問。
「私とロビン、2人が同時に海に落ちたら、あんたはどっちを助ける?」
シーツにくるまったまま、問いかけた。
隣で欠伸をしていたゾロの動きが一瞬止まる。
「・・・・そりゃあ・・・・、あっちだろ。泳げねぇからな」
「・・・・・ふぅん」
「・・・・・何だよ」
「じゃあ、2人が同時にピンチな状況だったら?」
あえて軽く笑いながら、明るく聞いた。
「・・・・てめぇらなら、一人で何とかできるんじゃねぇの」
「2人とも同じくらいあんたの助けが絶対に必要な状況、よ」
「・・・・・・・」
「ねぇ、どっち?」
「・・・・・・・」
ゾロは答えない。
こんな下らない質問には、答える気が無いの?
答えられないの?
答えたくないの?
「・・・・・ねぇ、私のこと好き?」
「あぁ」
この質問には、ゾロは即答した。
「一番好き?」
「・・・・あぁ」
じゃあロビンは?
そう聞こうとして、やめた。
そんな問いには意味が無いから。
「・・・・わかった。変な質問してごめんね」
「・・・・・・」
シーツの中でゾロの胸に摺り寄ると、ゾロは優しく抱きしめてくれる。
ゾロがロビンをどう思っているのかなんて、どうでもいい。
今ゾロの胸の中にいるのは、私だから。
私を好きだと言ってくれる。
その心の中に居るのが私だけじゃないとしても。
きっと一番場所を占めてるのは、私だから。
それでいいよ。
今は、まだ。
この場所を渡す気は無いし、
勝つ自信はあるからね。
ゾロにバレないようにその胸の中で、ちょっとだけ泣いた。
2006/02/26 UP。
ナミさんが弱々しい・・・・。
このナミさん、気をつけないと男に平気で二股かけられそうだ。
いやでも、戦う気は満々なんですよ(笑)。
ゾロは相変わらずフラフラしてます(ダメ男)。
ゾロナミ一本な人達から石が飛んできそうですが、とりあえずUP。
2006/02/25
巡
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