嘘。















ゾロが病気になるなんて信じられねぇよ。




だってあいつは、ゾロだぞ?


あのゾロだぞ?












何でゾロが病気なんかで?


鷹の目に斬られても死ななかった男だぞ?


そんな奴が、何で病気なんかで死ぬんだよ。




何かの間違いだろ?





なぁゾロ、そうだろ?







納得いかねぇよ。


ゾロ。
















早く起きろよ。



早く起きて


おれの話聞いてくれよ。


おれの新発明に意見してくれよ。











なぁゾロ。








お前が死ぬはずねぇよ。



おかしいじゃねぇか、そんなの。














お前は治るよ。



すぐ島に着くから。

そうだよ、さっき遠くに島影が見えたぜ。

そこにはどんな病気でも治してしまう天才的な腕を持った医者がいるんだと。






なんだよ。



そんな顔で笑うなよ。




ウソじゃねぇって。











だからゾロ。












早く治して

また旅をしようぜ。





あぁくそ。


泣きたくなんかねぇのに。










ゾロは治るよ。


本当だ。


本当なんだ。


お前が死ぬなんて、嘘だ。






ゾロ。



嘘なんだ。





ウソップside。
君に捧ぐは永遠の慰楽。

2005/04/06

死有/シリアス小話/NOVEL/海賊TOP

日付別一覧

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送