離れても





「ね、ゾロは何処受けるの?」

今は学校の帰り道。

高校三年生の私とゾロは受験生だ。

もう進路は決まっているだろう。

私だってもう決まっているのだから。

「俺はイースト大学。推薦の話が出てるんだ。
今は特に行きたい学校もないからな。
だからこのままイースト大行こうと思ってる」

「そっか・・・じゃぁ、離ればなれになっちゃうね」

そう。私はグランド大学を受ける。

私はずっと医者になりたかった。人の命を救う医者に。

そしてこの辺で医学部のある大学はグランド大学しかない。

イースト大学には無いのだ。

「なんか、変な感じがする。
幼稚園から今までずっと一緒にいたから離れるなんて考えられないな」

「・・・そうだな。けど、家はすぐ近くだろ?
どうせ嫌でも顔合わせるさ」

家はすぐ近くだけど、「学校」が違うだけでとても離れている気がする。

「私、ゾロと離れたくないな」

「ナミ・・・」

ゾロは私の目の前に立ち、両肩を掴んで言った。

「ナミ。学校は離れてても家はすぐ近くだし、俺たちの絆まで離れる訳じゃない。
俺たちはずっと一緒だ」

「・・・なんか、プロポーズみたい」

「なっ!違う!!」

そういってそっぽを向いたゾロの表情は見えないけれど、夕焼けでもわかるくらい耳がとても赤い。

「・・・帰ろっか」

「そうだな」

そして私たちは歩き出した。




「ねぇゾロ」

「なんだ」

「大好き」

「・・・」

知ってると、小声で答えたゾロの声は、今までで一番優しい声だった。





ねここサマ(みかんの木)サマより頂きました。

ねここサマ宅にて、1000カウンタの代理リクをさせていただきましたv
わっほぅ!
『学生パラレル、進路について話す2人』てリクですv

おおおお幼馴染キタ………!!!!
天然口説き文句たれといて、「プロポーズ」と突っこまれたら照れるゾロ…!!
絶対このゾロモテてるよ…!!
本人無自覚で学校のアイドル(?)だよ…!
(ナミさんは言わずもがなでアイドルv)
好きな人と同じ学校に行きたい、という思いはあるでしょうに、
それでもちゃんと自分の夢への道を進む2人がステキですv
最後ラブいし!
もう、このバカップル!!(笑)
大学生になった2人は……どうなってるんでしょうねvvvv

ねここさん、本当ありがとうございましたーーvvv

しっかし、リクって難しいね!(笑)


2007/01/31

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