過去拍手・其の七 (2005/11/01〜2005/11/30)

来世。

「後追いなんかするなよ」
「私がそんな馬鹿げたことすると思うの?」
「しねぇな、お前は」
「そうよ、あんたを恨みながら生きてやるわよ」
「あぁそうかよ、そりゃよかった」
「この世でこんなに恨まれてたら、あんた生まれ変われないかもね」
「かもな」
「絶対そうよ。だから待ってなさい」
「何を」
「私が行くのを」
「いつ来るんだよ」
「言っとくけど、この世に宝がある限り長生きするわよ私」
「あ、そ」
「根気よく、ちゃんと待ってなさいよ」
「わかってるよ」
「一人で勝手に生まれ変わったりするんじゃないわよ」
「言われなくても、ちゃんと待っとくさ」
「年の差や性別ならまだしも、種が違うとか、
 挙句の果ては植物になんかなられたら、さすがにキツイわ」
「・・・・てめぇ、マリモとか言いたいんだろ・・」
「サボテンでもいいわよ」
「・・・泣かすぞコラ」

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残っても強く生きようね。みたいなね。


束縛。

好きよ
愛してる

女が呪いの言葉を紡ぐ。
毎晩毎晩
おれの体を
おれの心を
縛りとめる。
それから逃れる術など
もはや残されてはいない。


もとより
逃れる気などないのだが

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久しぶり(?)に詩っぽく。
ロロノアさんベタ惚れです。


義弟。

兄妹ゾロナミ、学生時代。

「ゾロ、友達?」
「あぁ」
「こんにちはー、ごゆっくり!」
「・・・・おい、今の美人、誰だよ」
「あ?妹だ」
「お前、あんなカワイイ妹いたのかよ!言えよ!!」
「何でわざわざお前に言わねぇといけねぇんだ」
「名前、名前は!?」
「・・・・ナミ」
「ナミさん!!名前までも美しい!!」
「・・・・・おい」
「あぁこんな近くに運命の女性がいたなんて!!」
「・・・・・・・・・・おい」
「うるせぇな!・・・・・・・ゾロ、・・・・」
「・・何だよ」
「・・・お兄様と、呼んでもいいかな?」
「・・・・・っざけんな!誰が!!」
「いや、おれは決めたぞ!お兄様ーーー!!!!」
「お前みてぇな女好きにナミはやらん!!!」
「あれ、お父様の間違いか?」
「うるせぇ!!!」

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ナミさん中2、ゾロ・サンジ高1くらいで。
初めてゾロの家に遊びにきたサンジくん。
2人は中学途中からの知り合いです。
今までナミさんに何故会わなかったのか・・・私の都合です(爆)。


涙枯。

もうあのとき
私の涙は出尽くしてしまったから
だからもう
あなたをおもって
泣くことはない

今はただ
あなたをおもって
私は笑う

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再び詩っぽく。
てかゾロ誕シーズンなのに、暗いなオイ。


家族。

「私ね、大家族に憧れてるの」
「はぁ?」
「私、お母さんが死んでるでしょ?
 それからは名前も知らないような親戚の家とか施設とかで、
 高校からは一人暮らしだから。
 あんなに家族がいっぱいいたら、きっと楽しいだろうなー、と思って」
「・・・あんだけいたらキツイだろ・・・」
「えー、そうかなー」
「そりゃそうだろ?生活費も親の苦労も、すげぇぞ?」
「そりゃまぁ、確かにね・・・」
「1人か2人が妥当なトコだろ」
「えー、3人は欲しいわよ!5人家族よ、せめて!!」
「んじゃとりあえず、まずは2人家族になっとくか?」
「え?」
「母親と父親がいねぇと、子供はできねぇぞ」
「・・・・・・」
「おれが父親、お前が母親」
「・・・・・・」
「まだ言わせる気か?おれお前と結婚してぇんだけど」
「・・・・・・」
「返事は?」
「・・・・はいっ」

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プロポーズなんてしたことないから、どんなのがイイのかワカリマセン(逃)。
続きのリクがありましたので、今後の拍手で細々と続きます。


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