hitomi   暗闇

 

忘れては いけないこと。

光り輝くものがあれば

その下には  必ず

まっ暗な 闇がある。


私が眺たのは 澄んだ輝きでした。

もちろん’闇’など 感じさせない 輝き。

でも’闇’は ありました。

その’闇’は 強くて優しく

とても せつない’闇’。

光り輝く この海の中、大きな’闇’の中。

たくさんの 1つ1つの孤独な’闇’がありました。

1つ1つに 深い 暗闇。

どんなものにも ’闇’の上には’光り’’輝き’

があります。’光り’’輝き’は

闇を隠すためにあるのかもしれません。

でも 今 ここにある 「海」は ちがう。

ここに 今 しらじらしく 平和をみせつけ

輝く海。 奥深くあった’闇’が

なければ この しらじらしく 輝く この海は

なかったのです。


海が青いのは なぜだろう。

きっとあの時 彼らがみた 海は

暗かったのだろう。

暗い海の中を 闇の中へと 姿が

消えていった この海を

今 見る この 青い海にしてくれた

彼らの 涙で

海は 青を とり戻した。

彼らは 闇を 光り輝く青い海にし

私たちは その海を また闇へと

彼らは 輝く海を 知らず

私たちは まだ

闇を 知らない。


どうして そんなに

澄んだ瞳を しているの?

今、たった今 生まれたかのように

澄みきった 深い瞳。

じゃあ どうして そんなに

汚れているの?

瞳は この世界を 映していました。

ここは こんなにも 汚れています。

澄みきった瞳の持ち主は 言います。

私は 世界を 見ることができない。

この 汚れた世界を。

見なくてすむのです。

澄んだ世界を 想えばいいのです。

澄んだ 世界だけを 想うことができる。

だから 私の瞳は

澄んでいます。

あなたは 見える 暗闇の世界と

見えない やすらぎの世界。

どちらが「いい。」と 言えてしまえますか?


もう 月は みえません。

真っ暗な 空だけが

瞳の前に ただ 広がっています。

もう 月は みえません。


ほんとは たぶん

太陽になりたい。

そう思う。

だけど そんな勇気 ないから

だから

その太陽に てらされる

月になりたい。

だけど

だれも 私を てらしてくれる者は ないから

いつも 太陽と 反対のとこで

いつか てらしてくれるのを 待ってるだけ

勇気のない  月。


POEM

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