アレルギー用薬


ヒスタミンの作用
 H1作用:血管拡張作用、血管透過性亢進作用、気管支収縮、腸管収縮作用、痒み、くしゃみ
 H2作用:胃酸分泌作用、血管拡張作用





抗ヒスタミン薬
 気管支喘息には慎重に。
 鼻汁には有効だが鼻閉には不十分。
 中枢抑制作用→眠気(車の運転に注意)
 抗コリン作用→口乾

第1世代:H1受容体で拮抗→既に起こってしまったアレルギー反応を抑え
フマル酸クレマスチン タベジール:1mg 1日2mgを朝夕2回分服
極量1回2mg、1日6mg
エタノールアミン系
持続性(10〜20時間)
塩酸ジフェンヒドラミン ベナ:10mg 鎮静・止痒作用強いが、
眠気も最も強い
作用時間6〜8時間
抗コリン作用大
授乳しない
レスタミン:軟膏
マレイン酸クロルフェニラミン ポララミン:復効錠6mg 1回1錠を1日2回 プロピルアミン系
d体(作用はdl体の約2倍)
新生児禁忌
ヒドロキシジン アタラックス
 錠:10mg
 DS:1g中25mg
 注:1ml中25・50mg
内服
蕁麻疹、皮膚疾患に伴うそう痒
 1日30〜75mgを2〜3回分服
ピペラジン系
抗不安薬
注射:pH3〜5
塩酸シプロヘプタジン ペリアクチン
 散:1%
 シロップ:1ml中0.4mg
1回4mgを1日1〜3回
極量1回8mg、1日32mg
小児/回
 10〜12才:6.5ml
 7〜9才:5ml
 4〜6才:4ml
 2〜3才:3ml
作用は8時間
抗セロトニン作用もあり
授乳しない

第2世代:肥満細胞や好酸球からのケミカルメディエーターの遊離抑制作用
セチリジン ジルテック:10mg 1日1回就寝前10mg
最大20mgまで
ヒドロキシジンの活性代謝物
抗ロイコトリエン抑制作用あり
中枢鎮静作用・抗コリン作用は少ない
1.4時間で最高、半減期7時間
授乳しない
オロパタジン アレロック:5mg 1回5mgを1日2回 三環系抗ヒスタミン薬
1時間後最高、半減期8時間
授乳しない
ロラタジン クラリチン:10mg 1日1回10mg、食後服用 車の運転制限のしばりなし
空腹時吸収50%低下
活性代謝物の半減期14.5時間
妊婦禁忌
授乳しない





アレルギー用薬

塩基性系
 抗ヒスタミン作用あり→眠気、鼻漏・くしゃみに即効性があり効力も強い
 メディエーター遊離抑制・拮抗
 即効性はない(予防的)

塩酸アゼラスチン アゼプチン:1mg 蕁麻疹等、アレルギー性鼻炎
 1回1mg1日2回
気管支喘息
 1回2mgを1日2回
弱い抗コリン作用
4時間後最高、半減期16時間
苦味感、味覚異常あり
効果発現
 喘息:4週間
 アレルギー性鼻炎:2週間
 皮膚疾患:2〜4週間
 (蕁麻疹:1週間)
塩酸エピナスチン アレジオン:20mg 蕁麻疹等、気管支喘息
 1日1回20mg
アレルギー性鼻炎
 1日1回10〜20mg
2時間で最高、半減期9時間
腎排泄型
食後投与で吸収低下
排泄:尿へ25%、便へ70%
比較的眠気が少ない
オキサトミド セルテクト:DS2% 1回0.5mg/kgを1日2回
最大0.75mg/kg
抗ドパミンD2作用あり(パーキンソニズム誘発)
3.3時間後最高、半減期5.2時間
妊婦禁忌
他の液シロップを混合しない
効果発現
 喘息:4週間以上
 アレルギー性鼻炎、皮膚疾患:1〜2週(早い人は3日)
2才以下の幼児は錐体外路系副作用のため過量投与しない
フマル酸ケトチフェン ザジテン
 カプセル:1mg
 DS:1g中1mg
 点鼻液:0.055%、8ml
 点眼液:0.05%、5ml
内服
 1回1mgを1日2回
 小児1日0.06%
  7才以上:1日2mg
  3〜6才:1日1.2mg
  6ヶ月〜2才:1日0.8mg
点眼
 アレルギー性結膜炎
 1回1〜2滴を1日4回
点鼻
 アレルギー性鼻炎
 左右鼻腔に1回1噴霧ずつ1日4回
2.8時間後最高、半減期6.7時間
授乳しない
効果発現
 喘息:4〜6週
 アレルギー性鼻炎、皮膚疾患:2週(早い人は3日)

酸性系
 抗ヒスタミン作用はない
 ケミカルメディエーター遊離抑制
 発作予防薬(遅効性)
 効果発現は2週間

クロモグリク酸ナトリウム インタール
 エアロゾルA:1瓶2%10ml
 吸入液:1A2ml中20mg
 1回噴霧1mg(約200回分)
 内服用:細粒10%
気管支喘息
 吸入液:ネブライザーで1回2ml
      1日3〜4回吸入
      維持量1日4〜6ml
 エアロゾル:1回2噴霧1日4回、
        緩解後1日2〜3回
小児の食物アレルギーによるアトピー性皮膚炎
 食前15〜30分前、就寝前
 2才以上:1回100mg
 2才未満:1回50mg
 1日3〜4回
 最大1日40mg/kg
消化管から吸収されない
効果発現は数日〜4週間
成人・小児とも投与量は同じ
吸入液:ビソルボン液(ブロムヘキsン)と混合→白濁(配合不可)
エアロゾル:最初の4回は空吹き

内服
 腸管粘膜での食物アレルゲンの
 血中への移行を食前投与で阻止
  →アトピーを防ぐ
 効果発現は数日〜8週間
 消化管からの吸収はきわめて少ない
トラニラスト リザベン:カプセル100mg 1回100mgを1日3回 2時間後最高、半減期5時間
妊婦禁忌(特に3ヶ月以内)
授乳しない
喘息へは2〜4週間で効果発現





抗ロイコトリエン薬
 →気管支喘息





Th2サイトカイン阻害薬
 免疫抑制
 IgE抗体の産生を抑制
 抗ヒスタミン作用はない





抗トロンボキサンA2
 
→気管支喘息、アレルギー性鼻炎





抗プラスミン薬

トラネキサム酸 トランサミン
 散:50%
 カプセル:250mg
1日750〜2000mgを3〜4回分服
小児/日
 7〜14才:400〜1000mg
 4〜6才;250〜650mg
 2〜3才:150〜350mg
 1才未満:75〜200mg
次での紅斑・腫脹・そう痒
 湿疹およびその類症、蕁麻疹、薬疹・中毒疹





副腎皮質ホルモン

副腎皮質ホルモン配合剤 セレスタミン
 ベ
タメタゾン0.25mg
 メレイン酸クロルフェニラミン2mg
1日1〜4回
成人1回1〜2錠
小児に連用は注意(発育障害)
症状改善後は中止、短期間とする
眠気あり

2005/01/30


おくすりページ

MARIKOの隠れ家(笑)

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