしてこっちが助けられたんじゃないの・・・?」
ナミさん、解ってます。ゾロナミです。以心伝心です。
今ウソップが攻撃すれば、ニャーバン兄弟はこの2人を襲いにかかります。
「あいつ・・・・!!そんなこと考えてる場合かよ・・・!!」
ウソップ、ゾロの男気を感じます。
「くそ・・・せめてあと1本刀があれば・・・・!!!」
そんなゾロの気持ちを理解したのか、ナミさん、刀を取りに行く気です。
やはりゾロナミですか。以心伝心ですか、そうですか。
ゾロたちの脇をすり抜け、刀の元へ走るナミさん。
「あいつ何を・・・!?」
えぇ、戦いの最中もナミさんの一挙手一投足に注目です(違)。
しかし!ジャンゴに斬られてしまいます。
かと思いきや、突然震えだすジャンゴ、ニャーバン兄弟。
・・・・キャプテン・クロの登場です。
「何だこのザマはァ!!!!!」
ブキギレのクロです。

ルフィ、まだ寝てます。


第33話 ”音無き男”

「まさかこんなガキ共に足留めくってるとは。。。クロネコ海賊団も落ちたもんだな
 えェ!!?ジャンゴ!!!」
呼ばれてビビるジャンゴ。
とりあえず反抗してみます。
ほっといても問題ないと言ったのはあんたじゃねェか、と。
「言ったがどうした・・・!!」
「てめェらの軟弱さは計算外だ 言い訳は聞く気はない!」
軟弱、と言われてニャーバン兄弟、ちょっとキレました。
ゾロほっといて、クロに向かいます。
ブランク3年の男が、現役のおれ達に勝てるか!?と。
他の船員たちも、今の兄弟ならあの男に勝てるかも、と思います。
「あんたはもうおれ達のキャプテンじゃねェんだ!!
 黙って殺されるくらいなら殺してやる!!!」
しかし、クロ、あっという間にかわします。
「出た・・・・・ぬ・・・・!!”抜き足”!!」
クロの手には長い爪が。
そしてあっという間に兄弟の背後に回り込み、首筋に爪をあてます。
”抜き足”とは無音の移動術。
暗殺者50人集めても気配を感じる間もなく殺される、そうですよ。
「5分やろう
 5分でこの場を片付けられねェようなら
 てめェら一人残らずおれの手で殺してやる」
震える部下たち、必死な兄弟。
「ケッ・・・」
ゾロ、そんなキャプテン・クロが気に入りません。
「畜生ォっ!!こんな奴が3年も同じ村に住んでたなんて・・・!!!」
ウソップもクロの非道っぷりに半泣きです。
5分で終わらすために、再び兄弟はゾロに向き直ります。
その隙にナミさん、傷ついた肩を押さえつつゾロの刀を蹴飛ばします。
「てめェは・・・!!おれの刀まで足蹴に・・・!!」
「・・・・・お礼は?」
「あァ・・・・ありがとう!!」
・・・・・・ぎゃー!ちゃんとお礼の言える男・ゾロ!!!!
ありがとう、なんてあんまり言えないよ!!!!!
しかもあんた、魔獣と言われた男だろ!!それが『ありがとう』だよ!!ぎゃー!
「”刀3本使うこと”と”3刀流”じゃ意味が違う」
そして・・・・・・

「虎・・・狩り!!!!」

ニャーバン兄弟、一撃。
「心配すんな・・5分待たなくてもお前らは一人残らず
 おれが始末(ツブ)してやる」
・・・・・・・あぁ、かっこいい。ニッ・・て笑いながらこの不敵なセリフ。ぎゃふん。
皮下脂肪多そうなブチ、生きてました。
しかもジャンゴ船長の催眠によりパワーアップ。
そしてその隙に、ナミさん、ルフィを起こしに行きます。
しかしジャンゴに見つかります。
ルフィの顔を踵で潰して起こしますが・・・・
「ナミ危ないよけろっ!!!」
剣豪の顔が必死です。
愛しのナミさんのピンチですから。
ジャンゴの投げたチャクラムがナミさんめがけて飛んでます。
ナミさんピーーンチ!!!!


第34話 ”執事クラハドール”

踵に潰されて起きたルフィ。立ち上がり、
「よくも顔フンづけやがっ・・・・・」
さくっ!!
・・・・ルフィの後頭部に、チャクラムさくっと刺さりました。
そのまま前のめりになるルフィ。
「何て間の悪ィ奴 と言うか・・・いい奴と言うか・・・!!」
うん、ナミさん助かったもんね!!
ルフィ、倒れず足で踏みとどまります。
チャクラムを頭から引き抜きます。痛いらしいです。そりゃそうだ。
船員たちもヤバそうです。
ルフィ+ゾロで5分以内はかなりキビシイ。
「いてェなコノォ!!!」
「私じゃないわよ!!」
ルフィ、顔がおもしろいです。
座り込むナミ。
ナミさんの肩のケガに気づくルフィ。平気と言うナミさん。笑顔で
「この戦い・・・絶対に負けるわけにはいかないものね!!」
「お前・・・」
「宝のために!!」(ぐっ!)(どーん)
「んん!!結果オーライ」(それがお前だ!!)
ルフィもナミさんの事よく分かってます(笑)。
このときのルフィの顔が笑えます。まさに「んん!!」て感じで。

残り3分。
そこへカヤ登場。
「メリーから全部聞いたわ」
「・・・ほう あの男まだ息がありましたか
 ・・・・・・ちゃんと殺したつもりでしたが・・・・・・」
今までと違いすぎるクラハドールの姿に恐怖を覚えるカヤ。
とりあえずウソップに謝ります。
クラハドールに全てをあげるからこの村を出て行って、と言いますが・・・
「金もそうだがもう1つ私は ”平穏”が欲しいのです」
クロの目的は”平穏”と”財産”。
だから村に海賊が攻め入ることと、カヤが遺書を残して死ぬことは必要なこと。
そんなクロに、カヤは銃を向けます。
「この3年であなたもだいぶ立派になられたものだ・・」
クロは、3年間のカヤとの思い出を話し出します。
一緒に船に乗ったこと、
町まで出かけたこと、カヤが熱を出せばつきっきりで看病したこと。
「共に苦しみ共に喜び笑い・・・私はあなたに尽くしてきました!
 夢みるお嬢様にさんざんつきあったのも それに耐えたことも・・・・
 全ては貴様を殺す今日の日のためっ!!!」
耐え切れず、涙を流すカヤ。
「かつてはキャプテン・クロを名乗ったこのおれが
 ハナったれの小娘相手にニコニコへりくだって 心ならずも御機嫌取ってきたわけだ・・・
 わかるか?この屈辱の日々・・・」
怒りを露にするウソップ、黙って見るルフィ、悔しくて泣きながら銃をおろしてしまうカヤ。
ウソップ、クロに殴りかかります。
「そう言えば君には・・・殴られた恨みがあったな・・・」
クロ、難なくかわします。
しかし、ルフィの伸びた腕に殴られて吹っ飛びます。
「殴られるのがそんなに嫌なら あと100発ぶち込んでやる!!!」


第35話 ”ネオ坂道”

倒れたクロに、隠れてたちびっこがおのおのの武器で殴りにかかります。
フライパンにバットにスコップ。
しかし・・・・クロ、無表情で立ち上がります。
でもちびっ子には目もくれません。
通り過ぎて、ウソップに1発蹴りいれて、ルフィの方へ向きなおります。
ルフィ、ゴム人間だと言います。
クロ、自らルフィを殺る気です。ジャンゴにはお嬢様に遺書を書かせて殺せ、と。
あとアリ3匹。←ちびっこ3人。
しかーし!ゾロ!
「止まれ
 こっから先は通すわけにはいかねェことになってんだが」
ゾローーーーー!!!刀を伸ばして道を塞ぐゾロ。きゃ。
そこへブチ、再び空へ飛び、キャット・ザ・フンジャッタ。
地面は割れ、岸壁が崩れます。
ルフィも感嘆の声を。
ブチの爪を刀で受け、顔を足で止めるゾロ。
「てめェはおれに一度敗けてんだろうが・・・・
 邪魔を するなっ!!!」
ブチを蹴飛ばすゾロ。
その隙にジャンゴがカヤたちの所へ。
ウソップがちびっこに叫びます。
「ウソップ海賊団っ!!!カヤを守れ
 最も重要な仕事をお前達に任せる!!!カヤを連れてここを無事に離れろ!!!」
頭フラフラで動けないウソップ、キャプテン命令を出します。
ちびっ子、素直に従います。
「上手いこと口が回るもんだな 結局逃げろってことじゃねェのか」
ゾロ、解ってらっしゃるわ。
逃げる4人にチャクラム飛ばそうとするジャンゴに、鉛星打ち込むウソップ。
でもとりあえず走って追うジャンゴ。

「加勢に行きたきゃ行けばいい
 ただしこの坂道を生きて通ることができたらな・・!!」
「・・・・くそ これじゃ立場が逆転だ・・・!!」
「「ウソップ  任せとけ」」


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