東サマ(Gold Scorpions)の'06ゾロ誕DLF作品。

恒例の4コマだーvvv
のっけから色っぽいと思いきや、
ラストのコマのゾロの可愛らしさは何だ!!!!
悶え死にさす気かコノヤロウ!!!(笑)
………あ、ヤバイ、マジでかわいいよぅ……(凝視)。

さて、そんなわけで例の小話行ってみよう!!



「ゾロ、サンジくんが夕食もうちょっと待って、だって」
「へぇ」
「張り切っちゃってるわよ、サンジくんたら」
「ふーん」
「いいわよねー、コックさんは料理がプレゼント代わりにもなるし」
「誰もプレゼントなんかせがんじゃいねぇだろ」
「そうだけど、でもちゃんと選んで買いたかったのに」
「海軍がいたんだからしょうがねぇよ」
「だけどさ」
「……」

口を尖らせて唸るナミを、ゾロはじっと見つめた。
頭の後ろで組んで枕代わりにしていた腕を伸ばして、
その細腰を引き寄せる。
「何よ」
「お前だって、プレゼント代わりになるモン持ってんだろ」
「……親父くさい発言やめてよ」
「何とでも言え」
「誰か見たらどうすんの」
「気にすんな、誰もいねぇ」
胡座をかいたゾロの膝の上にすっぽりとおさまって、
口調は怒ってはいながらナミは頬を染めて顔を上げた。
「……誕生日、おめでとう」
「ありがとう」
目を合わせて、2人で笑う。
ゾロの肩にそっと手を乗せて、ナミはゆっくりと顔を近づけていく。
ニヤリと笑ったゾロも、ナミの腰をさらに抱き寄せる。

「ゾロー、ナミー、どこだーーーー?」

突然甲板に響いたその声に、
ナミははっと目を見開いて思わずゾロの胸を突き飛ばした。
「チョ、チョッパー、どどどどうしたの?」
「あ、ナミもここにいたのか! サンジがパーティーの支度できたって――、
 あれ、ゾロはいないのか?さっきここで寝てたのに」
「え?いないって――」
キョロキョロと首を回すチョッパーに言われて、
ナミは驚いて後ろを振り返った。

いるはずの男の姿は無かった。
「………あれ?」


「……………」

今日は11月11日。
ゴーイング・メリー号の上では、未来の大剣豪の誕生日パーティーが開かれる。
だが主役の男ロロノア・ゾロは、波間を漂いながらふてくされていた。


2006/11/13

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