礼。
人の死なんて、慣れっこだった。
傍観者としても、加害者としても。
人の死には慣れていた。
その空気にも慣れていた。
それなのに。
この船に乗ってから、得たものはたくさんある。
仲間とか、そんな暖かいものに触れたことはなかった。
大切にしたい誰かなんて、いなかった。
男を愛するなんてことも、なかった。
夢だけがただひとつの希望だった私に、
大切なものが増えた。
この船に乗ってから、
私は得る一方だった。
だから
失う恐さを忘れかけていたの。
しかも、こんな突然になんて。
あなたに想いを伝えられてよかった。
私はただそれだけで、幸せだったのよ。
剣士さん。
名前で呼んでもいいかしら。
ゾロ。
私に
愛させてくれて
ありがとう。
ロビンside。
君に捧ぐは永遠の愛心。
2005/04/06
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