過去拍手・其の十三 (2006/05/02〜2006/05/31)

嫉妬。

学生ゾロナミ。
ナミさんも大学生になりましたよ。

「このトロフィー、何だ?」
「ミスコン」
「・・・・まだ5月だろ? 1年のお前がミス?」
「うん、何か昨日突然もらったの。知らないわ詳しいことは」
「・・・・」
「あ、大丈夫よ? 告白されてもちゃんと断ってるから」
「当たり前だ」
「私の彼氏は剣道柔道その他諸々合わせて30段だからって言ってるから」
「・・・・剣道しかやってねぇぞ」
「知ってるわよ。でも他のだって、やってたら絶対有段でしょ?」
「分かんねぇよそんなの」
「ルフィのお兄さんから前に聞いたことあるもん。喧嘩、バカみたいに強いって」
「・・・・・」
「中学の頃は悪ガキだったんでしょー? 中坊のくせに生意気よねー」
「・・・・エースの野郎・・・・」
「高校じゃ爽やか剣道男子演じてたのねー、騙されちゃったわー」
「人聞きの悪い・・・」
「まぁとにかく、変なのに言い寄られたらすぐゾロに言うから安心してよ」
「そうだな・・・ソイツを二度と日の目見れなくしてやるから、すぐ言えよ」
「・・・・真顔で怖いこと言わないでよ」
「大真面目だ」

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意味不明な会話・・・・・・・。
オチなし!!


誤解。

同級生ゾロナミ。
ある日の授業中。


科学の実験、ナミはゾロとルフィの3人の班だった。
実験中、手を動かしながら何気に会話の多いゾロとナミを見て、
ルフィはポツリと呟いた。
(手を出すと大概ロクなことにならないので、実験中はルフィは主に記録係である)

「なぁお前ら、付き合ってんだろ?」
「・・・・・・・・つきあってないわよ!! 授業中に何言い出すの!」

2人は一瞬実験の手を止め、それからナミが顔を真っ赤にしてルフィに怒鳴る。

「・・・・・そんな赤い顔して言われてもなぁ・・・」
「う、うるさいわよ!! バカじゃない!? あんたバカじゃない!!?」
「バカバカ言うな!」
「バカをバカって言って何が悪いの!」
「ふっ・・・ナミ・・・・」
「な、何よ・・・」
「お前、知らねぇのか?」
「・・・・何を?」
「バカって言った方がバカなんだぜ」
「・・・・・・・・・・・」

ルフィは自信満々の顔で、してやったりという顔でナミにそう言った。
ナミは呆れて何も言い返せなかった。

「・・・やっぱお前が一番バカだ・・・」

きゃんきゃん叫んでいる2人の隣で、黙々と実験を続けていたゾロが苦笑する。

「何でだよー。おれ間違ってねぇだろーー」
「・・・まぁ、な・・・・。大して間違っちゃあ・・・いねぇな・・・」
「だろー?」

ボソリと呟いたゾロに、ルフィは嬉しそうに笑う。

「ちょっと、間違ってないって、どの部分がよ!?」
「・・・・・・気にするな」
「気にするわよ!!!」
「ほらほらお前ら、イチャついてないで実験しろよー。終わんねぇだろー」
「あんたが最初に無駄口叩いたんでしょうが!」

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同級生ゾロナミは、まだ付きあってないのですよ。
ルフィはビビと付き合ってますよ。


背中。

「ゾロ、ちょっと来て」
「あ?」

女部屋からちょいちょいと手招きをされて、ゾロは面倒がりながらも近づいて行った。

「何だよ・・・」
「ファスナー、あげてくれない?」
「・・・・・あ?」

階段を下りたゾロの目に飛び込んだのは、
ワンピースの背中を大きく開かせたまま
背を向けて立っているナミの姿だった。

「・・・・何やってんだ、お前」
「いいから、閉めてよ。ロビン今いないから自分じゃできなくて」
「・・・・・」

急かされて、ゾロは渋々ナミの背中に手をのばし、ファスナーをあげていく。

「・・・・・一人で着れねぇような服、買うんじゃねぇよ」
「あら、いいじゃないの別に」
「じゃあ何か、いちいち人に着せてもらうのか」
「そうよ」
「・・・・」
「着るときも、脱ぐときもね」
「・・・・・・・・・ほらよ、終わったぞ」
「ありがと!」

くるりと向きをかえ、正面を向いたナミはにっこりとゾロに微笑みかける。

「・・・・・」
「なに?」
「・・・・・まぁ、脱ぐときになったらまた呼んでくれ」
「・・・自分で脱がしに来れば?」
「・・・・」

魔女の笑みを残して、ナミは女部屋から出て行った。

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デキてるようなデキてないような・・・
そんなゾロナミ?


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