友。










目が合えばいつも喧嘩だったな。





きっかけなんて、いつも些細なことだった。

何であんなに喧嘩してたんだか。


今にしてみりゃ、タメなんだしもっと仲良くなっててもよかったのにな。

気持ち悪ぃ話だが。














ゾロ、おれはお前に憧れてたのかもしれない。



何が哀しくて同じ年の野郎に憧れなきゃなんねぇんだか。










それでも



お前のあの闘いを見て






てめぇの化け物じみた強さや、


おれが忘れようとしていた夢への想いを


臆面もなく


死さえいとわず叫ぶその姿に






おれは確かに憧れたんだ。







ムカつくことに、な。



















お前なんか大嫌いだ。


クソマリモ。










てめぇが死んだら、酒の減りが遅くなって買出しがラクになるな。

美女2人も独り占めだ。

ざまーみろ。











・・・・・。



・・・・・・・・。




・・・・・・・・・・・・・・・・くそ。
















おい、ゾロ。





死ぬなよ。






死ぬんじゃねぇよ。





おれは誰と喧嘩すりゃいいんだよ。


おい。












今のお前が食えるような料理、

おれがどれだけ苦労して考えてると思ってんだ。


出したそのままの皿で返ってきても、おれはずっと作るぞ。






てめぇにおれの料理、ずっと食わせてやるよ。


ありがたく思え。
















だからゾロ。


頼むから。










死ぬなよ。




ゾロ。





死ぬな。




サンジside。
君に捧ぐは永遠の友情。

2005/04/06

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