hanakoサマより頂きました。

強奪2枚目(笑)。
裏設定はゾロナミ・ロビチョパ(←勝手に解釈)(笑)なんだって!
美女2人は言わずもがな、ゾロがかわいい……vvv(なんせゾロスキーなもんでvv)
あとチョパのかわいさは尋常ではないよね!!

hanakoさんありがとございましたvv
小話付けたので捧げますvv


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とある日の昼下がり。
春島に近いこの海域では日中の気温は心地良いものとなり、
ここ数日は甲板でティータイムを楽しむのがナミの楽しみになっていた。
この日も午後の時間を楽しむため、キッチンからワインとグラスを拝借してきた。
ちなみにキッチンの主であるサンジは、食糧泥棒に甲板にて制裁を加えている真っ最中である。

キッチンの扉を抜け後甲板へ行こうとしたナミは、毛布片手に階段を昇ってくるロビンと目が合った。
「あれ、ロビンそんなの持ってどこ行くの?」
「船医さんがね…さっき後ろで本を読むって言ってたから」
「あぁ…この天気なら寝てるわねきっと」
「フフ」
メリー号の美女2人は微笑み合って、揃って後甲板へと向かった。


「あら」
「本当あいつら…仲いいわね」
「そうね」
後甲板では、頭の後ろで手を組んだゾロが手すりによりかかり、いつものように昼寝をしている。
胡座をかいたその足の上では、小さな船医が本を広げたままコクリコクリと舟を漕いでいた。
「かわいいわね」
「チョッパーはね」
「2人ともよ」
ナミは肩をすくめて、2人を見た。
チョッパーは確かにカワイイ。
だが、ゾロはというと。
大口をあけて、ガーガーといびきをかいている。
どう贔屓目に見ても、かわいいとは言いがたい。

足音を抑えながら、ナミとロビンは2人に近づいた。
ナミは持ってきた酒瓶でゾロの額をゴンと小突いた。
「………何しやがる」
「大イビキかいてんじゃないわよ、チョッパーが起きちゃうでしょ」
「あぁ、チョッパー?……って、またコッチ来てたのかコイツ…」
「最近ソコが定位置よね、船医さん」
「ま、さすが昼寝マスターよ」
「変な代名詞作んな」
チョッパーは会話で目を覚ます様子もなく、幸せそうな顔で眠っている。
『食う寝る鍛える』しか頭に無いような剣士は、さすがに昼寝に最適な場所を知っている。
ゾロの寝ている場所は、大抵風や温度がちょうど心地良い場所なのだ。
だがチョッパーがゾロの膝の上で寝るのが好きなのは、それだけが理由ではない。

ゾロと一緒に居ることが、心地良いのだ。
戦いのときの張った空気が、寝ているゾロの周りには無い。
これが仲間の傍でなければ、たとえ寝ているときでもこの剣士の出す空気はそれこそ刀のように尖っているだろうが、
少なくともメリー号の上においては、眠っているゾロは『魔獣』という名からは程遠いものになっている。
くわえて、ゾロは子供や小動物には(顔に似合わず)優しい。
チョッパーに対しても、無自覚だろうがかなり優しい態度を取っている。
強くて優しい、憧れの存在であるゾロの膝の上で眠るのは、
チョッパーにとってはさぞかし快適な事なのだろう。

「…ま、分からなくもないけどね」
「何がだよ」
「何でもないわよ。 それにしても汗臭くないのかしらねー」
「うるせ」
ゾロはナミから酒瓶を奪い取り、そのラベルに目をやる。
その間に、ロビンはしゃがみこんでチョッパーに優しく毛布をかけた。
「てめ、コレ一人で飲む気か」
「人をケチ女みたく言うな!」
ナミは片手に持っていた2つのグラスをゾロの前に突きつけて、ジロリと睨む。
「よし」
「何がよし、よ。 謝りなさい」
「何で」
「何ででも。 ナミちゃんの繊細な心はいたく傷つきました」
「どこが繊細だ」
「うっさい!」

ロビンは2人のやりとりに笑いながら、立ち上がった。
「それじゃあ、私は行くわね」
「え? ロビンも飲もうよ。グラス持ってくるから」
「私はいいわ。 お邪魔だし」
「あぁ?」
「あぁ、船医さんも連れて行った方がいいかしら?」
「ロビン!」
意味が分からず片眉を上げるゾロと、顔を赤くして慌てるナミに意味深な笑顔を残して、
ロビンは後甲板を後にした。


隣に腰を下ろしたナミは相変わらずゾロに文句を言っている。
ゾロはチョッパーの帽子に撫でるように触れながら、それを聞き流す。
(かわいい家族だわ)
ロビンはそう思ってまた微笑んで、交差させていた手を解いた。


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やたらと長くなった(笑)。


2007/04/16


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