衣。
「ねぇゾロゾロ!!」
「あぁ?・・・・・って・・・」
ベッドに寝転んでウトウトしていたゾロは、ナミに呼ばれて頭だけを持ち上げた。
そして目に飛び込んできたナミの姿に、思わず絶句する。
「にゃんvv」
現れたナミは、黒の下着の上下だけを身につけていた。
それはまぁ、いつものことだが。
問題は、付属品。
頭には、白い猫の耳と、尻にはシッポが生えていた。
「にゃあ!」
「・・・・・・何だよそりゃ・・・・」
「あ、何よその反応。せっかく買ってきたのに」
「何でまた、んなもん・・・」
「あら、男はこういうの好きなんでしょ?」
そう言いながら、ナミはシッポを掴んでフリフリと振る。
「きらい?」
「・・・・いや別に・・・・」
「よかった、じゃ早速。にゃあv」
「・・・・・・・・・・」
「にゃーー」
ナミは猫のように体をしならせてベッドに上がり、ゾロの上に覆いかぶさった。
寝転ぶゾロの首筋に、自分の頬を摺り寄せながら、またにゃあと鳴く。
「・・・・・お前さ」
「にゃ?」
「白猫か黒猫か、はっきりしろよ」
ゾロは目の前をチラチラしているナミの(猫)耳をクイ、と引っぱりながら呟く。
「・・・・しょうがないでしょ、白猫セットしかなかったんだもんっ」
「じゃあ白の下着にすりゃよかったじゃねぇか」
「今日は黒の気分だったの」
「ふーん」
なかなか高級品(?)らしく、耳の毛触りは本物の猫のようだった。
柔らかくスベスベとした白い毛を、ゾロはぼんやりと指先で撫でる。
ナミは気持ち良さそうに目を細める。
「白の下着のがよかった?」
「いや・・・猫っつったらクロネコだろやっぱ」
「あ、そっち。じゃあ黒猫セット探してくるわ今度」
「いや別に探さなくても」
「え?じゃあ無難にナースとか?それとも家庭教師風?セーラー服?」
「だから何でコスプレしたがるお前は」
「たまには刺激欲しいでしょ?」
あっさりとそう答えるナミに、ゾロは苦笑する。
「・・・まぁ、アリっちゃアリだが」
「でしょー?とりあえず今日は猫よ!」
「ほー」
「てことで、にゃあvvv」
「ゴロゴロ言ってんぞ、喉が」
「にゃv」
ナミの猫声はやたらに上手かった。
おかげで翌日甲板でルフィたちは、一晩中鳴きまくっていた猫の姿を探していたが、
当然ゾロが真実を教えてやるはずはなかった。
「コスプレナミゾロ」
10/19に拍手でリクくれた方。
猫など、とのことでしたので、猫で(直球)。
・・・・これってコスプレ?
コスプレ?コスチュームプレイ?(笑)
パラレル設定でもイケたなぁ。
2005/11/11
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