東サマ(Gold Scorpions)の'06ナミ誕DLF作品。
ん? DLFだよね?(いまさら)(笑)。
てか私、東さんの強奪しすぎですか?(これもいまさら)
ナミ誕とあらば、強奪せずしてどうするか!
3コマ目のナミさん、かわいいのぅ。
こんな子に手を差し伸べられたら掴まずにはいられまい。

・・・・てことで(笑)、恒例の小話行ってみよう!
私の乱行は多めに見てくれ!(爆)


「んナミすわぁんv 誕生日の貴女は一段とお美しいv」
「はいはい、ありがと」
「ナミーー、誕生日だろー、ヘラクレスやるよ!」
「・・・はいはい、ありがと・・・・」

7月3日、我らが航海士が生誕したこの日を祝うべく、
サンジはいつも以上の愛の言葉、
そしてルフィは宝物であるヘラクレスオオカブトをナミに贈った。
正直どちらも大して欲しいものではないが、
それでも2人の気持ちはやっぱり嬉しい。
苦笑しつつも、ナミは2人に礼を言う。
今夜のパーティーは、サンジがおそらく人生で最も腕をふるった料理が並ぶことだろう。
チョッパーたちはその席でプレゼントを渡す、と先程宣言していた。

「ナミさんvv キッチンまでエスコートさせてくだっさいvv」
「んー、ちょっと身だしなみ整えていきたいから、後から行くわ」
「あぁそのままでも十二分に美しいと言うのに!
 これ以上綺麗になっておれをどうするおつもりで!!?」
「どうもしないどうもしない、夕食楽しみにしてるわサンジくん!」
「はーーーいっ!! お待ちしてます!!!」

サンジはそれでも名残惜しげにナミにハートを飛ばしながら、
キッチンへと戻って行った。
早く戻らないと既に姿の無いルフィの行動が心配よ、
などと考えつつ、ナミは甲板の端に目をやる。

いつもならこの時間は寝こけている緑頭の剣士は、
胡座をかいてむすっとした目でナミを睨んでいた。
いじけた子供のようなその顔に、ナミは苦笑する。

(最近分かりやすくなったわね)

ナミはスタスタとその正面まで歩いていく。

「・・・・何だよ」
「なーーに拗ねてんの」
「拗ねてねぇ」
「ナミちゃんが人気者なのがそんなに妬ける?」
「・・・妬いてねぇ」
「素直じゃないわね」
「うるせ」

ぷい、と顔を背けるその態度にナミはクスクスと笑う。

(ほんと、かわいくなっちゃって)

ナミは笑いをこらえつつ、手を差し出す。

「ゾロ」
「・・・何だよ」
「今日誕生日なのよ、私?」
「知ってる」
「パーティー会場まで、エスコートしてくださらない?」
「・・・・・」

にっこりと微笑んだナミを見上げて、ゾロは舌打ちしつつも立ち上がる。
それからナミの手をそっと握る。
満足気に笑うナミに、ゾロはうっすらと耳を赤くして、
乱暴にその手を引っぱって歩き始める。

「ちょっと、乱暴ねっ」
「・・・クソコックならこうはしねぇだろうがな」
「・・・分かってないわね、ゾロ」
「あ?」
「誕生日の女をエスコートできる男は・・・たった一人なのよ?」
「・・・・・」
「光栄に思いなさい?」
「・・・・分かってるよ・・・」

2006/07/10

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