ONE PIECE 巻三  ”偽れぬもの”


第18話 海賊”道化のバギー”

バギーがシャンクスの事を知ってるらしい。
ルフィ、興味津々です。
「どこに・・・・?さァなァ 知ってると言やあ知ってるが
 知らんと言やあ全く知らん・・・!!」
「何言ってんだお前!!ばかか!」
敵に対するツッコミルフィ。ステキです。
とりあえず、シャンクスのことは置いといて、戦闘開始。
「ゴムでも刃物ははね返せまい」
「うんむり」(コクン)
・・・・・・うん・・・素直って事は大事やけど・・・・。
そんな感じでバギーは刃物持ってバラバラに。ナイフ持って手が飛びまくり。
ルフィは避けてノビノビに。
傍から見てるナミさん、気絶した振りの真っ最中の部下たち、唖然です。
人間離れしすぎてますから。

バギーのナイフに顔を傷つけられました。
ルフィ、怒ります。
「この野郎ォ!!!」
「なんだ?顔はキズつけちゃマズかったかい?」
バギー、真面目な顔で言います。うん・・・・。
「よくもこの帽子に傷をつけやがったな!!!」
「は?」
「これはおれの宝だ!!!この帽子を傷つける奴は絶対許さねェっ!!!
ルフィ、マジギレ。
「何にも動じない奴だと思ってたけど あいつがこんなにとり乱すなんて・・・!!」
そんなルフィにナミさんもびっくり。
「大事ならちゃんと守れ!!!」
・・・・・・・。
麦藁に・・・直撃。
ナイフ3本、ど真ん中に突き刺さりました。
ルフィの脳裏をよぎるシャンクスとの別れと誓い。
歯をくいしばるルフィ。
「それはシャンクスとの誓いの帽子だ!!!」
シャンクスの麦藁と知ったバギー、麦藁を地面に投げ捨て、唾を吐きかけます。
バギーとシャンクスは海賊見習い時代の『同志』、だそうです。
「シャンクスは偉大な男だ・・・お前と同志だと!?
 一緒にすんな!!!!」
ルフィの渾身の蹴り、バギーの腹にヒット。


第19話 ”悪魔の実”

倒れて悶絶バギー。
「ちきしょうおれの宝をあんなにしやがって!!
 つばまで吐きかけやがったな!!」
「うべ!!うべべっ!!きたねェやめろっ!!」
「お前のつばだろうが!!」
バギーの顔で麦藁を拭くルフィ。
・・・・化粧がつくんじゃなかろうか。
それともアレはメイクではなく、お鼻と同じ地なのでしょうか。入れ墨とかか。
「お前とシャンクスが同志だなんて 二度と言うんじゃねェっ!!」
バギーの頬ひっぱりながらお怒りのルフィ。
懲りずにバラバラになろうとするバギー、ルフィのチョップで失敗。
「船長の本当の怖さはこれからだ!・・・・・・・・のはずだ」(部下・談)

避難所では戻ってこない町長を心配して、町民が町へ探しに行こうとします。
危ないから一人で行こうとするおっさんに、町民たち、皆で行きます。
町長愛されてます。


バギーがシャンクスへの恨みをルフィに語ります。
見習い時代、南極と北極のどっちのが寒いか、なんて事で喧嘩するような仲だった二人。
ちなみにシャンクスが南極派。
敵船襲来に喜ぶバギー。
バギーはナイフ、シャンクスは剣です。
敵船からお宝奪ってなんぼの海賊です。
それも一理ある、と言うシャンクスですが、バギーにとってはソレが全て。
バギーはお宝大好き。
宝の地図見つけても一人でガメます。

戦闘の勝利を祝しての宴会中、シャンクスとバギーは自立後について話します。
シャンクスは海賊として世界を見て回る。
バギーはシャンの戦闘の腕は買ってますが、こういう甘い考えはキライなようです。
考え方が違うから別々の道を歩けばいい、それが海賊、てのがシャンクスの意見。
別々の船でいずれまた会う時はお互い敵同士、殺し合いです。
「それも海賊だな」
「・・・・・わかんねェ野郎だ・・・」
何だか仲良しさんだわこの二人。

ところでさっきの敵船からの戦利品の中に、悪魔の実があったそうです。
売れば一億ベリー。
バギー、食いつきます。
そして翌日、ニセモノ用意して、仲間の前でソレを食います。
本物はこっそりと・・・。
宝の地図と悪魔の実、バギーほっくほくです。
そこへシャンクスひょっこり登場。
ビビったバギー、とっさに口ん中に隠します。
しかも飲み込んじゃいました。
パニくったバギー、地図もひらひら海の上へ。
慌てて飛び込んだはいいが既に悪魔の実によってカナヅチに。
溺れたバギーをシャンクスは助けてくれました。


「へーーーシャンクスが助けてくれたのか」
「おれが言いてェのはそこじゃねェだろ!!!」
カナヅチになっちゃったバギー、海のお宝は諦めて、海上のお宝全てを自分のものにする気です。
自分の宝を盗るヤツは、虫けらだろうと見逃しません。
・・・・・・ナミさん、お宝かかえて逃走中。
ナミさんピーーンチ!!


第20話 ”泥棒道”

上半身だけでナミさんに向かって飛んでくバギー。
そこでルフィ、・・・・バギーの股間、蹴り上げます。
・・・・・・・・痛そ・・・・・・・。
「その宝置いてどっか行ってろ!!また追っかけられるぞ!!」
「宝を置いてけですって!?いやよ!!
 何で私の宝を置いていかなきゃいけないのよ!!!」
「・・・て!!てめェの宝だァ〜〜〜!?」
バギー、そりゃそうだ。
「当ったり前でしょ!!
 海賊専門泥棒の私が今海賊から宝を盗んだんだから
 この宝は『私のもの』だって言ってんの!!!」(どーん)
「あーーーなるほど」
拳握り締めたナミさんのあまりの堂々とした物言いに、ルフィも納得。
納得いかないのはバギー。一体どういう教育受けてきたんだ、と。
「悪党が悪党に説教?持論のばかばかしさはお互いさまでしょ?
 私は海賊に間違いを正される程 堕ちちゃいないつもりだけど」
ステキだナミさん。
ムカついたバギー、ものっすごいバラバラになります。細切れです細切れ。
ナイフでナミさんに向かいます。
ルフィ、足発見。
足は飛べないようです。一生懸命歩いてます。
ルフィは足をゲットした!
くすぐる!指を床に垂直に打ち付ける!つねる!
同時にナミさんの背後で展開されるバギーの百面相。
「いい加減にせェやコラァ!!」(くわっ!!)
やっぱり憎めませんバギー。
いい加減こちらもキレ気味のナミさん。
宝の袋をバギーの顔目掛けて振り投げます。
んが!顔面ヒットの前にバギー、手で捕獲。
ナミさんとバギーのひっぱりあい。
意地でも離さないナミさんに向けてバギーのナイフが!!
・・・この時、両手で襲ってるんですけど。袋から手離れてると思うんですけど。まいっか。
ナミさんのピンチ!ルフィ、バギーの顔面蹴り飛ばします。
お宝も散乱。
「今のとどめは 町長のおっさんの蹴りだと思え!!」
さっきの傷からの血をぬぐいながら不敵な笑みです。くはっ!
「ありがと 助かったわ」
「うん 気にすんな」
ナミさんまだ仲間じゃないからねぇ。お礼言いますねぇ。
そしてルフィ、海図をゲット!
しかしバギーが起き上がります。
バラバラになってた体を集めようとしますが・・
あら!?手足しか来ません!胴とか腕とかどっか行ってます!
・・・・ナミさん!お得意の縛りです!(違)全部まとめてひとくくりです!
「はっはっはっはっはっはっはっは!!さすが泥棒っ!後はまかせろ!!」
ルフィ、笑い方が豪快ですね。
そして『ゴムゴムのバズーカ』で吹き飛ぶバギー。
いやー、ちっちゃいからよく飛ぶわ。


第21話 ”町”

海図を手に入れたので、ナミさんはルフィたちと『手を組み』ます。
バギーのお宝手に入れて満面の笑みのナミさん、幸せそうです。
一千万ベリーのお宝、袋に分けて半分ルフィに持たせます。
ルフィ、穴だらけの麦藁を見つめます。
「・・・・・そんなに大切なの?その帽子・・・」
「ああ でもまあいいや まだかぶれるし!
 バギーもぶっ飛ばしたから気は済んだ!!」
ルフィ、ゾロを起こします。
愛しい(違)ゾロの頭を『パンパン!』です。
「・・・・あーダメだ歩けそうにねェ」
「あたり前よ
 それで歩けたら人とは認めないわよあんた達」
「何でおれも入ってんだ」
「あんたが一番疑わしいのよ!!」
ボケルフィにツッコミナミさん。いいねこの関係。
さて、町民たち到着です。
ぶっ倒れてる町長発見!!
「あ ごめん  そのおっさんはおれがぶっ倒した!」
素直すぎです。というか簡潔すぎです。しかも
「海賊だ!!」
『説明』なんて言葉はきっと彼の中には存在しません。
「ははは」
傷痛いけど笑っちゃうゾロがカワイイです。
とりあえず町民たち殺気立っちゃってるので逃げましょう。
ルフィ、お宝半分とゾロを抱えて笑顔で逃げます。
「いい町だな!!」
「え?」
「町長のおっさん一人のためにあんなにみんなが怒ってる!
 どんな言い訳してもきっとあいつら怒るぜ!」
ああこの男は何てデカイんでしょうね。

路地へ逃げたルフィたち。追う町民。
その間に立ちふさがるは、シュシュ。
シュシュは町民たちを通しません。

港へ到着。
ナミさんが例の3人から奪った船を見て
「かっこいーなー!!いーなー」
「・・・・・・そうは思わないけど私は」
まぁ・・・かっこいいとは・・・お世辞にも・・・・。
彼のかっこいいの基準は何か。まぁゾロがかっこいいのは万人共通ですけど(偏愛)。
ソコへ!その船に潜んでた例の3人!(つーか、元々自分らの船だ)
仕返しする気です。
ルフィに肩かりて項垂れてるゾロの頭を『ぱんぱん』します。
・・・・うちも『ぱんぱん』てやりたい・・・気持ちよさそう・・・・(アホ)。
顔を上げたその人は・・・・
凶悪面の『海賊狩りのゾロ』でした。
マッハで逃げる3人。

意識を取り戻した町長。
全ては終わっていました。小童共はいません。
「・・あのバカ!!この年寄りに非道なマネを・・・よくも!!」
町民たちは口をそろえて彼らの悪口を言います。まぁ当然です。知りませんから。
「あいつらの文句を言っていいのはわしだけじゃ!!
 わし以外あいつらを悪く言う事は許さん!!!」
町長、港へ急ぎます。
「お前らに言いたい事は山程あるぞ!!
 言いたい事はいくらだってあるんじゃ・・・・!!」

『わしは死んでも構わんと思った・・・・!!
 絶望のうちに死んでも構わんと考えていた・・・!!』
死ぬ覚悟があるのはいいんです。
ルフィにもゾロにもあります。
でも町長さん覚悟は、己の身を分かってません。
ほとんど自殺です。覚悟云々以前に。
それを止めてくれたルフィたち。
「すまん!!!恩にきる!!!!」
泣きながら町長、笑顔です。
ルフィもおもっきし笑顔です。
「気にすんな!!」
「!」
「楽に行こう!!」
「   言葉もないわ・・・!!!」
言いたい事は山程あるけど。言葉にできない。

ルフィ、お宝半分置いてきてました。
そーいやひっそり置いてありました。
「だって町ぶっこわれて直すのに金がいるだろ」
・・・何か、こういう常識はあるんだね。金銭面は何も考えてなさそうやけど。
海に落として取りに行かせようとするナミさん。
泳げないので必死なルフィ。
笑い飛ばすゾロ。
ゾロ。だははははははははは・・・!!なゾロ。
めっちゃ笑ってます。19歳だねぇ。

「ばーか」
ナミさんも結局笑顔です。
「なんだ笑ってんじゃんお前」
「うっさいっ!!」ゴン!!
「効かん!!」 


第22話 ”あんたが珍獣”

ナミさん、麦藁縫ってくれました。
麦藁・・・針と糸で縫えるもんなの?
とりあえずの応急処置、つっついたりしなきゃ大丈夫、と言う端から
『つんつんつん ズボッ』
「人の話をちゃんと聞けェ!!」
針でルフィを刺します。
「はりで刺すなよ痛ェだろ!!」
「殴っても効かないから刺すしかないでしょ!?」
「ああそりゃそうか!」
そんなアナタもステキですよルフィ。
騒ぐ二人に対して、ゾロさん空腹を訴えます。
ナミさんに食糧分けてもらいます。
相変わらず水も食糧もありません。
ナミさんにもらったパンにかぶりつくゾロ。
かぶりつくゾロ・・・・・。何ですかその笑顔は。
そんなにお腹が空いてたんですか。
そんなにおいしいんですか。
そんなアナタが愛しくてたまりません。

ルフィ島発見。
無人島だから行くだけムダ、というナミさんをさらりとムシして向かいます。
仲間やら食糧やら求めて。
「ナミの言う事は一理あるぜ
 おれ達には明日の心配が足りねェらしい」
・・・・ゾロが、『ナミ』て言うだけで、脳内ゾロナミワールドが展開です。
だってルフィはゾロの事『ゾロ』て言うけど、ナミの事は『お前』て言うよね。
・・・いや、それがルナミだと言われれば反論はできませんけど。
とにかくゾロが『ナミ』と呼ぶのは何だか嬉しいのですよ。
だって上記のセリフなら、ゾロのイメージなら『あいつ』でいいと思いません?
そこを『ナミ』ですよ?いやもうゾロナミだろう。

島に到着しましたが、ゾロ爆睡。
「寝かしといてあげなさいよ あれでもケガ人なのよ?」
ナミさん優しいわ。
いや、ルナミだから二人っきりになりたいのよ、とか言わないでね。ゾロへの愛だと私は信じて疑わない。
さて、2人で島の内部へ。
出会った生き物は・・・・・・・
キツネとニワトリの合作、だとか
ヘビとウサギの合作、だとか
ライオンとブタの合作、だとか。
そこへ聞こえてきた声。
「それ以上踏み込むな!!」
「あんた誰よ!!」
「え?おれ?おれはこの森の番人さ・・・!!」
  お前あれだろ 海賊」
  やはり海賊か・・」
・・・何だかカワイげなシャベリの奴が登場です。
「あと一歩でも森へ踏み込んでみろ!!
 その瞬間!!貴様は森の裁きを受けその身を滅ぼす事になるのか?」
「しるか  何でおれに聞くんだ」
・・・ルフィ!ツッコミ完璧だ!あやうく流してしまうとこだったよ!!
「なんかこいつ変だな」
「何だとこの!!麦わら坊主!!」
「どこにいるのよ!!出て来いっ!!」
拳を突き出すナミさんがカワイイ。
声の主を探して歩き出すルフィへ、森の裁きが・・・・・。
撃たれた。撃たれた。けど。
ゴムだから、はね返します。
「・・・・!!?・・・・・ええ!!?」
吃驚声の主。
ルフィさん、ピストル効かないけど、びっくりはするようです。そりゃな。
「お・・お前 なんだ!!!」
「お前こそなんだ」
ツッコミサイドのルフィ。間髪入れず返します。

さて、銃弾の方向から声の主の元へ。
怪しげな塊です。
走った!!!!
コケた!!!!!
「くらっ!!!早く起こせェ!!!」
・・・・・・人間でした。

彼の名はガイモン。
「宝箱に詰まった人間初めてみたよ
 箱入り息子なのか?」
「ああ・・・小さな頃から大切に育てられて・・・あほかお前!!!」
ボケルフィ、復活。天然でボケてますからこの人。
ガイモンさん、20年間宝箱に挟まってるそうです。
「ばかみてェ」
「ブッころすぞてめェ!!」
コビーとのやりとりを思い出させる、素直なルフィの感想。
ルフィがムリヤリ抜こうとしますが、既に彼の体は宝箱に『ミラクルフィット』。
ガイモンさんは昔海賊だったそうです。
手に入れたグランドラインの海図を見せてあげましたが、
「おれは海図はさっぱりわからん!」
「なんだそうか」  はっはっはっはっ
彼も海図はさっぱり読めないそうです。
「海賊たちの会話じゃないわ・・・」
ごもっとも。

ここでこの物語の中での世界の説明が入ります。
この世界は『赤い土の大陸(レッドライン)』とよばれる大陸によって、海が2つに分断されています。
この大陸、南西〜北東に走ってます(表現変だけど気にするな)。
そしてその大陸の中心とされる町から
レッドライン対して直角(北西〜南東)に世界を一周する航路が『偉大なる航路(グランドライン)』。
ワンピースはそのどこかにあります。
その航路を制したのは海賊王、ゴールド・ロジャー唯一人。

海賊の墓場とも言われるグランドライン。
ワンピースが本当に存在するのかも、すでに謎。
それを聞いてもルフィは気にしません。
そんなルフィに、ガイモンさんは自分の事を話します。
20年前この島に宝探しにやってきた海賊団、結局見つからず、引き返すことになりました。
しかしガイモンさん、探していない場所に気づき、その大岩を上ってみました。
そこには・・・宝箱!!!!!!
興奮ガイモン、手元の岩がくずれてまっ逆さま。
下にあった空の宝箱にすっぽりです。
意識取り戻してみたら仲間の船は遥か彼方。
宝は全て自分のもの!?でもこれじゃ上れない!!!!
そして20年間、財宝狙いの海賊たちは「森の裁き(銃)」で追い払い続けました。
20年間守り続けたあの宝は俺のもの!!
ルフィも認めます。「そりゃおっさんのだ!!」
ナミさんも認めて代わりに取ってきてあげると申し出ます。
「お前海賊専門の泥棒だったよなたしか」
「バカな事言うな!!!私だって場くらいわきまえるわよっ!!!」

そしてゴムゴムで伸びて大岩の上に上ったルフィ。
宝箱はありました。でも・・・
「いやだね 渡したくねェ!!」
ナミさん怒りますが、ガイモンさんは何か分かってます。
「・・・お前は・・・・・・いいヤツだなァ・・・!!!」
泣きながらもガイモンさんは言います。中身がないんだろう、と。
もしかしたら、とは思っていたガイモンさん。
だけど20年間守ってきた。
泣き崩れるガイモンに対して、豪快に笑いかけるルフィ。
「まァくよくよすんなよおっさん!!20年でおれ達が来てよかったよ!!
 あと30年遅かったら死んでたかもな!!!」
「麦わら・・・」
「これだけバカみちまったら後は”ワンピース”しかねェよ!!
 もう1回おれと海賊やろう!!」

ルフィは誘ってくれたけど、
ガイモンさん、20年間過ごしたこの森の、変な生き物たちを守るために
この森に残ります。
20年も一緒にいたら愛着もわくってモンです。
珍獣狙いの人間から守ります。
「おっさんも珍獣だもんな」
「ブッころすぞ!!」
宝も無くて、気ぃラクになったおっさんは、この森でのびのび暮らすことにしました(キチキチやけど)。
「そうか!残念だな おっさん面白ェのに」
「お前には必ずいい仲間が集まる!!
 ”ワンピース”はお前が見つけて 世界を買っちまえ!!」

ところでゾロ、ずっと寝てます。
いつか思い出話しても、ガイモンさんの事知りません。
「お前一番最初の仲間なのに何で知らないんだ?」とか言われちゃいますよ。
まぁゾロが起きてたら、あのルフィのいいシーンはゾロのものでしたからね。
主役にはイイとこあげなね。


第23話 ”キャプテン・ウソップ登場”

とある村の若者、ウソップ。
彼は”狼少年”です。
「狼が出たぞー」ならぬ、「海賊が攻めてきたぞーーっ!!!」
彼の朝の恒例行事です。
村の人間も慣れたものです。
時計代わりにする人、笑ってあきれる人、そして怒る人。

「はー今日もいいことをした!!
 このたいくつな村に刺激という風を送り込んでやった!!」
満足気なウソップ。
そこへちびっ子登場。
ウソップ海賊団(総勢4名)の2人、ピーマンとにんじん。
一人足りません。
足りない一人、たまねぎが走ってきます。
「海賊がきた〜〜〜っ!!!」
「「「うそだろ」」」
自分で毎朝言ってるくせに。
道化のバギーの海賊旗をつけた船が北の海岸に。
ナミさんの船ですね。
「いかんっ!!おやつの時間だ!!」
「「「逃げるなっ!!」」」
「おれは実は”おやつを食わねば死んでしまう病”なんだ」
「「「ウソつけ!!!」」」
しかし、船員が3人と聞いて俄然ヤル気のウソップ。

岸につけて降り立った3人。
早速ゾロの一言。
「さっきから気になってたんだが
 あいつら何だ」
さすが剣士、気配に敏感です。
見つかった4人、ちびっ子3人はダッシュで逃げます。
残されたウソップ、
「おれはこの村に君臨する大海賊団を率いるウソップ!!!」
部下が8千人とか大法螺吹いて追い返そうとしますが・・・
「うそでしょ」
「ゲッ!!ばれた!!」ガーン!!
「ほらばれたって言った」
「ばれたって言っちまったァ〜〜っ!!おのれ策士め!!!」
「はっはっはっはっはっはっお前面白ェなーーっ!!」
「おいてめェおれをコケにするな!!」
ルフィには受けました。

そんなこんなで村のメシ屋。
4人でお食事。
ゾロとナミが隣同士。。。。。。女1男2だったら普通男同士で隣になるよな・・・・・。ふふ・・・。
スルメらしきモノを食うゾロがカワイイです。
船と仲間を必要としてると聞いたウソップ。
この村で船があるのは1軒だけらしい。
そこの主は病弱で寝たきりの少女。
病気で両親を失った少女に残されたのは大きい屋敷と莫大な遺産。
その話を聞いて、ナミさん、船は諦めることにしました。
ルフィも賛成。
「ところでお前ら 仲間を探してると言ってたな・・・!」
「うん だれかいるか?」
「おれが船長(キャプテン)になってやってもいいぜ!!!」
「「「ごめんなさい」」」
「はえェなおい!!(ガーン)」
3人揃って頭下げてるのがイイですね。

屋敷のお嬢様・カヤの一言。
「ウソップさんに会いたい・・・・」
この2人の関係は!?(わくわく)


第24話 ”偽れぬもの”

ウソップ海賊団、海賊たちに連れ込まれた(違)キャプテンを助けるため、メシ屋に到着です。
「本物の海賊は野蛮なんだぞ 喰われちゃうかも・・・!!」
「ばか 人を喰うのは”鬼ババ”だ!!」
そして突入。
「われらが船長キャプテン・ウソップをどこへやった!!」
「はーーっうまかった!肉っ!!」
「!!え・・にく・・・って!?まさか・・・キャプテン・・・・!!」
勘違いしてるちびっ子に思わず噴出すナミさん。
「お前らのキャプテンならな・・・」
「な・・何だ!!何をした・・・!!
「さっき・・・・・・・・・・
 喰っちまった」(どーーーん)
ゾロの遊び心です。カワイイです。イジワルなアナタが愛しいです。
つーか、ちびっ子が勘違いしてると、ゾロ・ナミ2人とも解ったわけですね!!(普通解るか・・。)
思う所は同じなのね!!!(違)ゾロナミーーー!!
「ぎいやああああ鬼ババア〜〜〜っ!!!」
「何で私を見てんのよ!!!」
ちびっ子、失神。
怒るナミさんに『はっはっはっはっはっは!!」と笑うゾロ。
よく笑うね。

ウソップは、時間なのでお屋敷に行きました。
ウソをつきに行きました。
立派なウソをつきに。

お屋敷ではカヤが執事のクラハドールに怒られてます。
ウソップさんと会ったら悪影響ですよ、と。
でもウソップ、こっそり窓からカヤと会話します。

ウソップは、カヤを元気付けるために、ウソをつきに1年も通ってます。
ウソップ海賊団のちびっ子、そんなキャプテンが好きだそうです。
『おせっかいなとこ』『しきり屋なとこ』『ホラ吹きなとこ』が好きだそうです。
ゾロ曰く「とりあえず慕われてんだな」

ルフィ、お嬢様が大分元気だと知って、やっぱり船を貰いに行くことに。
門のトコで一応挨拶しましたが「さあ入ろう」とよじ登ります。
「ああ・・止めてもムダなのね」
「ムダだな つきあうしかねェだろ」
・・・・・ゾロナミ。
ルフィら、ウソップとカヤのところにやってきます。
「あーこいつらはおれの噂を聞きつけ遠路はるばるやってきた新しいウソップ海賊団の一員だ!!
「ああ!!   いや!違うぞおれは!!」
ノリツッコミ、というか思わず、というか。
船の交渉しようとしたら、執事クラハドール登場。
船が欲しいというのを秒速で却下されて落ち込むルフィ、なぐさめるゾロ。の図がステキ。
クラハドール、ウソップの姿を見て言います。
「君は所詮ウス汚い海賊の息子だ 何をやろうと驚きはしないが
 ウチのお嬢様に近づくのだけはやめてくれないか!!」
金目当てか?なんてセリフを吐くクラハドールに怒鳴るカヤですが、執事は気にもせず続けます。
ウソップの親父は財宝狂いのバカ親父だとか、
得意のウソで親父は旅の商人だとか血がつながってないとか言えばいいのにとか。
親父をバカにされるのに耐えられなくなったウソップ、クラハドールを殴ります。
「ほらみろすぐに暴力だ!親父が親父なら息子も息子というわけだな・・・!!」
「黙れ!!!
 おれは親父が海賊である事を誇りに思ってる!!!
 勇敢な海の戦士である事を誇りに思ってる!!!!
 お前の言う通りおれはホラ吹きだがな!!
 おれが海賊の血を引いているその誇りだけは!!偽るわけにはいかねェんだ!!!
 おれは海賊の息子だ!!!」
男前ウソップのセリフです。
端折れませんでした。大事すぎて。
そんなウソップを見て、ルフィ何かを思い出しました。


第25話 ”ウソ800”

”海賊”を”勇敢な海の戦士”と言ったところで、
クラハドールにとってそれは”野蛮な血には変わりない。
ホラ吹いて、暴力ふるって、財産目当てでウチのお嬢様に近づいて。
「何か企みがあるという理由など 君の父親が海賊である事で充分だ!!!」
再びつかみかかるウソップ。止めるカヤ。
彼女にとってクラハドールは悪い人ではないのです。心配してくれてるだけなんです。

ウソップたちが帰ったあと、落ち込むカヤにクラハドールは自分がこの屋敷にいる経緯を話します。
ミスをして働いていた船を下ろされ、路頭に迷っていたのを救ってくれたのが
この屋敷の亡くなった前の主人。
命の恩人である主人の娘・カヤの身に何かあっては
死んだ主人に顔向けができない、と。

ゾロ・ナミ・ピーマン・にんじん、通りでぼけーっとしてます。
ウソップは海岸へいったそうです。
ルフィもそれを追っかけてったそうです。
ちなみにルフィの行方を応えたのはゾロです。
ゾロはルフィのことなら解るんですか。そうですか。ゾロルですか。
さて、一人足りないちびっ子。
たまねぎくんが走ってきました。
「うしろ向き男だあ〜〜〜っ!!!」
変な人が後ろ向き歩いてくるそうです。
催眠術師・ジャンゴ登場。
後ろ向きで歩いてきます。
「おれは変じゃねェ!!!」
「変よどう見ても」
「ばかを言え おれはただの通りすがりの催眠術師だ・・・・・」
催眠術師、という言葉に惹かれたちびっ子にノセられてご披露する催眠術。
「ワン・ツー・ジャンゴでお前らは眠くなる
 いいかいくぞ・・・ワーーーン・・・・・ツー・・・・・・ジャンゴ」
「「「「すかーーーーーーーーーーーーー」」」」
自らもかかってます。
ゾロのツッコミも冴えます(笑)。

崖。海を見つめるウソップ。
木からぶら下がって声かけるルフィ。
「ヤソップだろ お前の父ちゃん」
子供の頃に会った事があるそうです。
顔がウソップそっくりで、懐かしい感じはしてたそうです。
「今もきっと”赤髪のシャンクス”の船に乗ってるよ!!
 ヤソップはおれが大好きな海賊船の一員なんだ」
その言葉に嬉しそうなウソップ。
しかし『シャンクス』という言葉に吃驚です。
シャンクスは大海賊。そんなすごい船に親父が乗ってるんです。
ヤソップは射撃の名手らしいです。
酒場でルフィに聞かせた息子の話。
『悲しい別れだったが仕方がなかったっ 理由は1つ!!
 海賊旗がおれを呼んでいたからだっ!!!』
立派な海賊だった、というルフィに、うれしそうなウソップ。
親父を誇りに思うウソップ。
その親父をバカにした執事がキライです。ルフィもあいつがキライです。
その執事、あの催眠術師と一緒に崖下の海岸にいます。

「計画の準備はできてるんだろうな」
「ああもちろんだ いつでもイケるぜ”お嬢様暗殺計画”」


第26話 ”キャプテン・クロの一計”

「ああそうだった事故・・・!事故だったよな
 ”キャプテン・クロ”」
クラハドール=キャプテン・クロ。
しかし彼曰く、その名は3年前に捨て、今の船長はジャンゴです。
ウソップ、”キャプテン・クロ”のことを知ってます。
「計算された略奪をくり返す事で有名だった海賊だ・・・!!
 でもあいつは・・!!3年前に海軍に捕まって処刑されたと聞いたぞ・・・!!」
でも処刑されたのは本人ではないそうです。
クロは海賊をやめると言い出して、身代わり立てて、自分はこの村にやってきました。
部下達には3年後にこの村へ来い、と。
クロの計画はお嬢様を殺してその遺産を頂くこと。
「だが殺せばいいって問題じゃない
 カヤお嬢様は不運な事故で命を落とすんだ そこを間違えるな」
ジャンゴはとりあえず殺せばいいと思ってます。
「他人のおれがどうやってカヤの遺産を相続するんだ」
「がんばって相続する」
「がんばってどうにかなるか!!」
クロのツッコミは真顔で普通です。
つまりは、ジャンゴの催眠術で、カヤに遺書を書かせるのです。
”執事クラハドールに私の財産を全て譲る”
・・・遺書っつーか、遺言書よねぇ・・・。
クロ、海賊みたいに奪っておわり、みたいな政府に追われる生活は嫌なんだそうで、
彼は平和主義者(自称)。
とんだ平和主義者です。
カヤの両親の死はマジだったそうですが。

話を全て聞いていたウソップとルフィ。
「カヤも殺される!!!村も襲われる
 やべェ・・・!!マジでやべェ・・・!!!!」
立ち上がるルフィ。
「おいお前ら!!!お嬢様を殺すな!!!!」
ウソップ泣きます。無計画。見つかっちゃいました。
ルフィを隠れさそうとして己も見つかっちゃいました。
「なにか・・・・聞こえたかね?」
何も聞いてない、というウソップ、一方
「ぜんぶ聞いた」(どーーん)
「おいっ!!」(バシッ!)
ツッコミウソップ、手の角度もバッチリです。
ジャンゴ、二人に催眠をかけます。
「おい貴様ら この輪をよく見るんだ」
飛び道具だと思ったウソップ、頭抱えて隠れます。
ルフィは素直にじーっと見ます。
そして催眠に見事にかかります。
ジャンゴ自身もかかります(お約束)。
「おい起きろ まだそのクセなおってねェのか」
何だかクロとジャンゴの仲ってスキです。妄想ですが。
催眠にかかったルフィ。崖から真っ逆さま。頭から。
ジャンゴもウソップも”死んだ”と思います。
ウソップの処遇に関して、クロは問題ない、と言います。無駄なことだと。
クロ、ウソップに聞かせるように計画を改めて話します。
明日の朝に村に攻め込んで、適当に村も荒らして、お嬢様を殺す。
ウソップごときに邪魔されようが、自分の計画に何ら支障はない、と。
ウソップ、ダッシュで村へ向かいます。
ウソップの脳裏をよぎる、カヤとの出会い。
ところで、ルフィ、寝てます。死んでません(当然)。
超ダッシュのウソップ、ゾロたちの前を通り過ぎます。
何か海岸であったんだ!というちびっ子の言葉を受けて、
ゾロは海岸へ行こうとしますが、ちびっ子話聞いてません。
「わかったからどう行きゃいいんだ」
ちびっ子へのゾロのやさしいツッコミです。

ウソップ、村で叫びます。
「海賊が攻めてくるぞォーーーっ!!!」
でも村人は信じてくれません。
それどころか、今日2回目だし、いい加減許してくれません。
「いつも言ってるのは冗談だけど これは本当なんだ信じてくれよ」
「あんたがお屋敷のクラハドールさんくらい誠実なら信じるけどねェ」
「・・・・・・!」
信じてくれ、でないとみんな殺される、とウソップは声を荒げて訴えますが・・・。

海岸、クロの部下たちがクロの号令を受けます。
「キャプテン・クロ万歳ーーーっ!!!」

ルフィは、まだ寝てます。


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