奥。











 「・・・・おい、やめろ」

 「・・・何だよ、今頃」

 「ナミが来る」

 「・・・・・・・、・・・来たって、いいじゃねぇか」

 「ふざけんな。離れろ」

 「・・・バレたくねぇか、ナミさんに」

 「・・・当然だろ」

 「何でナミさんに知られたくねぇんだよ」

 「・・・女、だから」

 「じゃあロビンちゃんは」

 「・・・・・」

 「女に知られたくねぇんなら、ロビンちゃんにだってそうだろ。
  でもお前、こないだロビンちゃんに見られたとき、今みてぇなこと言わなかったじゃねぇか」

 「・・・・・」

 「何でナミさんだけ」

 「・・・・・しつこいぞ、何だよ」

 「・・・男に突っこまれてよがってるって、知られたくねぇか?」

 「・・・・・」

 「なんなら女部屋まで聞こえるくらい、声出させてやろうか、なぁ?」

 「・・・クソコックが」

 「何で、ナミさんなんだよ・・・・」

 「・・・・おい、・・何泣いてんだ」

 「うるせぇ」

 「おい」

 「てめぇにゃ分かんねぇよ」








いまだに自分の気持ちにも気付いていないこの男に
おれの気持ちが分かるものか。



お前を繋ぎとめておくものが、おれには無いんだ。




だから、どうか気付くな。
お前と彼女の、互いの気持ちに。






おれは男で、お前も男だ。

お前にとっては、おれたちの関係は単なる気まぐれにすぎないのかもしれない。

でも

おれにとっては。







お前は何も気付かない。
おれの気持ちも。
彼女の気持ちも。
そして自分の気持ちも。



気付いたとき、おれたちは終わるんだ。




ならばいっそ
お前が気付いてしまう前に


お前を


おれの


この手で。















 「泣いてんじゃねぇよ」

 「うるせぇっつってんだろ」

 「・・・・何一人で考えてんのか・・知んねぇけどな」

 「・・・・何だよ」

 「おれは気まぐれでケツの穴貸してやるほど、暇じゃねぇぞ」

 「・・・・・・」

 「何か言えよコラ」

 「・・・・・・・ケツの穴とか、言ってんじゃねぇよ。下品なヤツめ」

 「まんまだろうが。人のこと言えんのかてめぇが」













ゾロ

どうか気付くな。



殺したいほど愛している

このおれの浅ましい感情と

そしてお前の本当の感情に。




おもっきしサンゾロのくせにゾロナミを匂わす。
だってゾロナミ中心サイトだから(笑)。
私ねー、サンゾロで、ゾロ→ナミで、サンジくんが可哀相なのが
大好きなんです(酷)。
サンジくんは不幸でナンボだと思います(さらに酷)。
いや、サンジくんのこと好きですよ?(笑)。

2005/10/14

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