過去拍手・其の三 (2005/07/01〜2005/07/31)

追行。

「ふふ」
「嬉しそうだな」
「だってあんたと同い年よ」
「・・・あぁ?」
「追いついたわ」
「・・・すぐ抜くぞ」
「そりゃそうよ、でも今は同い年」
「まぁな」


あと4ヶ月もすれば
またあなたは1つ前に進むけど

だけど今は
同じライン
ただそれだけで
嬉しくて

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7月はナミ誕ですから。
とりあえず一つは誕生日ネタをね。


儀式

背中から抱きしめて眠る。
オレンジ色の髪に顔を埋める。
視線を下げると、細く白い肩が目に入る。
おれよりも細く、おれよりも白い。
女だから、当然だ。
でも普通の女と違う。
美しい体に不似合いな、たくさんの傷。
そして、
その傷を全て消してしまうかのような、
ミカンと風車の刺青。
女が眠っている隙に、
いくつもの傷跡に、大切な刺青に、優しくキスをする。

時折こいつは、
笑いをこらえて肩を震わす。
気付いてないフリをしてるなら、
おれはそれに甘えさせてもらおう。


毎夜の儀式は繰り返される。

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ゾロのこっそり儀式です。
ゾロがナミさんにベタ惚れならいい。


余分。

注)同級生高校パラレルです。

「あ、ゾロ、まぁーた新しいピアス買ったんだ」
「あぁ」
「でもさー、3個1セットなんて売ってるの?」
「同じの2つ買った」
「なるほど。え、じゃぁ、1個余ってるの?」
「あぁ」
「ちょーだい」
「何でお前に」
「いいじゃない、私今月誕生日なんだ。お祝いにちょーだい」
「いやだね」
「ケチ!!」

午後からの授業、ナミが机の中から教科書を出そうとすると、
カサ、と音がした。
覗き込むと、見覚えのない小さな袋が本の上に乗っている。
(ゴミ?)
封の切られたシンプルな包装紙の袋の中に、
無造作に1個のピアスが入っていた。
驚いて、前に顔を向ける。
斜め前の方の離れた席に座っている、
ゾロの耳で揺れている3個のピアスと、同じもの。

授業が終り、ナミはゾロの席まで行った。
「ありがとう」
「・・・どうせ使わねぇからな。4つ目開ける予定ねぇし」
「大事にするね」
「・・・おぅ」

それ以来、ゾロはずっとそのピアスをつけている。

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今度は同級生・同じクラスのゾロナミです。
あ、まだゾロとナミですね。デキてはないです。
でも無自覚でゾロ→ナミでナミ→ゾロ。


承継。

愛し方を教わった。
生き方を教わった。

愛することの喜び。
生きることの誇り。

愛されることの、共に生きることの、意味。

ゾロ、
母が私に教えてくれたこと、
私があんたに教えてあげる。
覚悟はいい?

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前に似たようなの書いたね。
ま、気にするな!!


休息。

続・学生パラレル。
大学1年ゾロ&高3ナミ。

「お前、夏休み補講とか受けるか?」
「んーと、8月アタマくらいまでは特別授業があるけど」
「ふーん」
「何?」
「や、海かどっか行くかな、と思って」
「・・・行く!!!!!!」
「おい、受験生」
「何よ」
「いいのかよ勉強は」
「あのね、恋人が邪魔で勉強できないなんてヤツは、結局何してもダメなのよ」
「辛辣だなオイ」
「自分が勉強しないのを恋人のせいにしてるだけでしょ?」
「まぁ、一理あるが」
「ということで、海行こっ!!」
「お前偉そうなこと言って、遊びたいだけだろ」
「何よ!適度な息抜きは大事なのよ!!」
「適度ねぇ・・・」
「う・る・さ・い!」

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続・パラレルです。
夏なのでとりあえず海に行かせてみます。


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