第8話用語解説?
遣手(やりて) | 吉原で、年季が明けても店で働いてる元遊女。 年季明け、つまりは28歳は過ぎてる。 当時では30過ぎは『大年増』ですから、『遣手婆(やりてばばあ)』とか呼ばれたり。 遊廓の内情にも詳しいし、さすが元遊女なだけあって女や客の扱いも上手い。 仕事は、遊女の監視とか、客との交渉とか。 客の注文(酒・料理・芸者云々)・時間を聞いたり、遊女の値段の交渉もする。 遣手の腕次第でかかる金が変わったりするので、 慣れた客は遣手にチップを渡して、マケてもらったりうまく事を運んでもらえるようにした。 売れ残ってる遊女をうまいこと客に買わせたり、 時にはマケたり時にはボッたくったり。 店にとっても重要な役だった。 |
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