脳血管障害用薬
脳梗塞急性期用
血栓溶解薬 | t-PA | 発症3時間以内(未承認)。 急性心筋梗塞での冠動脈血栓の溶解:発症後6時間以内)。 血栓に対する親和性高い。 |
|||
プロウロキナーゼ | 血栓部位でウロキナーゼとなる | ||||
ウロキナーゼ | ウロナーゼ:6万u | 脳血栓発症後5日以内。 脳梗塞には禁忌(再開通で出血性脳梗塞のおそれ)。 プラスミノーゲンをプラスミンへと活性化させフィブリンを溶解。 フィブリノーゲンも分解・溶解→出血傾向に注意。 |
|||
抗活性酸素薬 | エダラボン | ラジカット:注30mg | 発症24時間以内に開始。 1回30mgを生食で用時希釈、30分かけ点静、1日朝夕2回。 最長14日まで。 酸素と結合しやすい。 |
||
抗血栓薬 | 血小板凝集能抑制薬 | アスピリン | バイアスピリン:100mg | 1日1回1錠。最大1回3錠。 半減期は短いが1日1回でよい。 血小板の寿命中は有効(約7日)。 血小板のCOX阻害(不可逆的)→TXA2生成抑制。 高濃度では血管内皮のPGI2も抑制→血栓生成(アルピリンジレンマ) |
|
オザグレル (喘息治療薬) |
ドメナン:200mg(塩酸塩) | 1日400mg2回朝・就寝前 | TXA2合成酵素阻害→TXA2産生抑制、PGI2↑。 抗ヒスタミン作用はない。 内服は喘息に。 |
||
キサンボン:注20mg(Na塩) | クモ膜下出血後の脳血管攣縮: 1日8-mg 24時間かけて持続静注、2週間 運動障害の改善: 1回80mgを1日2回 2時間かけて持続静注 脳塞栓に禁忌。 |
||||
抗トロンビン薬 | アルガトロバン | スロンノン:20ml中10mg | 発症48時間以内の脳血栓症急性期に伴う運動障害の改善: 初めの2日間→1日60mgを24時間持続静注 以後の5日間→1回10mgを3時間かけ点静を朝夕2回 慢性動脈閉塞症 1回10mgを1日2回、2〜3時間かけ点静、最大4週間。 脳塞栓には禁忌。 トロンビン活性のみ抑制。 血栓溶解・血管拡張作用はない。 ATVを必要としない。 |
||
意識障害薬 | シチコリン | ニコリンH:2ml中0.5g | 卒中発作2週間以内に投与開始。 1日1回1000mgを2週間連日静。 |
血栓再発防止薬(→血液凝固防止薬)
心原性の塞栓症の再発予防には禁忌が無い限りワーファリンを第一選択に。
脳障害後遺症用薬
α遮断薬 | 酒石酸イフェンプロジル | セロクラール:20mg | めまいの改善:1回20mg1日3回食後。 α1α2遮断作用、脳血流増加、血小板凝集能抑制。 |
ニセルゴリン | サアミオン:5mg | 意欲低下の改善:1日15mgを3回分服。 麦角アルカロイド誘導体。 α1選択性→脳血流改善。 |
|
その他 | イブジラスト (抗炎症薬) | ケタス:10mg | めまい |
アマンタジン (パーキンソン用薬) | シンメトレル:50mg | 意欲・自発性低下。 | |
チアプリド (パーキンソン用薬) | グラマリール:25mg | 攻撃的行為、精神興奮、徘徊、せん妄の改善 | |
痙性麻痺用薬 | 塩酸エペリゾン | ミオナール:50mg | 1日150mgを食後3回分服。 末梢血管拡張作用あり。 |
ジアゼパム (抗不安薬) | セルシン:2mg ホリゾン:5mg |
||
塩酸チザニジン | テルネリン:1mg | α2刺激作用→投与初期に急激な血圧低下注意。 初め1日3mgを食後3回分服。 攣性麻痺では効果を見ながら1日6〜9mgまで漸増。 肝代謝。 |
|
塩酸トルペリゾン | ムスカルムD:100mg | 1日300mgを3回分服。 | |
ダントロレンナトリウム | ダントリウム:25mg | 骨格筋でのCa代謝異常を改善。 1日1回25mgよりはじめ、1週ごとに25mg漸増、2〜3回分服。 最大1日150mgまでを3回分服。 攣性麻痺、全身こむら返り病、麻酔時の悪性高熱症、悪性症候群とかに。 定期的に肝機能検査。 |
2004/05/08
SEO | [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送 | ||