暖。



夜。
雪こそ降ってはいないが、
冬島の近づくこの海域では
今の時間帯では吐く息も白い。

甲板では、ゾロが日課のトレーニングをしていた。
その様子をナミは階段に座って見ている。

 「・・・・・ふう」

 「終わったの?」

 「あぁ」

刀を納めて、ゾロはナミから渡されたタオルで汗を拭く。

 「湯気出てるわよ」

 「だから何だよ」

 「あんた一人で暖ったかそうね」

 「まぁさすがに寒くはねぇな」

 「私は寒いわ」

 「・・・じゃ見てねぇで中入っとけよ」

 「寒いのよ」

 「・・・・だから、」

 「寒いのよ、ゾロ」

 「・・・・・・」

 「ゾロ」

 「・・・・・・・分かったよ」

そう言ってゾロは、片手で汗を拭きながら、
もう一方の腕をナミに向かって広げた。

それを見て、ナミは笑顔でゾロの胸元へ飛び込んでいく。


 「汗臭い」

 「てめぇな・・・・・・」

 「でもあったかい」

 「・・・・そりゃ良かった」

互いを抱く手に力がこもる。







 「でもやっぱり汗臭い」

 「・・・・・・・・・・風呂入りゃいいんだろ」

 「一緒に入る?」

 「・・・・・・・・・・・」


うわーー短い!!!!
例えば高校サッカーの選手の部活練習風景を
テレビで密着してるのを見ると、
夜は大体湯だってるよね。
しゅわーーーーーーーーーって。
おお、と思う。

ラストは二人でバスタイム、と言うことで。
後は勝手に想像してくれ。
もしくは誰か書いてくれ。
しかし私が書くとナミさんの押しが強いなぁ。
押せ押せ、みたいな。

2005/01/19

甘系小話/NOVEL/海賊TOP

日付別一覧

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送